サイコパス的医療事務員を目指してみる【サイコパスの能力・機能性から学ぶ】

いきなりタイトルを見てこいつとうとうおかしくなったんじゃねえ?と思われた人もいるかもしれませんがいたって真面目な仕事論を述べていきますので心配しないで下さい。

まずサイコパスという言葉にあまり良い印象がないかと思います。

私もサイコパス=シリアルキラー(連続殺人鬼)というイメージが強くて昔はサイコパスはみんな犯罪者という偏った見方をしていました。

ですがサイコパスといっても良いサイコパスと悪いサイコパスが存在します。

今回はその良いサイコパスの能力、機能性から学べるところを学び仕事や日常生活に活かそうという話です。

サイコパス的医療事務員を目指してみる【サイコパスの能力・機能性から学ぶ】

結論

サイコパスの合理性、メンタルには学ぶべき点があります

サイコパス

サイコパスとは?

ウィキペディアには以下のように示されています。

”精神病質(せいしんびょうしつ、英: psychopathy、サイコパシー)とは、反社会的人格の一種を意味する心理学用語であり、主に異常心理学や生物学的精神医学などの分野で使われている。その精神病質者をサイコパス(英: psychopath)と呼ぶ。

特徴

・良心が異常に欠如している

・他者に冷淡で共感しない

・慢性的に平然と嘘をつく

・行動に対する責任が全く取れない

・罪悪感が皆無

・自尊心が過大で自己中心的

・口が達者で表面は魅力的      ”

 

これはまさしく一般的にイメージされているサイコパスです。

ですがサイコパスには一次的サイコパスと二次的サイコパスがいます。

簡単にいうと一次的サイコパスは上記の特性を持った人が社交的で外交的になったサイコパス、コミュニケーションスキルを身につけたサイコパスです。

逆にコミュニケーションスキルもなく、自己中心的なサイコパスを二次的サイコパスといいます。

ですのでシリアルキラーは二次的サイコパスとなります。

サイコパス=社会不適合者ではない

サイコパスみんなが社会不適合者ということではありません。

彼らはサラリーマンには向いていないかも知れませんが条件が整えばものすごい手腕を発揮できるケースが少なくありません。

むしろ成功者にはサイコパス気質の人が多いとされています。

2014年にTIME誌が紹介した「サイコパスの多い職業トップ10」では以下のとおりとなっており社会的地位の高い職業にはサイコパスが多いことが分かります。

第1位:CEO

第2位:弁護士

第3位:メディア関係者

第4位:セールスマン

第5位:外科医

第6位:ジャーナリスト

第7位:警察官

第8位:聖職者

第9位:シェフ

第10位:公務員

サイコパスに学ぶ①

サイコパスのどの点を学べばいいかですがズバリ合理性です。

一時的サイコパスの特徴を簡単に言うと

・自分の感情を切り離すのが上手い

・他人に流されない、決断が早い

・冷静に自分を観察出来て非情な決定や事実でも受け入れられる

・感情に執着がないので自分が合理的だと思う選択肢をそのまま選ぶことが出来る

 

これを見てみるとかなりメタ認知に近いなと感じます。

私は仕事で最も必要なものは個人ではメタ認知、組織では職員エンゲージメントと思っていますがそこの個人部分でかなり共通しているところがあるように感じます。

また感情に執着がないというところも非常に大切だなと思います。

執着がないから今あるものをすぐに捨てられて次の挑戦も出来るのです。

この気質の部分は学ぶべき点が多いと思います。

サイコパスに学ぶ②

もう1点参考にすべき点があります。

それはメンタルです。

良い悪いは別としてサイコパスのメンタルはある意味最強です。

それは当然で共感能力がなくて、自己中心的で責任感が欠如していて口が上手い人のメンタルが強くない訳がありません。

これをこのままトレースするととんでもないことになりますが参考に出来る側面もあるのではないかと思います。

たとえば仕事に共感力は必要ですがありすぎる共感力は仕事のスピードを遅らせる要因にもなりかねません。

また自己中心的まではいかなくともある程度の自信はあった方が仕事が上手くいく場合も多いです。

要は加減の問題なのでサイコパスを完全に否定するのではなくて学べる部分をエッセンスとして抽出し自分流に使っていけばいいことだと思います。

感情を切り離す

サイコパスは自分の感情を切り離すのが上手い、それはメタ認知とも近い。

それはすなわち自分の中から生じた思考を一歩引いて観察することで自分じゃないと思える感覚です。

だとすればどういうトレーニングが有効なのか。

そもそも感情を切り離す訓練ってどんなものがあるのかってことですが結構いろいろあります。

いろいろありますが要するに今の自分を客観視して見るイメージを作ることが出来ればどんな方法でも効果はあるようです。

中でも脱フュージョンという方法は割と簡単で効果もあります。

その中でもいくつかの手法がありますのでそれはググってみて下さい。

まとめ

サイコパス的医療事務員とはすなわち合理的で強いメンタルを持つ医療事務員ということです。

これは言葉で言うのと実際目指すのとではかなりの差があります。

つまりサイコパス的医療事務員とは医療事務員としてはかなり究極的な姿に近いと思います。

それぐらいその能力、機能性を習得するのは難しいのです。

まず「感情に執着がないので自分が合理的だと思う選択肢をそのまま選ぶことが出来る」。

これが出来る人はなかなかいません。

誰だって自分の感情に執着してしまうからです。

そもそも医事課、もっというなら病院という組織は合理性ということで物事が進んでいくことはなかなか困難です。

今までやったことがない、前例がないという理由だけで簡単に合理性なんて吹っ飛んでしまう世界です。

そこには事なかれ主義や保守的思考が優先しがちなのです。

そこを無視して合理性を優先して推し進めること自体がかなり無理なことなのです。

なので合理的に事を進める為にはそれを進める上での協調性や調整力というものが必要なのです。

そして何より周りの声に左右されない強いメンタルが必要です。

医療事務は事務とはいいながらかなりメンタルな部分の負担が強い職種です。

それは医療の現場ということもそうですし、接する相手が患者、家族、病院スタッフ、保険者、業者など多岐に渡り様々な対応を必要とされることも関係しています。

それに加えて医事課内での人間関係もあります。

その中で自分の立場を維持するにはそれなりのメンタルを持っていないとやってはいけません。

現にそこが持たず辞めていく人を何人も見てきました。

結局最後はメンタルです。

だとすればサイコパスの特性を知りそこから学び吸収していくことはとても意義があることだと思います。

自分なりにサイコパスを理解しその機能性を習得する為に学んでいくのもいいのではないでしょうか。

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