医事関連のテーマを中心に感じたこと、考えたことを綴っていきます

正論で論破してはいけない【論理と感情】

役職上、人と話すことが多くなるのですが今回は論理と感情ということについて述べていきます

ごまお

相手あることってホント難しい

正論で論破してはいけない【論理と感情】

結論

論理と感情の両方に配慮して伝えるべきです。

論破

亡くなった母が生前よく

「正論で相手をとことんまで追い込んではいけない。必ず逃げ道を残しておいてやりなさい」

ということを言っていました。

当時言っている意味は分かったつもりでした。

ですが実際そんな場面になると逃げ道を残すことなく追い込んでいたような気がします。

ですが今になればその意味は身にしみて分かります。

これはこのブログで私がつねづね言っているメタ認知力に関わります。

正論で相手をとことんまで追い詰める、つまり論破することのいけない点は次の3点です。

1.議論で勝っても負けている

 

2.相手側視点ゼロ

 

3.100%の正しさなんてない

1.議論で勝っても負けている

そもそも何のために話し合いをしているのかと言えばこちらの思うように相手に動いてもらうためです。

その目的でこちらの意見を分かってもらおうと伝えているわけです。

仮にそこで理論武装して完全に相手をぐうの音も出ないくらいに言い負かしたとしましょう。

その結果相手は理解、納得して動いてくれるか、ということです。

そんなことはないはずです。

動いたとしてもそれは間違いなくしぶしぶです。

そしてそこには「この人は分かってくれない」「理解しようとしてくれない」「何を言ってもムダ」という不満、あきらめの感情的なしこりだけが残ることになります。

それは結局両者にとって不利益なのです。

そして相手からあなたへの信頼感は確実に落ちています。

つまり議論で勝っても負けているのです。

2.相手側視点ゼロ

言い負かすって完全に自分に酔っている状態です。

そしてそれを言っている本人はどのような出来事に対しても正論を言うことが良いことだと思っています。

そのことによって自分はいいことをしている、正しいことを教えてあげていると勘違いしています。

そこには主観しかないわけです。

その言葉を受け止めている相手がどう感じているかという相手側の視点がないのです。

正論は正しいものですが、時には相手を傷つけてしまうこともあるということを分かっていないといけないのです。

3.100%の正しさなんてない

ものごとに100%の正しさなんてありません。

それは事実として完全に相手が悪いとあきらかになっていてもです。

そこには必ず人間の感情と論理が入り混じるわけです。

そして感情的に見て自分が100%正しいなんてことはありっこないのです。

ですので論理的に完璧だと思っていてもそれを受け取る相手の納得感が100%でない限りパーフェクトな話なんてありえないのです。

 

以上の点で論破することにメリットはないのです。

ごまお

論破なんてする必要なし

正論

昔よく思っていたことが

「なぜ正論なのにまったく受け入れられないのか?」

というものでした。

会議や委員会でこちらが提案することがことごとく突っぱねられるのです。

どう考えても論理性はあるし真っ当なことしか言っていないと自分で思っていたのですが今ならその理由は分かります。

それは「人はロジックだけじゃ動かない」からです。

ロジックは納得感を生み出します。

しかし頭と心は別物。

感情を突き動かさないと人は動かない。

ロジックだけで納得してもらうのはムリなのです。

そこには話している私自身への信頼感を持ってもらう必要があるのです。

そのためには相手から「この人にそこまで頼まれたら仕方ないな」「この人が提案してくるんだから間違いない」と思われるような日頃からの信頼関係作りがあってこそ成り立つのです。

これを怠っているといざというときの話がまったく通らなくなります。

また会議などでは事前の周到な根回しや同意を取りつけておくことも重要です。

そんな用意もなくロジック一本でみんな納得してくれるものと思っていたあの頃の自分はまだまだ勉強不足だったんだなって振り返ってみて思います。

大事なことは人は最後は感情が優先する、ということです。

それを踏まえた上で上手く論理と感情の両方に配慮して話を進めることが大切です。

まとめ

 

「正論で相手をとことんまで追い込んではいけない。必ず逃げ道を残しておいてやりなさい」

これはまさにその通りだと思います。

大切なことはその目的を見失わないことです。

目的は言い負かすことではありません。

ディベートではないのです。

目的はこちらの意図を理解してもらった上で動いてもらうことです。

忘れていけないことは相手側から自分を見ることです。

そのときの自分は相手からどう写っているのか?

理詰め一辺倒になってはいないか?

無意識に見下してはいないか?

自分が絶対正しいと思って話していないか?

結局ここでも重要なのがメタ認知力です。

相手がある関係で100%正しいとか間違っているなんてことは絶対ないということだけは心にとめておきましょう。

ごまお

メタ認知を働かせよう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です