医療事務は診療報酬、保険請求のプロ、だから自覚とプライドを持って仕事に向かいなさい、と遠い昔上司に言われたような記憶があります。
今になって思うのはだからしんどかったのかなということです。
今回は医療事務のプライドなんて捨ててしまいましょうという話です。
ごまお
目次
プライドを捨てると仕事はうまくいく【医療事務の働き方】
結論
人目を気にせずどんどんチャレンジしていく人が成果を出します。
そのために必要なことはプライドを捨てることです。
プライドはいらない
誇りとプライド
プライドと誇り、自尊心というのは意味としては同じです。
ですが仕事においては少し違っているように思えます。
仕事で使うプライドの意味はどこか傲慢さを含んでいます。
対して誇りには自負という意味合いが強いように思えます。
ですので誇りを胸に、プライドは捨てる、が1番いい姿勢だと思います。
足かせ
高いプライドってただの足かせにしかならないです。
持っていて良かったなあ、得だなあなんて思うことはありません。
反対にただただ嫌われます。
仕事をしていてプライドが高くて評判がいい人になんか出会ったことはありません。
評判がいい人は大概がその真逆の人です。
腰が低かったり、いい意味でバカだったり、そんな親しみやすい人の方がはるかに評価は高いです。
ここは結構大事なところで好かれやすいというのは仕事をする上で重要なファクターです。
社会、職場というのは良い意味でも悪い意味でも人間社会であって単純に仕事ができれば何でもうまくいく、とはならないのです。
そこには人の感情が大きくかかわってきます。
同じ想いを共有できたり一緒にいてて楽しかったり、そんなことが意外にもその人の評価を大きく左右します。
そして実際の仕事のでき以上に好かれる人の方が仕事の評価は高いのです。
だとするならばたとえ仕事ができたとしてもプライドが高い人の評価はなかなか上がりません。
プライドは足かせ以外のなにものでもないのです。
ごまお
プライド論
医療事務のプライド
医事課は病院の経営に直結する部署で医事課のレベルの高低が収益に大きくかかわってくる。
そこを自覚し自己研鑽も含め医事課全体のレベルを高めていく努力をしていこう、自分がまわりを引っぱっていこう、というようなプライドなら持っていてもいいと思います。
ですがこれはそれこそ誇りの部類だと思います。
プライドはもっとチープです。
他部署からなめられないように必ず言い返す、マウントを取りにいく、絶対知らないとは言わず知ったかで通すなどそれはプライドではないよということに一生懸命な人も中にはいます。
それはただ虚勢を張っているだけです。
他部署からなめられないようにと思っている人は心配しなくてもすでになめられています。
そもそも他の部署は敵ではないのです。
同じ組織の同じチームの仲間です。
協力しあっていく相手に対してなめられないようにと思っている時点でズレているのです。
そんなところに医療事務のプライドを出されたら医療事務のプライドがかわいそうです。
自意識過剰
プライドを気にする人や口にする人は自意識過剰です。
虚勢を張っている時点で十分すぎるほど自意識過剰です。
そもそも他人は大して自分のことを気にしていませんし、また他人にどう思われていようが関係ないことです。
そんなことを考えるぐらいなら今の自分にできる最高のパフォーマンスを出すためにはどうすればいいのかをもっと考えるべきです。
まわりは関係なく自分に集中なのです。
レセプトのプライド
私はそうは思いませんがレセプト業務が医療事務の花形だと思っている人が結構います。
「プライドを持ってレセプト業務を行っています」とはっきり口にする人もいます。
そういえることはすばらしいことだとは思います。レセプト業務にのぞむ気持ちというのも伝わってはきます。
ですが逆に堂々と口にできるのはある意味危ういとも思うのです。
なぜならプライドは謙虚さをなくさせてしまうからです。
そもそもこういうことを口にできる人は自分ができる人との認識があります。
でないとそこまでのことを人には言えません。
だとするとそのレセプトのプライドが今以上の成長への邪魔をするのです。
レセプトで聞かれることはあっても反対に聞くことはありません。
というか聞けません。知らないと思われることが何より怖いので。
そして新たなことを貪欲に吸収していこうという気構えもありません。
もうプライドでまわりを固めすぎて進むこともままならないのです。
このタイプの人が危ういのは貯金を食いつぶしてるにすぎないからです。
今までの知識と経験の貯金を使い続けているにすぎません。
知識のアップデートをし続けなければこの先のレセプト業務はできません。
ましてICT化が加速していくことは分かっているのですからその分野の知識も吸収していかないといけないのです。
ですがレセプトのプライドとやらを振りかざす人にはそこは見えないのです。
自分がどれほどのレベルかを1度確かめた方がいいと思います。
そこの病院の医事課では1番かもしれませんが他の病院にいけば全く通用しないかもしれません。
自分がプライドを語るレベルにないことを思い知るやもしれません。
そしてレセプトのプライドなんて持つだけ無意味ということに気づけるかもしれません。
ごまお
まとめ
今まで述べてきたとおりプライドがあると仕事の成果は出しづらいのです。
ですのでプライドなんかない方が仕事はうまくいきます。
どうでもいいプライドなんかさっさと捨ててしまうべきです。
そうはいっても本人にとってはどうでもいいと思っていないからこそプライドなのでしょう。
だったら強制的に捨てざるをえない方法をとるべきです。
それは挫折することです。
挑戦して挫折すればプライドなんて何の役にも立たないことが分かります。
そしてプライドを捨てればさらに挑戦できて挫折しそこから学び成果につながるということが分かるはずです。
大部分の人たちはこのプロセスを避けます。
それは失敗したくないからです。
ですがそれは間違っています。
挑戦しないことが失敗です。
長い目で見たとき今挑戦しないことが大きな失敗、誤りなのです。
そこに気づくべきです。
あと思うのですが医療事務で失敗したところで死にませんし、借金を負うわけでもなく何の損害もありません。
メンタルの損害が大きいんだという意見もあると思いますがそれは自分のとらえ方です。
そこをコントロールするすべは社会人なら日頃から身につけておくべきです。
全てはマインドセットで変わります。
どうやったら医療事務をもっと楽しくやりがいのある仕事として続けていけるのか?
仕事をうまくやる方法は常に考えるべきです。
そしてその第一歩はプライドを捨てるということなのです。
ごまお