医事関連のテーマを中心に感じたこと、考えたことを綴っていきます

圧倒的なリーダーシップなんていらない~医療事務的リーダー論~

上司は部下に対してリーダーシップを発揮しないといけない。

よく聞く言葉ですし、至極真っ当なことのようにも思えます。ですが、そもそもリーダーシップって何なんでしょうか?また、一般の会社で使われるリーダーシップと医事課のリーダーシップは全く同じ意味なんでしょうか?

今回はここの所を深掘りしていきます。

リーダーシップとは?

リーダーシップを直訳すると統率力や指導力となります。私達が使う場合には主に組織を牽引する能力のことを指していることが多いです。

ですのでみんなを引っ張っていく、や指揮を執るというイメージが強いと思います。

いろんな上司たち

私も今までいろんな上司を見てきました。

突っ走る上司、ひとりよがりな上司、丸投げな上司、知ったかぶりな上司、えらそうな上司。それぞれが自分なりのリーダーシップ像で行動していたように思います。

中には本当に牽引力が高い上司もいました。しかし、その方の場合反面剛腕ともいえる部分が多分にあったのでそれがリーダーシップにあてはまるのかと言われれば、その時代はそうだったのかもしれませんがやはり違うような気もします。

リーダーシップじゃなくてリーダー

リーダーシップとリーダーは意味が違います。

リーダーシップは先に述べたように周囲を巻き込み引っ張っていくイメージですが、リーダーとは組織の中の役割、機能です。

ですのでリーダーにリーダーシップがあるのは当然ですが、リーダーでなくてもリーダーシップは持てるのです。

そう思うと私が出会ってきた過去の残念な上司はリーダーシップをはき違えたリーダーになりきれていない人達だったようにも思えます。

目指すべきなのはリーダーシップ像ではなくてリーダーなのです。

リーダーとは?

リーダーの資質っていくつかあると思います。

例えば、上手く仕事を割り振る能力だったり、部下に気を配る心遣いであったり、全体を把握する能力だったり、聞く力や決断力や責任感だったり。

特に医療事務の場合、それぞれが全く違う仕事内容であったり、また同じ部署であっても、例えば入院係であれば外科系と内科系では見る内容は全く変わってくるので業務量を均一にするのはすごく難しいことです。

また、女性の割合が高い故、人間関係がどうしても複雑になりがちです。その中にあって適正に仕事を割り振れ、気配りも出来て素早い決断が出来る、そんな人がリーダーと言えます。

一般の会社のリーダーとほぼ同じような資質だとは思いますが、その中でもより大事なのは、聞く力、受け入れる能力だと思います。

以前男性脳、女性脳の話をしました。

⇒⇒⇒女性ばかりの職場で男性が生き抜く方法とは?

そこをふまえて言うと答えは論理的に出さないといけませんが、その根拠もプロセスも全て論理的にすると伝えたいことが伝わりません。

相手の話を良く聞き理解し共感した上で全体を考えて指示、調整をすることが出来なければリーダーにはなり得ません。

強いリーダーシップは必要か?

リーダーシップとは周囲を巻き込み引っ張っていくことだと言いました。そしてリーダーでなくてもリーダーシップは持てるとも言いました。

そういう意味で医療事務においては個人個人でリーダーシップを発揮しやすい環境だとも言えます。

診療報酬請求に強い人、接遇が素晴らしい人、書類作成が得意な人、みんなどこかが他の人より秀でています。そんな人達が自分の得意分野でリーダーシップを発揮すれば医事課全体の成果ももっと上がる筈です。

その時リーダーの強いリーダーシップはかえって成果の足かせになる可能性の方が高いのです。

リーダーがすべきことはおのおのがリーダーシップを発揮出来る土壌作り、環境の整備なのです。

まとめ

リーダーが統率力も指導力も調整力も持ち合わせていたとしても結局患者さんからのクレームが多いだとか他部署からの要望が多いだとか、査定が減らないという結果になっていればそれはリーダーシップが足りないという評価をされてしまいます。

要はリーダーシップは成果が出ているかどうかのみで評価される訳です。

だとすれば医事課としての成果さえ出していれば、ぐいぐい引っ張っていくようなリーダーシップなど必要ありません。

そうです、圧倒的なリーダーシップなんかいらないのです。

やるべき事はもっとほかにある筈です。

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