「仕事ができる=メタ認知力が高い」これは鉄板です!

このブログではことあるごとにメタ認知力が大切ですと述べています。

突き詰めるといかなる問題でもメタ認知力の高低の問題じゃないかなとも思えます。

それくらいメタ認知力(俯瞰力)は生きていく上で重要です。

特に社会に出てからはこのメタ認知力が低ければかなりしんどいと思います。

仕事をしていく上で必須ともいえるこのメタ認知力。

最近もやっぱり大事だよねというできごとがあったのでその点について述べていきます。

ごまお

メタ認知力高めたい!

「仕事ができる=メタ認知力が高い」これは鉄板です!

結論

メタ認知力を高める努力をしましょう

自分が見えているか

ある医事課業務を任せている担当者Aさんがいます。

もうその業務について半年以上たっています。

このAさんは超マジメな人で融通がききません。

そしてとても仕事が遅い。

ですので周りが定時で帰っているのに残っているので他はほぼ残業が発生していない中このAさんだけが一定の残業時間をマークしていました。

当初は与えている業務量が多すぎるのかと思い調整も行いました。

しかし明らかに1人工(ニンク)分の業務量もしくはそれ以下にも思える業務量であっても相変わらず残業は減りません。

本人が意図的なのかそうではないのかは分かりませんが明らかにパーキンソンの法則にはまっていました。

医事課の生産性とは? 【パーキンソンの法則】

残業までしているのでパーキンソンの法則以上の働き方です。

そしてなぜそこまで時間がかかるのかを見てみました。

すると大きな問題点が3つありました。

①仕事の優先順位が立てられない

 

②担当業務以外のことに首を突っ込んでいる場合がある

 

③自分の納得のいく仕事をしたいと思っている

①②についても十分問題ですが仕事をする前提の話でありこれについて述べるのは控えておきます。

今回述べておきたいのは③についてです。

まず結論から言っておきますと自分の納得のいく仕事をしたいと思っている人がもしいるのならば起業して下さい。

それ以外ありません。

そもそも納得のいく仕事って何なのでしょうか。

納得するのは自分ではなく上司です。

上司が納得のいく仕事をするのが部下の役目です。

それが組織というものです。

自分が納得いかなくても上司がOKと言えばそれでミッション完了です。

ただそれだけなのです。

自分の想いは一切関係ありません。

というかその仕事にどれだけ情熱をかけていようが、どれだけ時間をかけていようがそんなところは上司は評価しません。

そしてまたどれだけ努力したのかってことも知ったこっちゃないです。

上司が求めているのは成果です。

そのプロセスなんて一切問いません。

今回Aさんに担当者交代の話をしました。

そのときのAさんの言い分は「私は一生懸命頑張っています」というものでした。

それを聞いたとき「ああ、自分が見えていないんだな」って思いました。

Aさん自身はなぜ交代させられるのかが分かっていないようでした。

なぜ自分はこれだけ頑張っているのに認めてもらえないのか。

そう思ったはずです。

まずAさんが気づかなければいけないことは努力は報われるという誤解です。

基本努力は報われないです。

なぜなら自分で努力と思っているうちは報われる努力にはなり得ないからです。

努力は自分で感じるものではなくて周りが認めるものなのです。

次に間違った努力はムダに終わるということです。

ゴールへ向かうための正しい努力の仕方を自分の頭できちんと考えなければいけません。

Aさんをはたから見ているとそこを十分考えていないようにうつりました。

担当交代を命じられた場面で「私は一生懸命頑張っています」とは普通主張できないはずです。

頑張っていることが認められていればこんなことは言われないからです。

そもそもこの物言いはおかしいのです。

仕事はみんな一生懸命頑張っています。

それは当然のこと。

でもこの言葉が出るというのは全く自分が見えていないのです。

これは分かる部分もあります。

やたらメタ認知、俯瞰しろと言ってるけどそれはあなたがその役職、立場だからでしょ。

一人の医療事務員にそこまで求めないでほしい。

私は私で目一杯です。

そう思っている人も多いと思います。

確かに立場によって見え方は違います。

上司の方がより高い視点で見れるのかもしれません。

ですが一人の医療事務員だとしても自分を俯瞰して見れなければ仕事なんかできません。

組織に属している以上その外側からの視点がない限り仕事ができるとは認められないのです。

だって上司が求めている成果をそのとおりに出す人が評価されるのです。

だったら上司がどう考えているのか、何を求めているのかをその上司の視点で見られなければ納得してもらえる成果なんか出せないわけです。

逆に言えば評価される人は自覚していなくとも俯瞰で見ることが行えているはずです。

しっかり自分も周りも見えているのです。

ベテランであるほど視野は狭くなる

今回のAさんはそれなりに経験年数もある人です。

ですが俯瞰するという意識がない人はその経験年数を積めば積むほど余計にそうすることができなくなるように思います。

そこにはそれまでの経験からくるプライドや自負なんてものもあるのでしょう。

そしてベテランであればあるほど自分独自のバイアスが強くかかってしまっているのではないでしょうか。

「こうするべき」「こうあるべき」という決して新人にはないこの「べき論」がベテランを縛っていきます。

仕事にこうあるべきというものはありません。

「こうあるべき」というのは完全な思考停止状態です。

過去の経験に引っ張られているだけです。

そこには何のアイデアやチャレンジもない。

考えることなくするのは仕事ではなく作業です。

私たち医療事務員は仕事をしなければいけません。

ましてベテランならなおさら頭を使って仕事をしなければいけない。

しかし現実はそうはなっていません。

ベテランであるほど手抜くことを覚え、いかに楽に仕事を終わらせるかに熱心です。

それがすべて悪いとは言いません。

手抜き結構、時短結構。

きちんとした成果を出してくれさえすればそれでいいです。

ですがそこでこそ俯瞰しなければいけない。

自分がどう周りから見えているのかを。

上手く手抜いていたって上司は分かっています。

何も言われていないのならばそれはまだ上司の許容範囲内だからでしょう。

ホントにできる人ならばその手抜きさえも悟らせないとも言われますがそんなの分かります。

だってその仕事の指示を出しているのは上司です。

その仕事がどれくらいのボリュームかを把握していないわけがないんです。

だからいまだ何も言われたことがないという人もちゃんと認識しておくべきです。

上司は分かっているということを。

そして自分の仕事にある程度のバッファをとることは悪いとは言いませんがほどほどにしておくことです。

何度も言いますがそれは自分の市場価値を下げているだけなので。

できる医療事務員ってどんな人?【市場価値の高い人材とは】あなたの市場価値は高いですか?【井の中の蛙大海を知らず】

「この仕事を終わらせてしまったら次の仕事が振られるからちょっとスピードを落とそう」

これは同じ給料をもらうのにひとつでも多くの仕事をするのは損だ、という考え方です。

ですがこの考え方が損です。

人よりひとつでも多くの仕事をこなせればそれだけ自分の市場価値は向上する。

自分の生産性をとことんまで上げ続けてやる。

そう考えた方が絶対得です。

この考えにたどり着くには絶対に俯瞰力が必要なのです。

医事課、病院という枠を越えた医療事務市場を俯瞰しないといけないのです。

そのために視野が狭くなってしまったベテランがすべきことは慣習に従わないことです。

常に考えることです。

昔のマニュアル通りに従っていないか?

代々申し送られてきたことを鵜呑みにしていないか?

周りに同調していないか?

つまり自分のアタマで考えているかということです。

仕事で楽したければもっとアタマを使って下さい。

新しいアイデアを生みだしましょう。

医事課をもっと活性化させましょう。

それができる力をベテランの人たちは持っているはずです。

まとめ

 

今回もお決まりのまとめとなります。

そうです、メタ認知力を高めましょうです。

もうここに何のひねりもありません。

メタ認知力の向上はきっと自分をも幸せにしてくれます。

そしていろんな気づきを教えてくれます。

自分が成長していることが実感できます。

「仕事ができる人ってどんな人?」っていう質問に私なら「メタ認知力が高い人」と答えます。

これは間違っていないと思います。

大事なことは自分の常識のフィルターをはずすことです。

自分にとっての当たり前は相手にとっての当たり前ではないと気づくことです。

そこができるだけでも仕事ができる人に近づけます。

最後にメタ認知力の高め方を紹介しておきます。

まずは瞑想です。

瞑想はホントやった方がいいです。

私は瞑想を始めて1年半くらい経ちますがその効果を十分実感しています。

本来は1日20~30分を週4回以上することがいいそうなのですがそこまで時間がとれないので、私の場合は毎朝10分だけ行っています。

それでも効果はあります。

これは続けることが重要なので毎日1分行うとかから始めればいいと思います。

瞑想はスピリチュアルなものではなくて科学的にその効果が実証されているメソッドですのでぜひ取り入れるべきです。

実感できる効果の中でも特に自分で分かるのが感情のコントロールが上手くなったなということです。

感情の波の大小が少なくなりました。

これは冷めているというのではなくて自分を外側から見れるということです。

瞑想、マインドフルネスというものは生きていく上で身につけておけばとても自分を楽にしてくれるものですから生活に取り入れておくことをおすすめします。

もう一つメソッドを紹介しておきます。

それは自分の思考を紙に書き出す、ということです。

いわば自分の心をアウトプットするということです。

これをするとどうなるかといいますと自分の思考を客観視しやすくなります。

この方法も非常に効果が高いです。

ただ自分の頭の中で考えていることとアウトプットして見ることとは全く違います。

紙に書き出すという行為は非常にシンプルですがとても奥が深く効果的です。

これもぜひやってみてほしいと思います。

このほかにも探せばメタ認知力を高める方法はたくさんあります。

自分に合った方法を見つけ取り入れ日々メタ認知力を高める努力、意識を持つようにしましょう。

それは必ず自分のメリットとして返ってくるはずです。

ごまお

メタ認知力向上→集中力アップ、感情のコントロールが上手くなる これは間違いない!

 

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