私の感覚でいくと仕事って常に忙しいものです。
今までやってきてヒマだよなあという仕事に遭遇したことは一度もありません。
反対にいつも何かに追いたてられている、スピードアップ、スピードアップと思ってやっていることばかりでした。
ですので私にとっては仕事=忙しい です。
ですがこれってホントに正しい姿なのか、バイアスがかかっているんじゃないかと思いました。
今回はこの忙しいの本質を突きつめます。
ごまお
目次
【仕事】「忙しい人VS忙しくない人」幸せなのはどっち?
結論
幸せなのは忙しくない人
忙しいと口に出す人はヒマ人
まず忙しいを定義しておきます。
これは自分にとってホントに忙しいと感じている場合を指します。
ここでひとつ切り分けておくことがあります。
それは自分で「忙しい」と言っちゃってる場合です。
この場合は忙しいとは認定しません。
そもそも忙しいと言っている人に忙しい人はおそらくいません。
なぜか?
それはホントに忙しい人は忙しいなんていってる余裕すらないからです。
それが言えるというのはそれ相応の余裕があるということの証明なのです。
単なる忙しいアピールです。
「自分はデキる人間だから忙しいんだ」と思いたいのかまたは新しい仕事が来ないための防衛策なだけです。
これは私の独断と偏見ですが忙しいと口にする人でホントに中身のある仕事をしている人って皆無のような気がします。
それとホントの忙しい場面にまだ遭遇していないんじゃないかなって思います。
忙しいって言っているのに昼食休憩をとっている時点で全然ヒマやんってなります。
そんな人結構います。
寝る時間、食べる時間がある時点で余裕でヒマ人ってことです。
寝食を削って、という言い方がありますがそこに至らない段階で間違っても忙しいと口に出してはいけません。
というかたとえホントに忙しくてもそれを口に出してはいけません。
それは何の得にもならない。
忙しいとは
すこし脱線しましたが本論に戻ります。
そもそも自分で忙しい、忙しいと思っている人ってその仕事を大したものではないと認識しているからそう感じると思うのです。
どういうことかというと、ホントに大事なことなら忙しいなんて思わないからです。
そのものごとが自分にとってホントに大事なものならばそれに取り組むことには充実感と達成感しかないはずです。
もっと簡単にいうとものごとを「いい気分」と「イヤな気分」のふたつに分けるとします。
忙しいはどちらに入るでしょうか。
忙しくていい気分なんていう人はいないはずです。
だったら忙しいとはイヤな気分なのです。
そしてホントに大事なものがイヤな気分になるのならばそれはホントに大事なものではないのです。
つまり忙しいと感じる仕事やものごとは自分にとってはしたくないこと、大事ではないことなのです。
自分のやりたいことをやれている、自分にとって大事なことに取り組んでいるという場合には忙しさなんてみじんも感じないはずなのです。
そこでの忙しさは充実感に置きかわるからです。
大事なことって何?
しかしこの論理でいくとおかしなことになります。
冒頭で仕事=忙しいとしました。
だったら今までの仕事はホントに大事なものではなかったのか、ということになります。
でもこの場合の意味あいは少し違う気がします。
社会人にとって仕事は大事です。
一生付き合っていくものですから。
ですがそれは生きていくために、食いぶちとしてという側面も多分にあります。
当然仕事には他者貢献とお金という二面性があります。
それはどちらにも偏りすぎてはいけないものです。
仕事って結局お金の為?【医療事務の本音】また以前には天職ってあるの?っていうことも書きました。
何が言いたいのかというと、「忙しい」ということに逃げてはいけないということです。
まず自分がホントにやりたいことって何か、それを自分で理解しているか?
またはやりたいことはあるけれどムリだと思い込んでいたり、できないって決めつけていないか?
忙しいの本質はそこにあると思うのです。
だから今までの自分も忙しさに逃げ込んでいたんじゃないかと。
仕事で忙しい、大変だと思うことですべてを納得させようとしていたんじゃないかと。
いわば思考停止状態です。
誰しも現状に満足していないくせに変化する未来を歓迎しません。
予測できない未来ならまだこのままの方がマシ。
そう思っています。
自分で未来を変えることなんかムリ。
そう思っています。
そうやっていつのまにか他人が思う都合のいい歯車として回っていることに疑問すら持たなくなる。
大事なことは一度立ち止まって考えることなんじゃないでしょうか。
忙しい毎日を送っている人に必要なのはその時間です。
本当に自分の人生で大事なことは何なのか?
このままの状態で5年後も10年後も働いているのかと。
それで満足なのかと。
医療事務で忙しい
これは担当している業務で変わってはきますが医療事務って忙しいなあと思っている人は多いと思います。
基本医療事務はマルチタスクですし自分個人で完結するような仕事はほぼなくて必ず他者が介在します。
ですので自分のペースで進めるわけにもいかず周りからせかされることも日常茶飯事です。
そうなると忙しい、忙しいとなるわけです。
ですがそれではいけないのです。
そこを変えていかないといけない。
これは医療事務の仕事をもっと効率よくやろうとかという次元ではないのです。
自分の生き方はこのままでいいの?ってことです。
5年後、10年後も同じような仕事をしていると予測していますか?
それでもいいと思っていますか?
私はイヤです。
まして10年後に同じような仕事はもう残っていないかもしれない。
AIが支配?10年後に医療事務の仕事は残っているの?【医療事務】15年後には91%の仕事がなくなります【診療情報管理士】そう考えると医療事務で忙しいと言えるのはもうあとしばらくだけかもしれません。
そして仮に忙しくない医療事務の職場になったとしましょう。
そのとき自分にとってホントに大事なこと、やりたいことが持てているでしょうか?
今避けないといけないのは仕事に忙殺されてほかのことを一切考えられないという状態を作ることです。
忙しさに逃げては将来必ず困ることになります。
つまり自分の軸をしっかり持つことが大事ということです。
そしてそのためにはきちんと自分と向き合う時間が必要なのです。
それには仕事に忙殺されているようじゃダメなのです。
まとめ
結論に「幸せなのは忙しくない人」としましたが単に忙しくないというだけではただのヒマ人です。
大事なのはきちんと考えること、行動することです。
そして自分にとってのどんなことがあっても動かない軸というものを持つべきです。
これがしっかりしていればどんな状況になろうとも着実に成長していけるはずです。
そのために必要なのはなりたい自分像の構築と目標設定です。
そしてそこから逆算して今やるべきことは何なのかを理解すべきです。
ここについては心理対比が有効です。
医療事務がつらいのなら辞めてもいい【でも心理対比はするべきです】大事なことは今頑張ることが未来のリスクを小さくしているということを認識することです。
そのためにはしっかり考える時間が必要なのです。
だから忙しくて思考停止が一番ダメなのです。
常に忙しくない働き方、生き方を目指しましょう。
ごまお