今回は中医協下部組織の診療報酬基本問題小委員会から入院医療についてです。
目次
【2020診療報酬改定】第2ラウンド開始に向けて【中医協ウォッチ⑨】
結論
入院医療分科会の第2ラウンドでの論議で何が検討されていくか要注目です。
入院医療について
急性期一般入院料1について
★チェックポイント
・小規模な病院ほど高齢や認知症の入院患者が多い」ことから、2018年度改定における重症度、医療・看護必要度の見直し(A項目1点以上・B項目3点以上のうち、「診療・療養上の指示が通じる」「危険行動」のいずれかに該当すれば重症患者とする)が「重症患者割合30%以上」クリアなどにどのように影響しているのかの分析が重要
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※看護必要度については以前に記事にしました
地域包括ケア病棟入院料について
★チェックポイント
2018年度改定で「在宅等患者の受け入れを積極的に行う小規模病院の地域包括ケア病棟を高く評価する」ことになったが、在宅医療等の提供状況を見ると、【在宅患者訪問看護・指導料】や【開放型病院共同指導料】などは極めて低調であり次期改定にてどう対応するか
[pdf-embedder url=”https://ijikano.com/wp-content/uploads/2019/08/082971.pdf”]回復期リハビリテーション病棟入院料について
★チェックポイント
リハビリテーション実績指数(入院から退棟までにどれだけ状態が改善したかを数値化)について、多くの回復期リハビリテーション病棟が基準値を大きく上回っている結果をどう考えるか。
当院も回復期リハビリテーション病棟を持っていますが実績指数はかなり高くなっており余裕でクリアしています。次期改定では間違いなく基準値の引き上げをしてくるのではと予想します。
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