医事関連のテーマを中心に感じたこと、考えたことを綴っていきます

【医事課の働き方改革】レセプト期間こそ早く帰って眠るべき【残業不要】

先日youtubeのCMでとある動画が流れてきました。

それは鴨頭嘉人氏という講演家の方の動画で働き方改革について語っていました。

その話を聴いてなるほどという部分もありましたし、別に思うところもありました。

今回はそれも踏まえた上で医事課の働き方改革について考えてみたいと思います。

【医事課の働き方改革】レセプト期間こそ早く帰って眠るべき【残業不要】

結論

レセプト期間特別信仰は捨てるべきです。

しっかりレセプトを見たいなら早く帰って充分眠るべきです。

働き方改革

鴨頭嘉人氏の話

”(一部抜粋)

いま日本って、働き方改革、働き方改革と言っているじゃないですか。

はっきり言っていいですか、あんなの働き方改革じゃないですよ。

政府は休日を増やそう、残業を減らそうって言ってるじゃないですか。

あんなの働き方改革になってませんから。

何がよくなってるんですか? 問題を増やしているだけじゃないですか。

そもそも、前提がずれてますよ。

政府は「働く時間を減らせば、日本人は幸せになる」って言ってるんですよ。

たとえば、自分が寝ている時間以外で、1日の労働時間が65%だったとしましょう。

それを65%から63%に減らせば、2%幸せになるということを前提に、残業を減らし、休日を増やそうって言ってるんですよ。

ふざけるな。そんなことで日本人は幸せにならない。

本当の働き方改革とは、「65%の時間、超楽しいんですけど!」ってなることじゃないの?違いますか?

それが働き方改革でしょ。

じゃあなんで政府は、こんなまったく無意味な活動をしているかわかりますか?

それは、今働いている65%を充実させる力が政府にはないからですよ。

今働いている65%を超楽しい!って変えられるのは誰ですか?

あなたです。あなた以外にはできないんですよ。

国のリーダーシップでは、絶対に働き方改革なんてできません。

1人1人が自分で働き方改革をやるんだと思った瞬間、もう改革は起きています。

めちゃめちゃ楽しそうに働いている人。働くのがつらいと言っている人。

その違いに、政府は関係ありません。

政党が変わったら、働いている気分が変わりますか?

関係ないですよね。

つまり、政府が何と言おうが、会社が何と言おうが、どうせ聞いちゃいないんです。

じゃあ誰の言うことを聞いて働いているんですか。

そう、自分なんですよ。

誰かの役に立ちたいと思って働いてもいいですし、稼ぎたいと思って働いてもいいんですよ。

そんなの最初から自由なんです。

だから本当は、毎日毎時間毎分毎秒、働き方改革を起こせるはずなんです。

そのことを知っているかいないかで、働いているときの気分が変わります。

それが本当の改革なんです。

どのように豊かに生きるかは、全部自分次第ですよ。

刺激を変えなければ、自分を変化させることはできない

私たちは、刺激がなければ、変化を起こそうとしないようになっています。

だから、変化したければ、刺激をインプットするしかないんです。

だから、いつもと同じ通勤時間、いつもと同じ通勤路、いつもと同じ業務、いつもと

同じ人との飲み会、いつもと同じ生活習慣では、アウトプットに変化は起きません。

これはごくごく自然な現象です。

じゃあどうすればいいか。

アウトプットだけ変えようと思うから、苦しいんです。

変えるのはインプット。刺激を変えます。

会う人を変えればいい。

住む場所を変えればいい。

仕事を変えればいいんです。

「今の環境、そんなに嫌いじゃない」「そんなに今の現状、変えたくない」っていう

人もいますよね。

そんな人は、通勤路を変えてください。

今まで電車だったら、車でいい。

歩いてみてもいいし、自転車に変えてみてもいいです。

会う人も変えられるはずです。

いつもと違う人と飲みに行く。

変えるんです、インプットを。刺激を。

読む本を変えたり、新しい勉強会に行ったりすれば、インプットだけでなく、出会う

人までセットで変わります。

自分の生活パターンを変えれば、絶対に会う人が変わるんです。

一番大きな刺激が、いとも簡単にゲットできます。”

自分の中の改革

鴨頭嘉人氏の話は要は事実は変えられなくてもとらえ方は変えられる。

全ては自分のマインドセット次第という話です。

しかし言葉にすればたやすいですが実際それが1番難しいのも事実です。

人間は変化を嫌う生き物です。

出来る事なら変わりたくない、苦労して新たなことなんかしたくない、そう思うのが当たり前なのです。

ですがここで大切なことは多くの人は変わらない方が苦しいのにあえてその道を選択しているということなのです。

そして本人はそのことに永遠に気づかないのです。

その人達に共通しているのは現状を当たり前と思っていることです。

昔からこのやり方だから、こう申し送られて引き継いでいるから、周りがこうしているから、世間一般ではこれが常識。これでは完全なる思考停止です。

そうです、自分で考えていないのです。

何も考えていないのに自分の中で改革を起こすなんて出来るはずがありません。

とらえ方を変える

常識は非常識

昨日からまたレセ期間が始まりました。

レセプト担当の人は「よし頑張ろう」とか「ひとつき早すぎるだろ」とか「また残業かあ」などいろんな思いがあるとは思います。

ここで必ず出る話題といえばレセプトと残業ということです。

これについては先月の記事に書きました。⇒⇒⇒レセプト残業ってホントにいる?【定時に帰ろう】

そもそも私はレセ期間でも残業はいらない派なので今回もそれを後押しする内容にはなりますが、さきほどの話と同様現状を当たり前と思うなということです。

医療事務にはいまだにレセ期間は特別な期間です信仰というのがあります。

確かに特別な期間です。

しかしそれは単にレセプトを作成する期間というだけです。

振り返れば昔は電子化されていなかったのでマンパワーと時間を投下して仕上げるという方法でしたしそれがやむを得ない面も多分にありました。

ですが現在これだけコンピューターが進化してレセプトチェックソフトもあるのに昔と同様残業が減らないというのであれば完全にやり方が間違っています。

もしくは統括している上司のマネジメントが間違っています。

適正な人数に適正な時間を配分すれば残業は限りなく最小限に出来るはずです。

そこに決まった方法は存在しません。

おのおのの医事課がそこの状況に合わせて臨機応変に働き方を工夫、改良していくことで変化し改善されていくものです。

しかしそうしているところは多くはないのではないかと思います。

10日までなら休日出勤も普通に行う、最初の何日間は残業があって普通など訳が分からない普通が横行しています。

昔から引き継いでいるレセプトの慣習をそれが当たり前と思い込んでいる節が多分にあります。

医事課の常識は世間の非常識ということにもう気づけないのです。

これがいけない点はさきほどと同様思考停止している点です。

以前のことは踏襲してはいけないのです。

それはたとえ前月だとしてもです。

前月のやり方と全く同じであるならばそれはあなたが前月と全く同じということです。

すなわち成長していないということです。

レセプトに当たり前なんかないのです。

唯一ある当たり前は10日に提出する、ということだけです。

ただそこにコミットしそしてなおかつ時間内で終わらせるにはどうすればいいのかということをもっと考える必要があります。

これは個人でも医事課全体でも考えぬくべき課題です。

そこをせず漫然と毎月のルーチンと割り切って行っている人って結構いるのではないでしょうか。

時間は量じゃなく質

前にも言ったので繰り返しになりますが、時間をもっと重く見るべきです。

以前の例では朝に15分かかる仕事は昼では30分かかり、夜では2時間かかるといいました。

これは皆さんも感覚的に感じているはずです。

そこまでの差はないとしても午前中の仕事量を夜同じ時間でやりなさいとなれば大部分の人は出来ないと思います。

これは意志力が関係していて意志力は朝満タンであっても使用するごとに減っていくのです。

ですので夜の時点で朝と同じ力が発揮出来る訳がないのです。

21時とかだともう意志力はゼロに近いかもしれません。

そんな中効率的なレセプト点検を行うことが困難なのは分かることだと思います。

21時はないけど19時ぐらいならまだいけるんじゃないかって思う人もいるかもしれませんがそれも同じことです。

それならもう帰って明日の午前中にすべきです。

睡眠時間を確保せよ

学生時代の試験前の徹夜勉強、期日に間に合わす為の徹夜の仕事、どれも超効率が悪いです。

人間にとって十分な睡眠はとても大切です。

ショートスリーパー、ロングスリーパーもいますが人が必要な睡眠時間は平均7時間から8時間といわれています。

それ以下だと集中力が落ち、仕事のパフォーマンスも落ちることは科学的に証明されています。

ですがレセ期間だから仕方がないと思っている人の生活パターンは次のようになります。

①寝不足で日中集中出来ない、レセプトがはかどらない→②終わらないので残業→③残業しても全然はかどらない→④夜遅く帰宅、疲れる→⑤寝るのが遅くなる→⑥寝不足→①へ戻る

結局、疲れる、自分の時間がとれない、全然楽しくない、といった「自分は何の為に働いているんだ」シンドロームに突入していきます。

かたや十分な睡眠時間がある人だと次のようになります。

①十分な睡眠時間を確保している→②日中の集中力がMAXまで高まる。レセプトがはかどる→③時間内だけで仕事が終わり残業の必要なし→④早くに帰宅。自分の時間が十分とれて趣味や勉強の時間も確保出来る→⑤早めの就寝が可能になる→①へ戻る

結局睡眠時間の確保は仕事の成果につながります。

そして仕事は行っている時間の長さは関係ありません。

要は質の問題です。

どれだけ濃い時間をかけられるかということです。

ですのでレセプトを点検する時間の目安はあってないようなものなのです。

長くても短くても正解です。

長くて濃い時間、短くて濃い時間どちらも高いパフォーマンスを発揮しています。

そしてより楽に完了させたいなら短いことに越したことはないです。

よって逆に長くて薄い時間、短くて薄い時間の使い方は非効率なのです。

つまりは仕事とは「集中力×時間」の1点につきるということです。

そこを理解しているのならば残業で睡眠時間を削ることにメリットが1つもないことが分かると思います。

忍耐力

まず組織で働く上で何も我慢出来ないというのは論外です。

そもそもそんな人は医療事務の世界には来ないと思いますが。

そして次にそうなると誰しも大小あれど我慢し耐え忍ぶことがあるはずです。

問題はその内容とその度合いです。

そしてそこでは使うべき忍耐力とそうでない忍耐力があります。

使うべき忍耐力とはそうすることによって将来にプラスになる忍耐力です。

たとえばレセプト点検時の解釈の読み込みです。

一部解釈をまるで読書のように楽しんで読む変態の人も存在しますが大部分の人にとってあのまどろっこしい書き方の一読しただけでは日本語なのに書いてある意味がよく分からないという本はなかなか好きにはなれません。

知りたい箇所にたどりつくのに何度もページをめくっていくという作業はまさに忍耐力を要します。

しかしここで耐えることには意味があります。

そうすることで知識が蓄積され自分の血肉となります。

ですのでこの苦しみはいつか報われるのです。

点と点の知識が線となりブレイクスルー出来るのです。⇒⇒⇒医療事務と天職と転職【コネクティング・ザ・ドッツ】

しかし一方で使ってはいけない忍耐力もあります。

それはただ耐えるというものです。

苦しみを耐えるだけの行為は何もプラス要素を生み出しません。

ただしんどい、疲れるだけです。

そしてそれはレセプトでいえばそれは残業時のレセプト点検にほかならないのです。

いやいや残業時といえどもレセプト点検をしているのだからスキルアップにつながっているんじゃないのかという意見もあるかと思いますがそうではありません。

先にも言いましたように夜の時点で意志力、集中力はなくなっています。

その状態での点検はただこなしているだけにすぎません。

そもそももう考える力が残っていないのです。

そんな中いくらレセプトを見たって頭が吸収出来ないのです。

私が思う残業の唯一のメリットは自己納得感だけだと思います。

そんな言葉があるのかどうかも知りませんがそれだけは得られると思います。

自己満足感ではないです。自己達成感でもありません。

それを感じているという人は偽りの満足感、達成感です。

要は自分は頑張ったと思いたいという思いがあるということです。

つまりは納得感です。

給料も安く、ヒエラルキーも低く、それでいてレセ期間は忙しいという状況では自分のモチベーションの維持が出来ません。どこに救いを求めるかといえばもうそれは自分自身しかない訳です。

その時に残業している自分をどこかでほめたいのです。

自分で少しは認めたい、納得したいのです。ただそれだけの為だけだと思います。

だとするならば余計にとっとと帰った方がいいのです。

早く帰ってよく眠り時間内に最高のパフォーマンスを発揮して残業をなくすことの方がよっぽど上司からの評価も上がり、何よりフィジカルもメンタルもずっと楽チンです。

今耐えることによってこの先の自分にプラスになる、自分自身がパワーアップ出来るというのであればそれは使うべき忍耐力ですがそうでないのであれば耐えることには何の意味もないのです。

まとめ

働き方改革によって残業は減らしていかなくてはいけない、なのに業務量は以前と変わらない。

そこですべきことは今までの常識を捨てることです。

仕事のやり方をしっかり考え抜くことです。

そこをせずただ残業を減らせばいい、休日を増やせばいいというだけの考えでは何の改革にもなっていないのです。

冒頭の鴨頭氏が言っていたとおり自分のマインドセット次第で毎日毎時間毎分毎秒、働き方改革を起こせるはずなんです。

今回言いたいことは結局「成果を上げる為に働くのだから時間なんて関係なくね?」ってことです。

そしてこれを医療事務に持ってくると「レセプト作成する為に働いているのだから時間関係なくね?」ってことです。

そしてその為に大事にすべきものは集中力であってその集中力を蓄える為には十分な睡眠時間が必要なのです。

そしてもう1点大事なことは集中する為には分散が必要ということです。

人間は1日中集中することなんて出来ません。

本来MAXの集中というのは1日で3~4時間ぐらいしか発揮出来ないそうです。

であるならばそこに大事な仕事を持ってきてやりきってしまうことが1番効率的なのです。

そしてその集中力をチャージするのに必要なのが分散なのです。

つまり何もしない時間、集中力を使わない時間です。

そうやって脳を休ませる時間が必要です。

ぼんやりしたり、空を見たり、ストレッチをしたりなどの優雅に時間を使うことでリラックスし集中力は高まっていきます。

そしてその集中力を日中使うことで効率的に仕事が進み定時に帰れます。

そして早く帰れば時間が出来その時間を優雅に使いというような好循環を生み出します。

十分な睡眠時間の確保、そしてリラックスタイムの確保、それらがひいては質の高いレセプト作成に貢献するとしたら残業などせずとっとと帰った方が得策なのではないでしょうか。

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