医事関連のテーマを中心に感じたこと、考えたことを綴っていきます

医師事務作業補助者×診療情報管理士【新たなシナジーを生もう!】

以前に医療情報技師と診療情報管理士の相乗効果について、そして両方あったらよりレベルの高い医療事務員になれるのではという主旨で記事を書きました。

⇒⇒⇒医療情報技師(HIT)×診療情報管理士(HIM)~相乗効果でヨクなろう同じベクトル 持った僕ら無敵~

その記事ではそれら2つに職種は中身は全く違うけれどベクトルは同じだと書きました。

そして診療情報管理士が知らない情報収集、分析の手法を医療情報技師のスキルにて持ち合わせているのならば1+1は2にとどまらず3にも4にもなるとも書きました。

今回はそれの第2弾となりますが、医師事務作業補助者と診療情報管理士の関係性、相乗効果について述べていきます。

医師事務作業補助者×診療情報管理士

結論

医師事務作業補助者が診療情報管理士を目指すことも、診療情報管理士が医師事務作業補助者を目指すことも大変有益です。

お互いの業務はリンクし新たなシナジーを生み出します。

医師事務作業補助者

以前の記事の通り働き方改革そして次期診療報酬改定において医師事務作業補助者はまさしくキープレイヤーです。

⇒⇒⇒医師事務作業補助者の未来ってどうなの?【存在価値はもっと高まる】

⇒⇒⇒鍵はやはり医師事務作業補助者【医師の働き方改革】

⇒⇒⇒医師事務作業補助者フル活用への考え方【費用ではなく原価です】

また以前の記事では医師事務作業補助者の人件費は費用ではなく原価なのだとも書きました。

そして労働集約型産業の病院では戦略的に原価部門の人を増やすことが大事だとも書きました。

そしてポイントは戦略的に増やすということ。

医師のどのような業務をサポートしていくのか、

それによって医師の労働生産性がどれほど上がるのかということを経営層が適切に判断して医師事務作業補助者を配置していく必要があります。

また医師事務作業補助者という人材をどう育成していくのか、

管理、教育体制をどうデザインしていくのかという経営構想がとても大事になっています。

そしてそのような配置の前提には医師事務作業補助者自身の向上心、モチベーションの維持というのがないといけません。

各病院によって医師事務作業補助者の業務のやり方は様々です。

それこそ1人でいろんな業務を兼任している人もいれば完全に分業して同じ業務を繰り返し行っている場合もあるでしょう。

ですがスキルアップという点からすると医師事務作業補助者の技能というのは様々な診療科でいろんな経験を積んでこそ習得していけるものだと思います。

本来の業務から外れたことや同じ業務を日々繰り返しているだけでは医師事務作業補助者としての成長は望めません。

外来、病棟、検査部門、カルテ記載、オーダー入力、文書作成、サマリー作成、データ処理、そして診療科を問わず業務を行えるのであれば自分自身にとっても病院にとっても望ましい状況であるといえます。

そしてそこにもう1点加えてほしい技能が診療情報管理士業務なのです。

医師事務作業補助者と診療情報管理士

この2つの職種は関係性は深いのです。

医師事務作業補助者は診療報酬の請求事務(DPCのコーディングに係る業務を含む。)は業務としないことになっていますが業務としては必ずDPCは絡んできます。

DPCを知らないでは済まされない状況というのがあると思います。

そしてまた学会報告やカンファレンス準備などを遂行するには診療情報を的確に利用することが必要であり診療情報の基礎知識は知っておかないと業務に支障をきたす場面もあるかと思います。

その場合は当然専門職である診療情報管理士に聞いて教えてもらったり、データを提供してもらったりするのだと思います。

ですがそれならいっそ診療情報管理士の業務範囲まで網羅しちゃったら良くない?って思うのです。

これは思いつきで言っている訳ではありません。

そんな簡単に取得出来るものでもないという前提もふまえて言っています。

なぜすすめるかというと両者は業務として親密につながっているからです。

カルテ記載、サマリー作成などはまさに診療録管理と重なる部分です。

サマリー作成率を上げるには医師事務作業補助者の協力が不可欠ですし、カルテの質的点検、量的点検は診療情報管理士にとって欠かせない業務です。

診療情報管理士は診療記録に必要とされる医療法・医師法・療養担当規則・診療報酬請求制度などに規定された事項を十分把握し診療記録を構成する諸記録の種類について理解している必要があります。

そして診療記録に不備があれば担当医師に記載等依頼する訳ですがそもそもカルテ記載時に医師事務作業補助者がチェック出来ているのであればすごく効率的な業務の回し方が出来る訳です。

前述の通り医師事務作業補助者は診療報酬の請求事務(DPCのコーディングに係る業務を含む。)は出来ませんが知識としてスキルとして持っていることだけでもとてつもないアドバンテージとなるのです。

それは自身のアドバンテージでもあり病院全体としてのアドバンテージでもあります。

この2つの相乗効果ははかりしれないのです。

まとめ

今回の記事は医師事務作業補助者×診療情報管理士の相乗効果は大きいよって主旨でした。

そしてこれは医師事務作業補助者の方に診療情報管理士の資格をすすめているという話ではないのです。

もちろん興味がある人は目指してもらうのが1番です。

ですが今回の主旨でいうと別に資格取得に重きを置いている訳ではなくて、その資格取得の過程で得られる知識を学んでほしいなという気持ちで書きました。

今後も医師事務作業補助者でやっていくという人であっても診療情報管理の知識は必ず仕事の役に立ちます。

自分のスキルアップ、キャリアアップにつながります。

このブログでは何度か書いているのですが私は医療事務資格不要論者です。

ですがそれは資格を取得する為の学習を否定している訳ではありません。

学ぶことにはプラスしかありません。

そこは全肯定です。

こと医療事務資格に関してはそれを取得することによって就職、転職に有利という企業の宣伝が間違いなのでそこに踊らされないでねと言っているだけです。

このことからも分かるように資格取得の本質はそこに至る過程、学んだ内容な訳です。

資格取得はあくまで結果に過ぎません。

ですのでたとえ診療情報管理士の資格を取得しなくても、あるいは試験まで受けたけど落ちてしまったとしてもそこまでに学んだことは必ずプラスなのです。

だから資格のありなしは関係ありません。

医師事務作業補助者の知識、経験に診療情報管理の知識がプラスされれば間違いなくスーパー医師事務作業補助者に一歩近づくことになります。

ちょっとワクワクしませんか。

何より新しいことが学べる、身につくことは自分の成長につながりますからやってて楽しいと思います。

勉強が楽しい訳がないって人も多いと思いますが私はそう思います。

反対に診療情報管理士が医師事務作業補助者の業務を学ぶことも大事だなって思います。

実際診療情報管理士の資格を持った医師事務作業補助者や医師事務作業補助者の経験がある診療情報管理士の人っていると思いますがどういう感想を持たれているかは聞いてみたいです。

新たなシナジーは生み出されたのかどうか。

きっと生み出されていると確信しています。

 

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