本から得る学びってとても多いです。
ですが世に本はごまんとありジャンルも果てしなくありますので手当たり次第に読んでいくのは非常に効率が悪いです。
その前にそもそも読書にそんな時間をさけないっていう人も多いんじゃないでしょうか。
ですのでその点を考慮しまして今回は私が今医療事務員の方におすすめする本を3冊に厳選して紹介します。
主に自己啓発や人間関係の悩み対策的なところになるかとは思いますが何度も読み返してもらって実践することできっと役に立つ3冊だと確信しています。
まずは1冊でも手にとってもらえたら嬉しいです。
3選なので順位はついていませんので興味が湧いたところからどうぞ。
あと今回の3冊中2冊はオーディオブックでも聴けますので読むのが苦手っていう人や読む時間が惜しいって人はオーディオブックがおすすめです。
耳で聴くオーディオブックは目で読む本とは全然違います。
本では活字をピックアップして情報を追いますがオーディオブックの場合全てのテキストをフラットに聴くことが出来ます。
ですので文章や論理の構造まできれいに頭に入ってきます。
本がまるごと頭の中に入るような喜びが体感できます。
それによって話すことも上手くなりますし言葉も出てきやすくなります。
またオーディオブックは楽な読書法でもあるので一度聴いて終わりにはならず、2回、3回と聴けるので意外に長く続く読書法かなと思います。
最近本を読めていない人も、読書に戻るきっかけになるかもしれません。
楽に始められる、何度も繰り返して聴ける、ながら学習が可能、倍速聴き(4倍速まで可能)で時短になる、ということなのでオーディオブックは超おすすめです。
ごまお
最強の組み合わせは書籍もあってオーディオブックでも聴けるという2重の状態です。
オーディオブック単体でも十分なのですが文字を見ていないのでたまに間違って認識してしまっている語句やぼんやりとしか思い出せない文字などがあります。
後からググれば分かるのですが、あらかじめ文字媒体に目を通してから聴くとより効果的に頭に入って来ます。
そしてその後何度も繰り返し聴いていると記憶の定着がとてもいいのです。
これぞというお気に入りの本ならこの2重の方法もありだと思います。
唯一のデメリットはお金が2倍かかるということですがここは目をつむりましょう。
それでは本題に戻りまして「今医療事務員におすすめするきっと仕事に役立つ本3選」ということで始めていきます。
目次
【2019年版】今医療事務員におすすめするきっと仕事に役立つ本3選【超厳選】
結論
1度読むだけでは理解出来ないかもしれません。
ですが繰り返し読みそれを実践することで仕事をする上で必ず役に立つはずです。
【厳選その1】自分を変えたい、自分の強みを知りたいっていう人はこれ
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0
トム・ラス(著)、古屋博子(訳)
”成功を収めたすべての人に共通するのは、自分の才能とその活かし方を知っていること。
それがわかれば、欠点さえ強みになる。さあ、あなたの眠れる強みは何か。
自分の強みがわかるウェブサイト「ストレングスファインダー」へのアクセスコード付き。”
本体は本というよりストレングスファインダーを受信するためのアクセスコードを得るのが主目的です。
その為中古で買っても何の意味もありません。
ストレングスファインダーとは本についているアクセスコードをサイトで入力しその後出てくる数ある質問に答えていくと、34種類ある強みの中から5つの自分の強みを知ることが出来ます。
本の内容は、ほぼその診断結果を解説する内容でそれがメインではありません。
ストレングスファインダーを受けるのはアクセスコードひとつにつき1度限りなので家族2人分のストレングスファインダーを受けようと思えば2冊新品を購入する必要があります。
ですがその価値は十分にあります。
才能はあなたに見出されるのを待っています。
ですが多くの場合才能は未開発のままで本来の自分の強みをよく理解しないまま私達は人生を歩んでいます。
受けたことがない人はぜひ1度ストレングスファインダーを受けてみて下さい。
必ず才能を開花させる為の指針となるはずです。
本書には自分の強みを活かす為のアイデア、ヒントが詰まっています。
ストレングスファインダーを受ける前と後とでは確実に自分の行動が変わっていることに気づくはずです。
明確な目的意識、目標設定がしやすくなりそれが行動へとつながります。
自分の進む道がはっきりと見えてくるやもしれません。
ちなみに私の結果は以下のとおりでした。
1.収集心 2.慎重さ 3.責任感 4.内省 5.学習欲
この結果を得てからは、インプット過多に気をつける、アウトプットを意識する。
考えすぎず時には見切り発車も必要。
人を育てるということは本人に全てを任せ、自主性をうながすこと。
など強みを適正に活かせる為の注意ということにも気を配れるようになりそれも受けた効果かなと思っています。
自分がこれからも伸ばしていける可能性がどこにあるのか、それを知っているのと知っていないのとでは大きく違います。努力の投入の仕方が違ってくるのです。
本来は強みとして伸ばしていける部分にリソースを使わないといけないのです。
ダルビッシュ有投手の言う
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。
ということの意味は努力の投入箇所という問題をも含んでいますがそもそも強みとなる部分に投入しているかという話です。
そしてその部分を自分できちんと把握出来ていなければ努力のしようがないということです。
自分で自分の才能に気づくというのはかなり難しいのでやはりこの本はおすすめです。
ごまお
【厳選その2】人間関係の悩みをどうにかしたいっていう人はこれ
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見一郎(著)、古賀史健(著)
”本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。
欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いにきわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。
この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知ってあなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。
さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょう―。”
アドラーブームに火をつけたベストセラー本です。
既に読んだことがある人も多いのではないでしょうか。
アドラー心理学とは人は変われる、幸せになれるという前提にたち以下のように考えるのが特徴です。
・人は過去の原因に突き動かされるのではなく、自ら定めた目的に向かって動いていく
・いかなる経験もそれ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。どんな意味付けをするかにより、現在のあり方が決まる
・人間の悩みは全て対人関係の悩みである。どんな種類の悩みであれそこには必ず他者の影が存在する。
その中でも代表的な概念が「課題の分離」でしょう。

課題の分離が出来るだけで仕事のしやすさは格段に違ってきます。
医療事務では仕事の特性上接する人間の数というのが多くなります。
患者、その家族、同僚、上司、医師、他部署スタッフ、保険者など。しっかり自分と他者の責任の線引きが出来ていないとそのストレスは自分にばかりかかってきます。
そうならない為にどうするか、どのように状況をとらえるかということがとても大切です。
それが出来ずに苦しんでいるという人も少なくないでしょう。
そういう人にこそぜひ読んでほしい1冊です。
ごまお
【厳選その3】まさにストレスを力にする1冊
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
ケリー・マクゴニガル(著)、神崎朗子(訳)
”不安、プレッシャー、過去のつらい経験はエネルギーの源。
私たちは、「ストレスは悪いもの」と思っている。
しかし、その思い込みこそが有害だとしたら―?
本書では最新の科学的実験と実際のストーリーをもとに、「困難を乗り越えて強くなる方法」を解き明かしていく。”
当ブログでは過去にいくつものストレス、メンタル、マインドセットについての記事を書いています。
それはすなわちそれだけ医療事務でそこに苦しむ人がいるし実際私も目にしてきたからこそなんです。
私はこの業界しか知りませんのでほかとは比較出来ませんがメンタルが病んでしまう人の割合は比較的高いと思います。
それは上記で述べたような人間関係が1番の原因だとは思いますがそれ以外にも仕事の内容、量、働き方など様々な要素があります。
また世間の風潮として全体主義より個人主義、ハラスメント天国社会など強いメンタルが育ちにくい社会になりつつあります。
1億総ストレス社会と言われる現代においてもう既にどうしようもない感さえも漂っています。
しかしそうではない、正しい知識、科学的知見にもとづいた考え、行動がとれれば大丈夫なんだということを本書は示してくれています。
大丈夫どころかストレスを力に変えることが出来るとまで言ってくれているのです。
これは読んで知ってもらうしかないのですが、間違いなくストレスに対する認識が180度変わります。
今までの自分の常識、思い込みが全て逆転します。
本書を読み終わった後ストレスは必要だということの真意が分かります。
ストレスの活かし方が分かります。
「仕事=ストレスの塊」はある意味正解です。
であるならばストレスを力に変えることが出来るのであれば「仕事=力の塊」に出来る訳です。
こんなおいしいことはないでしょう。
そんなおいしいことを知らないのは確実にあなたにとって損なのです。
だまされたと思ってとりあえず1度読んでみて下さい。
そうすれば分かります、ストレスという概念に私達の社会がだまされているということが。
ストレスってマイナスイメージですか?
あなたがもしそう思っているのであれば急いで本書を読むべきです。
そうでないと一生損をしたまま生きることになります。
現在ストレスチェックが導入されていますが、あんな何の役にも立たないことをするくらいなら本書を読んだ人が院内向けに情報発信したり研修会を開いたりする方がよっぽど有益だと思います。
それぐらい本書は役に立つと思います。
医療事務関係なくともストレスに押しつぶされそうという全ての社会人、学生の人は1度は手に取って損はない1冊です。
ごまお
まとめ
3選に絞ったのには訳があります。
まずおすすめ本でググると少なくとも10冊、20冊、多いと100冊、100選とか書かれています。
確かに良書でおすすめなのかもしれませんがとにかく多すぎます。
そもそも50選とか100選とかありますがそれはおすすめと言っていいのでしょうか。
おすすめとは自分がいいと思った中から人に薦めたいと思う本のことです。
100選ってきちんと選んだのでしょうか。
それは選りすぐっていなくないですか、と思うのです。
本当におすすめであるならばきちんと読んでほしいはずです。
そして知ってのとおり本は1度読んだぐらいではほぼ忘れます。
中身の細部はもちろんのこと、大事なエッセンスさえも覚えてはいません。
頭に残す、定着させて役に立つまでにするには何度も読み返す必要があるのです。
そうなるとどう多くみても10選ぐらいが限界なんじゃないでしょうか。
時間が無限にあるならば話は別ですが、普段あまり本を読まない人も含めて考えるのであればおすすめ本は超絞るべきだと思うのです。
今回のこの記事は普段読書の習慣がある人、ない人かかわらず全ての医療事務員の方へのおすすめと考えたのでまだまだ紹介したい本もありましたがそこは捨てて超絞り込んだ訳なのです。
そして3選にはしていますが1冊目の「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0」は読書する本ではないので実質2冊です。
どちらも仕事にも人生にも役立つ本当にいい本です。
読んでない方はぜひ1度読んでみて下さい。
また逆に皆さんのおすすめの本も教えてほしいなと思います。
【2020年版はコチラ】
