医事関連のテーマを中心に感じたこと、考えたことを綴っていきます

【自主性or強制?】医事課の組織論【上司と部下の関係性とは】

上司と部下の関係性の悩みはいつの時代になっても尽きません。

上司は部下が思うように動いてくれないことに悩み、部下は上司が自分のことを分かってくれないことに悩みます。

医事課という組織でもそれはまったく一緒で医事課長、課長代理、係長、主任、医事課員とそれぞれがそれぞれの立場の不満、ストレスを感じ悩みを抱えています。

今回は医事課の組織論ということで述べたいと思います。

ごまお

ピラミッド組織はどうあるべきか?

【自主性or強制?】医事課の組織論【上司と部下の関係性とは】

結論

上司は意志決定を行う。

 

部下はそれに従って行動する。

 

これが大原則です。

組織論

組織とは

集団と組織の違いとは何でしょうか?

答えは集団は人が集まっただけであり、組織は以下の3つの要素を満たす人の集まりです。

チェスター・アーヴィング・バーナードが提唱している組織の3要素

 

1.共通目的(組織目的)

 

2.協働意志(貢献意欲)

 

3.意思疎通(情報共有)

つまり組織には共通の目的に向かって協力しあって動くという推進力が必要不可欠です。

その指示命令系統のトップが部署長であり実際にそれを動かしていくのが個々の力の集まりなわけです。

掃除をすれば業績があがる?始業前の朝礼が業績をあげる?

トイレ掃除をすれば業績があがるという話はよく聞く話です。

これは

・掃除をして整理・整頓されている→日々の仕事でムダが無くなる

 

・掃除をすれば仕事に必要な段取り重要性に気づく

 

・掃除を続けることで継続する力がつく

 

・掃除をする→身の回りの汚れに気づくようになる→周囲を気にするクセがつく→先読み力がアップする

といったいろんなロジックが展開されることになるのですが1番の理由は組織の一体感、推進力があがるからだと思います。

つまり、上司が言うとおりに全員が行動するから仕事においても効率よく伸びていくということです。

これは始業前の朝礼でも同じことで毎朝始業前には朝礼を行うという上司の命令にきちんと従える組織は仕事においてもその方向性と足並みをそろえることができるから、ということです。

上司と部下の関係性

職場は出来るかぎり働きやすい、気持ちいい環境にしたいというのは誰しも思うことです。

そこで上司と部下との関係で意見が分かれるのが上司が部下に対して「話しやすい雰囲気をつくる」「部下に伸び伸び仕事をしてもらう環境をつくる」という点です。

これは0か100かということにはならなくてバランスの問題にはなります。

ですがどちらかを選択となれば答えはNOです。

ここで上司も部下もしっかり認識しておかなければいけないことがあります。

上司→ルールをつくる立場

 

部下→ルールをまもる立場

これが前提です。

上司は意志決定するのが仕事です。そしてその決定には責任を負っています。

対して部下はその決定をもとにどれだけ行動できたかで評価されます。

そこには責任は存在せず個人の意見もないのです。

簡単に言えばこれだけです。

ですがこれではすべては強制か?

部下の自由はないのか?

ということになりますがはっきり言っておきますが部下に自由なんかありません。

私たちは組織の中にいます。

法人のビジョン、意向に沿って医事課は動き、医事課のビジョン、意向に沿って医事課員は動くのです。

そこに個人の意向をいちいち反映していたら組織なんて機能しません。

最近特に感じるのがその点です。

自主性を重んじる、働きやすい職場、ハラスメントのない職場ととかく個人の権利、自由というところが強調されますがその前にまずは組織の一員だということを忘れないでほしいです。

法人が決定した戦略に沿ってみんな動くのです。

自分がやりたいことをするところではないのです。

自分で選択して今いる組織に入ってきておきながら自分の主張を通そうとすること自体が間違いです。

上司の指示に100%納得して従えないというのであればそこでは働くべきではないです。

それはあなたにとっても組織にとっても不幸なことなのです。

ごまお

上司の指示は絶対やねん

上司が無能な場合どうする?

いやいやあんた分かってねえよという人もいるかと思います。

上司がデタラメ、無能すぎるんだ、そんな上司の指示には従えないと。

そういう思いもあるでしょう。

私自身部下にそう思われているかもしれません。

ですがここでもはっきり言いますがそれでもその上司の指示には従ってください。

上司に上司たる能力があるかどうかはその上司とその上の上司の問題であり部下のあなたには関係ありません。

ここで多くの人がおちいってしまうのはこんな上司の言うことなど聞きたくないという感情的な反応です。

もちろんその気持ちは分かりますが重要なのは法人というものが「ビジョン、方向性を帯びた組織」であることです。

単なる集団とは異なるのです。

ですので自分が組織に属している以上没個性を求められることは当然のことなのです。

これは私が今医事課長だからというポジショントークではありません。

私はひらの医事課員のときも主任だったときもそのほかいろんな立場のときを経験してきました。

ですのでそれなりにそれぞれの想いも分かっているつもりです。

そしてそれも踏まえて出た結論が今回述べていることなのです。

上司をなめている

ここでひとつ補足しておきます。

上司の指示に部下は従いなさいとは言いましたが、部下が納得するための上司の説明努力は絶対必要です。

そこの努力を怠ると単なる横暴な上司に成り下がるので自分自身の戒めとして日々注意している点ではあります。

しかしそれでも中には納得してくれない人もいます。

逆にその決定の理由を求めてくる場合もあります。

前述したとおり上司の決定に対して部下の納得は必要ありません。

それについての感想を求めているわけではなくそれは指示命令です。

もし仮に明らかにその指示命令が自分にとっておかしいと思えるのならば、その点についての上司の考えだけを聞いてください。

ですがそれが正しい、間違っていると判断するのはあなたではありません。

残念ながら現実にこういう人はいます。

これは簡単にいえば私がなめられているということです。

しょせんその程度の上司と見られているわけです。

ですがそういう人に言いたいのはそれは自分の首をしめているだけだということです。

これは二重の意味でです。

1つは上司からの評価は最低です。

もう1つは自分の可能性をつぶしているからです。

人間はできない理由をつくる天才です。

しかしそれはできないのではなくて、やりたくないということです。

仕事をしにきてるのに仕事はやりたくない、それはもう成長しませんと言っているのと同じです。

そもそもそんな仕事、そんな1日が楽しいですか?充実していますか?

別にいい、食いぶちさえあれば、という人は考え方が間違っています。

そんな人はおうおうにして行動しない批評家です。

それでは何も変わりません。

行動しないと現実は変わりません。

ごまお

動かない批評家はいらないよ

まとめ

これから医療機関は淘汰の時代に入っていきます。

先日には厚労省から再編統合について特に議論が必要として全国424の病院についてのリストが公表され話題となりました。

現在おおよそ全体の4割の病院が赤字経営だといいます。

この先自院が生き残っていくには経営改善は必須の課題です。

そして医事課はその経営に直結する部署です。

職員エンゲージメントが改善されれば病院の利益も上昇するとのエビデンスもあります。

であるならば医事課としてのエンゲージメントをどう改善していくのかが重要です。

そのためには医事課の組織論がとても大切になってくるのです。

医事課を一丸、一体としていくにはどうすればいいのか?

そこに上司の手腕が問われています。

共通目的・協働意志・意思疎通を常に忘れずより良い組織づくりにつとめたいと思います。

ごまお

強制力も必要やし自主性も必要やし組織はむずかしいね

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