今回は9月26日に開催された入院医療分科会より 一般病棟入院基本料等 についてです。
目次
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結論
7対1から10対1・看護必要度Ⅰから看護必要度Ⅱへという流れは止められません。
一般病棟入院基本料等 について
チェックポイント
・7対1から10対1への移行がほとんど進んでいない
・7対1から急性期一般2・3への移行には入院料の変化と看護必要度の変化という2つの変化を伴うため、躊躇している病院が多いのではないか
◆ラダー入院料となった前回
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◆10対1への移行は進んでいない
[pdf-embedder url=”https://ijikano.com/wp-content/uploads/2019/10/2-2.pdf” title=”2″]ごまお
経営効率的には急性期一般2・3に移行したほうが良いのは明らか。でも実際にはそう簡単でない。患者の状態や医療内容に対して7対1の看護配置が必要と考える病院が多い。つまり看護職員を減らせば現場が回らなくなる。だから看護師のタスクシフティングを考えることがとても大切になってくるんやね。
◆急性期一般2・3では看護必要度Ⅰが選べない
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急性期一般2・3でも看護必要度ⅠとⅡの選択を認める。そして急性期一般1は看護必要度Ⅱを必須とすれば10対1への移行が一気に進むかも。
◆急性期一般入院料1の約3割が看護必要度Ⅱに移行している
[pdf-embedder url=”https://ijikano.com/wp-content/uploads/2019/10/4-2.pdf” title=”4″]ごまお
看護必要度Ⅱの届出に必要な診療実績情報データによる評価体制が整ったところから次々に移行を進めている。まだ体制が整っていないところはすぐにでも手をつけるべき。看護必要度Ⅱへの流れは加速していくで。