【2020診療報酬改定】第2ラウンドを見る【中医協ウォッチ⑩】

今回は9月25日に開催された中医協総会より 薬剤師の調剤業務の評価(調剤料) についてです。

ごまお

調剤報酬には逆風やね

【2020診療報酬改定】第2ラウンドを見る【中医協ウォッチ⑩】

結論

調剤料は引き下げられる流れです。

薬剤師の調剤業務の評価(調剤料)  について

中央社会保険医療協議会 総会(第424回) 議事次第

チェックポイント

 

・さらに対物業務から対人業務への移行を推進していく

 

・調剤料の点数見直し、特に14日以内の調剤料引き下げを検討すべき

◆薬剤師数も薬局数も増加の傾向。そして薬剤師数の増加により薬剤師⼀⼈当たりの処⽅せん枚数は減少している中で、調剤報酬の引き上げにより薬剤師⼀⼈当たりの技術料は維持されている。

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◆調剤料を引き下げへ

経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針) 2019より抜粋

 

調剤報酬について、2018 年度診療報酬改定の影響の検証やかかりつけ機能の在り方の検討等を行いつつ、地域におけるかかりつけ機能に応じた適切な評価や、対物業務から対人業務への構造的な転換の推進やこれに伴う所要の適正化等、2020 年度診療報酬改定
に向け検討する。その際、医療機関及び薬局における調剤の実態や報酬体系を踏まえ、調剤料などの技術料について、2018 年度診療報酬改定の影響や薬剤師の業務の実態も含めた当該技術料の意義の検証を行いつつ適正な評価に向けた検討を行う。診療報酬等について、高齢者への多剤投与対策、生活習慣病治療薬の費用面も含めた適正な処方の在り方については引き続き検討を進める。

「適正な評価」とはすなわち診療報酬を引き下げるという意味。

 

◆調剤料点数

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◆内服薬の投与日数は全体の約45%が「14日分以下」

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◆対人業務を評価する薬学管理料の割合をもっと引き上げたいと考えている

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ごまお

対物から対人への移行推進の流れは強まっていくばかりやね

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