今回は12月4日に開催された中医協・総会より 救急医療 についてです。
目次
【2020診療報酬改定】第2ラウンドを見る【中医協ウォッチ㉓】
結論
救急医療管理加算の一部に重症度スコアを記載となります。
救急医療
チェックポイント
・救急医療管理加算の一部については重症度スコアを記載へ
・重症度の要件化については2022年以降へ持ち越し
・一部については次期改定でも要件厳格化が行われる見込み
・救急搬送件数が多い病院を新たな体制加算で評価へ
◆救急医療管理加算(ア~ケ)の一部に重要度スコア記載方針
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記載を求めてくると考えられるもの(救急医療管理加算1)
・「意識障害または昏睡」 → JCS(Japan Coma Scale)やGCS(Glasgow Coma Scale)
・「呼吸不全または心不全で重篤な状態」 → NYHA心機能分類・P/F比
・「ショック」→ 平均血圧
・「広範囲熱傷」→Burn Index
ごまお
加算2も同様に重症度のスコア記載を求めてくる模様。あと加算1に該当しない状態の詳記も必要か。依然として準ずる状態の不明確な定義は残ったままか。
算定のばらつきをなくし標準化する方向へとは進んでいきそうですが、要件化するには2020年度から測定・記録等を義務付け、データに基づいた基準値を検討し、2022年度以降に適用するという流れのようです。
まだしばらくは査定覚悟のDPC救急医療係数UP目的請求は残り続けるのでしょう。
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◆救急搬送件数が多い病院を新たな体制加算で評価へ
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新たな体制加算創設へ。
「年間1000件以上」「年間2000件以上」の救急搬送受け入れを目安に評価検討か?
ごまお
改定議論もいよいよラストスパート。日々要チェックや。