医療事務員が持っていてホントにメリットがある資格とは?【実際は何が有用?】

医療事務に国家資格はありません。

対して医療機関の他の職種はというと、医師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、臨床工学技士、社会福祉士、歯科衛生士、精神保健福祉士等全て国家資格です。

なのでまわりは国家資格だらけという環境にはなるのですが、その中で医療事務員として働くのに本当に持っていてメリットがある資格って何なのか?という所を述べていきます。

これは現在医療事務員として働いている人は勿論、これから医療事務を仕事として目指そうとしている学生の方にも参考にしてもらえればと思います。

ただし、完全に私見ですのでそこの所をふまえてお読み下さい。

医療事務員が持っていてホントにメリットがある資格とは?

結論

 

まずランキングを見てもらいましょう。

 

1位 学士

2位 医療情報技師、基本情報技術者

3位 診療情報管理士

 

以上です。

拍子抜けかもしれません。

どこにも医療事務~やメディカル~、診療報酬~のような資格が入っていません。

そうです、医療事務関係ねぇじゃん状態です。

理由を説明していきます。

結局学歴社会なんだよね

1位は学士、要は大卒です。

これはもう単純に基本給が大卒>短大・専門卒>高卒だからという理由です。

日本社会は良くも悪くも学歴社会です。

会社に入る際給与面で大卒が一番有利なのは皆さんもご存じの通りです。

現代の一般企業においては能力主義、成果主義の人事制度を導入している所もありますが、医療機関でその制度が浸透するのはまだまだ先でしょう。

そうなると単純に給与面では大卒が有利ということです。

Fランだろうが夜間だろうが通信だろうが大卒はそれがメリットです。

ITはやっぱり避けては通れない

2位については将来という視点で見た時今後も一定数必要になってくるからです。

医療ICT化がこれからもますます加速していくことを考えると、ITスキルは必要不可欠になっていきます。

それはシステム管理、情報管理部門の役割で事務は関係ないと思う方もいると思います。

それはその通りです。

ですがここで言っているのはそういう意味ではなくて、ICT化が加速するとその事務のポジションが狭くなってくるのが明らかだということです。

なのでその分野の知識、技術を勉強しておくことで自らの存在価値を高めるという点では大きなメリットと言えます。

認定者数は結構います

3位についてはデータ提出の必要性、経営のデータ分析の役割等各医療機関一定数必要とするので持っているメリットはあります。

医療事務そのものの資格は?

医療事務の資格については「医療事務の資格って必要なの?」に書きましたのでぜひお読みください。

⇒⇒⇒【現場の声です】医療事務の資格って必要なの?【医療事務資格は意味ない!?】

大事なのはビジョン

あらゆる資格に言えますが取得することはゴールではありません。

それはあくまで目的を達成する為の手段に過ぎないということです。

それならその目的とは何なのか?

一番大きな意味あいで言うと幸せな人生を送りたいということでしょう。

その為には仕事をやりがいのあるものにしたい、充実させたいという思いがあると思います。

それでは医療事務員にとって充実した仕事はどうしたら得られるのか。

そう考えると資格の有無は関係しないのではとも思えてきます。

極論を言えばその通りです。

医師をはじめ他の国家資格はそれがないと仕事が成り立ちません。

対して医療事務は資格がなくても成り立ちます。

資格がなくても出来る仕事です。

通信や通学で医療事務の資格講座を取得してから仕事を探して現場に入ってという手順を踏まずとも、とりあえず現場に入って働きながら資格講座を受けるぐらいで十分です。

言ってしまえばそれでも取れてしまう資格なのです。

なので私は医療事務資格不要論者です。

誤解しないでほしいのは学習する行為自体を否定している訳ではないということです。

大切なのは取得することではなくてそれによって得た知識をどう仕事に生かすかということです。

そういう点で見た時医療事務資格を持っている人がアドバンテージがあるとは思えません。

医療事務講座にひとこと

これはそもそも医療事務資格が乱立していてそれでいて大して取得の難易度が高くないということも影響しているんだと思います。

初めにあげたランキングの資格はやはりそれなりの勉強量、時間が必要です。

だからそれ相応の価値があり、本人の自負もある訳です。

割と簡単に短い時間で取れてしまうものであればやはりそんなに価値は出ないし、学習の意義というのもそれほど感じれてないと思います。

そうだとすると資格を仕事にどう活かすかなんてことを考えることも難しいかもしれません。

これは資格取得をうたって受講生を集めているそれぞれの医療事務関連企業の姿勢にも関係していることだと思います。

ビジネスだから仕方ないことなんでしょうが、もっと実情にそったアプローチをとった方がいいと思います。

短期間で資格が取れて仕事に就ける、といううたい文句はその通りなんでしょうが、その資格は実際医療機関で評価されているものなのか、資格手当としてみなしてもらえるものなのか、その答えを企業の方は知っている筈です。

そこは説明せずに有資格者を量産しても現場に入ってからギャップに苦しみ辞めていく人が多ければ意味がありません。

名ばかりの資格では意味がありません。

まとめ

 

資格取得で得られるメリットは3つあります。

1つ目は知識、技術の習得です。

2つ目は待遇面の向上です。

3つ目は自信ややる気などのモチベーションへの寄与です。

 

今回紹介した資格は全てこれらの条件を満たしていると思いますのでぜひチャレンジして頂きたいなと思います。

 

 

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