イチオシ記事【2020年版】今医療事務員におすすめするきっと仕事に役立つ本3選 

【決定版】医療事務員が給料を上げる方法

以前に医療事務の給料はどうやったら上がるのか?という記事を書きました。

【ファイナルアンサー】医療事務員が給料を上げる方法とは?

そこでの結論は役職につくか、資格手当(出るのであれば)か、転職のどれかということでした。

しかしそもそも医療事務市場が今後伸びる職業になるわけはなく、何も手を打たなければジリ貧になることはわかっています。

だから自分の市場価値を高める努力を怠ってはいけない、というのが当ブログの一貫した主張です。

できる医療事務員ってどんな人?【市場価値の高い人材とは】あなたの市場価値は高いですか?【井の中の蛙大海を知らず】

今回は

「そうは言っても市場価値ってどうやって上げるの?」

「自分なりに十分頑張っているつもりなのに給料なんてちっとも上がらんよ」

と思っている医療事務員の人へ向けて書いていきます。

ごまお

何が足らないのか?

【決定版】医療事務員が給料を上げる方法

 

結論

俯瞰できない限り上がりません。

医療事務給料論

これは前回の給料について書いた記事ともダブるのですが、医療事務で給料が高い人は相当限られます。

なぜなら病院は儲かっていないから。

病院自体がガンガンに儲かっていれば医療事務員にまでその恩恵は届くかもしれない。

ですがそんな時代はやって来ない。

逆に赤字の病院がどんどん増えて来ている昨今。

その中で人件比率が50~60%というこの業界において給料が右肩上がりに増えていくなんてことはもうウルトラCなんかじゃ全然足りなくてウルトラGくらいの難易度なのです。

まして経営陣が一番コストカットしやすいのが事務職です。

医療職には手を出しづらい。

なぜなら人員要件を満たせなくなってしまうから。

施設基準が大前提で成り立っている病院ではそこをイジッて届け出を取り下げることは、減収に直結する大英断なのです。

それはギリギリまでやりたくない。

となるとさわりやすいのが事務部門となるのです。

たとえ医療経営士や医療情報技師を削ったところで施設基準には何の影響もない。

それはあくまで事務職員の一人にすぎないのです。

まして医療事務資格保有者なんてもうなんの考慮にも値しない。

今いる人を削るところまではいかなくても、増やすという手段はまずとらない。

そんなところに余計な経費は使いたくないからです。

5人を4人にするとその影響は大きいですが、20人いるところを19人、18人にしたところでそんなのは大したことがないと思われている。

それで回らないのであれば回し方が悪いと言われる、マネジメント力が足りないと言われる。

今の現場ってそんな感じなのです。

これは私の病院に限ったことなのかもしれませんが、少なくとも「事務職の給料が低いから上げてやろう」と考えるところがマイノリティなのは確かです。

これは何回も言っていますがヒエラルキー問題も少なからず影響しています。

病院内ヒエラルキーと医療事務【医事課の役割とポジション】

「言っても事務じゃん」

「病院の利益を生み出しているのは私たちであって事務ではない」

そう思っている人も少なからずいます。

「だからそれなりに給料に見合っているんじゃない」

そう見ている人もいます。

これは私の被害妄想ではありません。

実際聞いたことがあります。

でもその人たちでさえも実際の金額を知ると絶句します。

「よく頑張ってるね」と同情か皮肉かわからないトーンで言われたことも昔ありました。

この医療事務の給料論って突き詰めていくと希望のあるところへはいかないのですよ。

もう話の結論は出ているのです。

それはシンプルに「医療事務の給与ゾーンは低い位置でとどまっておりそれは上がることはない」のです。

これは何がどうなろうが変わらない前提なのです。

医療事務市場が今後拡大していくことなどありえない。

その変わらない前提をどうにかしようと思案することが不毛です。

だってどうもならないのですから。

そもそもこの話をする場合注意しておかないといけないことがあります。

それは話をする人ごとにどれくらいを妥当と思っているのかのラインがバラバラだということです。

給料上げてほしい、少なくてきついと言っているのが1、2万の話なのか、5、6万の話かでその内容は全然違ってきます。

それこそ1、2万の話であるならば、まだなんとかなるかもしれません。

ですが5、6万の話をしているのであれば見すえるフィールドが間違っています。

もうそれは医療事務の話ではなくなります。

月5万プラスだとして年収にすれば単純計算でプラス60万です。

それはもう医療事務業界で解決する問題ではなくなります。

一般に転職すれば給料は上がると言われています。

ですがそれはホントに一般企業の職種の話であって医療事務では当てはまりません。

ここで断っておきますがこの医療事務が指し示すところは世間一般でいう医療事務であり、総合職と呼ばれる職種は含んでいません。

医療事務職と総合職はまったく違う職種だと思ってもらった方がいいです。

そして本文はひたすら医療事務職について述べていきます。

話を戻しますが、医療事務で転職を繰り返しても給料は上がりません。

それはその職種の幅が医療事務に限定されているからです。

そこには付加価値がないからです。

付加価値をつけるためにはそれこそとんでもなく請求業務に精通しているだとか、査定対策や施設基準のプロフェッショナルだというのでなければ厳しいです。

そしてえてしてそんな人であるならば、医療事務の幅をこえてゼネラリストとして仕事ができる人なのです。

ですのでその人はもはや単なる医療事務員とは呼べないわけです。

ですからシンプルに医療事務の仕事しかできません、でも給料はアップしたいという望みはなかなかハードルが高いのです。

よって大きく給料を上げたいと思う人がもしいるのであれば異業種へ行く方が近道なのかもしれません。

給料は上げられるのか

前述の内容を前提にそれでも医療事務でやっていくという人に向けてこれから述べていきます。

上げ幅として3パターン用意します。

月給

 

①プラス5,000円~1万円コース

 

②プラス1万円~5万円コース

 

③プラス5万以上コース

①プラス5,000円~1万円コース

資格手当がつくところであれば手が届きます。

当院ではそれはないのですが、他の病院ってどうなんでしょうか。

もし自分の病院で該当するのであればとっておいて損はありません。

今からでも取得しましょう。

②プラス1万円~5万円コース

役職に就けば手が届きます。

ですがここは病院の規模にもよります。

大病院であるほど高くなります。

ですので規模が小さい病院で主任になっても前とほとんど変わらんってこともありがちです。

③プラス5万以上コース

月給でプラス5万円以上って相当ムリゲーです。

すぐにはできません。

それこそ役職を上りつめていくか、転職しかありません。

ですが医療事務職から総合職への転職や、引き抜きなどあれば可能かもしれません。

まあかなりのハードモードですが。

役職を目指す

転職はイヤだ、今のところで頑張る。

でも給料は上げていきたいという人は役職を目指すしかありません。

でも医事課長の立場から言いますが、それは結構きついかもしれない。

率直に言いますが、単純に給料がもっとほしいというのであれば異業種へ転職した方が早いと思います。

まだ20代や30代の人ならそうした方がいいとホントに思います。

ただしこれは単純に給料だけを考えた場合ということです。

今より高い給料を貰いたければ今よりしんどいのは当たり前の話です。

そしてはっきりいって給料に見合う分だけ働いてあとは手抜き、そういう働き方をしようと思えば医療事務はできてしまいます。

自分の持ち分だけやっとけばあとの時間テキトーに仕事してたって上手くやれば周りからはわかりません。

人間関係で疲弊するといっても慣れてしまえばなんとかなるし、そんな一日中動き回るわけでもないのです。

業務によってはずっと座りっぱなし。

そして営業ノルマなんて何もない。

何が言いたいのかといえば、給料は安いけれどそれなりにきつくはないのですよ、ということです。

そしてそれに慣れた人が給料だけに目がくらみ転職したところでそれはあまり希望がかなったとは思わないだろうってことです。

「これだったら給料が安くても前の方が超絶ラクだった」

そんなことも起こりうるだろうってことです。

これは今の仕事をしている状態では絶対気づけません。

何か他と比較しない限りわかるはずがないのです。

ですので給料だけを見てはいけないのです。

というか給料を第一優先で職業を選択すると必ず不幸になります。

そこには働きがいという概念が消失しているからです。

私は現在管理職ですがそんな大きな病院ではないでの給料も高くはないです。

それでも20年間もやってこれたのは働きがいを感じていたからです。

仕事って誰かのためにするものです。

誰かの役に立っていると感じられるから達成感や幸福感も感じるのです。

そういう意味でいくと医事課って超お得な部署なんです。

まず患者さんの役に立てます。

そして法人自体や他の部署、保険者、関係業者等々さまざまな人たちの役に立てるのです。

まさにギブギブギブができるのです。

「それって損じゃないの?」って思うのははた目からの判断で実際は逆で得に感じるのです。

それは自分が誰かの役に立っているのがわかるから。

いわば自己効力感が高まるのです。

【セルフエフィカシー】自己効力感を持とう!【やる気アップ】

給料はホントに大事です。

ですがそれよりも大事なものはもっとあるのです。

仕事って結局お金の為?【医療事務の本音】

脱線しましたが話を戻します。

役職を目指すのは結構きついかもという続きです。

何がきついのかというと簡単に言えばそれは他人まかせだからです。

自分の頑張り方がわからないからです。

自分の努力が正当に評価されない、それは誰しもが思うことだと思います。

だから役職を目指せって言われても正しい努力が何かわからない。

その状態はかなりきついのです。

だから目指すとなるとかなりやっかいなのです。

それはとてもストレスがたまることなのです。

なぜならそれは人に期待している行為だからです。

人に期待した上で自分の思うようにならないのってすごくストレスがたまります。

たとえ人事考課がA評価だったとしてもだからといって昇進するかといえばそうではない。

自分より劣っていると思っている人が自分の上司になる、そんなことは普通に起こりえます。

そんな自分にとって不合理と思えることが9割9分の世界なのがこの社会なのです。

だったらどうするのがいいのか?

私の答えは他人には期待するな、です。

他人に期待せず自分に期待しよう【自分に集中】

そして役職は目指してもいいが本気で目指すな、です。

わかりにくいと思いますが、つまり自分の力ではどうにもならないことには100%身を委ねてはいけないということです。

役職を目指すという心意気は素晴らしいことです。

でもなれるとは思わない方がラクってことです。

なれたらラッキーぐらいがちょうどいいと思います。

ですがそのための努力の継続は当然の前提ですのであしからず。

自分の市場価値を知れ

これは核心なのですが最も難しいことです。

なぜならその知りようがないからです。

転職活動をしない限り外部からのフィードバックを受けることはまずありません。

そして他の病院の医事課とのコミュニケーションがなければ自分の職場が医事課そのものになってしまいます。

正しい医事課の姿というのが自院となってしまうのです。

もうこうなれば市場価値うんぬんという話ではなくなります。

比べるまでもなく市場価値ゼロです。

ですがそんな医事課は多いと思います。

医事研究会や他の研修などで外部の人と交流がある人は限られています。

大部分の医療事務員たちは他の病院の医事課を知らない。

自分の上司が言うことがすべてになっている。

まずはここから打破してく必要があります。

そもそも井の中の蛙がダメということすらもう気づけないようになっています。

だから比較できるのは自院の医事課内だけになるのです。

「私はこの部署内では一番レセプトに詳しい。なのになぜ給料は低いまま?」

って思っている人がいるならば、ほぼその人はできる人ではない。

なので給料が上がらないのは正当な評価です。

なぜってメタ認知できていないからです。

それじゃあ自分の市場価値なんてわかるわけがない。

また上司のために働けという人もいます。

自分のため、法人のため、お金のため、社会のため、そんなのチャンチャラおかしい、組織で働く以上自分の上司のために働くことこそ正義だという人です。

その意見は私から見るとチャンチャラおかしい。

上司のためなんかに働いていては一生市場価値なんて上がらない。

できる人っていってもその病院限定でできる人になるだけです。

あなたは一体誰から評価してほしいんだ?ってことです。

それは上司ではないはずです。

そんなものなんの価値もない。

市場に評価される医療事務員じゃないとこの先やっていくことは難しいです。

「いやいや私は今いる病院に骨をうずめます」

っていう人ならまあ良しとしときます。

ですがその病院は今黒字ですか、将来も黒字ですか。

未来永劫残り続けますか。

「そんなのはわからない」って思うでしょう。

だったら選択肢は持てるようにしておかなくてはいけないのです。

自院一択では危険すぎるのです。

でも大部分の人はそんなところに危機感をいだいていません。

自院は残り続ける、この状況は変わらないと思っている。

でもそれは幻想です。

自分で思い込んでいるだけです。

きちんと自分の市場価値を知る努力はした方がいい。

その意味では本気じゃなくても転職活動はした方がいいのかもしれません。

他を知ることで改めて自院の良さに気づくことだってあるし、逆に自院の改善点が見えてくるかもしれない。

常に広い視野で違う角度で見つめ直すことが大切です。

まとめ

結局いつもと同じまとめ方になるので何か違う言葉を探すのですが見つかりません。

ですのでいつもどおりに言います。

メタ認知が重要です。

そしてもう1点つけ加えておきます。

市場に求められる医療事務員を目指しましょう。

そのためにはまず今後何が求められるのか、どんなスキルが必要とされるのかをしっかり先読みしておく必要があります。

これからレセプトスキルをマックスまで上げようとしてもその伸びしろはもうないのです。

いずれAIに飲み込まれてしまう。

だったらそのスキル一本でいくにはあまりにもリスキーなのです。

「自分はレセプトができれば幸せでおまけに超得意」

という私とは真逆の医療事務の申し子みたいな人もいるとは思いますが、そんな人も注意しておいた方がいいです。

自分の強みがそこだと思っているのならば、今はいいかもしれない、でも5年後10年後はどういう世界になっているのかをしっかりシュミレートしておく必要があります。

自分の強みを活かそうとばかり考えていると気づいたらできる仕事がなくなったとなる可能性だってあるのです。

だからやっぱり大事なのはメタ認知なのです。

俯瞰できないと見誤ります。

そして俯瞰できない限り給料なんて上がらないのです。

ごまお

自分視点は絶対見誤る。自分のどこが足りないのかを客観視できないとあかん。

2 Comments

soji

初めてコメント差し上げます。
私は医事課主任と介護事業部主任を兼務をしております。

「俯瞰できない限り上がりません。」本当にこの一言に尽きると思います。
これは医事課職員だけに限った事ではないと思うのですが、自法人が未来永劫続いて行くと思っている意識の職員の多い事。そしてその事に気付いていない(または見て見ぬふりをしている)経営陣。10年後の自分自身と法人の姿を描けない組織は必ず滅びると思います。

トシさんの法人はトシさんや優秀な経営陣がいらっしゃる事と思います。
私の法人ではこの数年組織バランスが崩壊し、優秀な職員は今後の法人の在り方に疑問や不安を感じ退職して行く者が後を絶ちません。

私も給与が最優先ではなく「やりがい」を感じて仕事に当たってきましたが、この数年は今後の法人の為、経営陣へ提案や企画を上げるものの正当な理由もなく幾度も跳ね返され「やりがい」を失いつつありました。

そんな時「今の自分は外に出た時どのような評価を受けるのだろう」とふと思い、転職を視野に入れ、医事関係で繫がりのある方達に相談したところ、ありがたい事に幾つかのお話を頂戴しました。話して評価して頂いた部分は「法人を俯瞰して見ている」「何が問題か理解している」「その解決方法を知っている」「それをプレゼンする能力がある」との言葉でした。

やはりどれだけレセが見れるか、等は求められる事のほんの一部なんだと言う事(これは私が管理職なのでそこを求められていない事もありますが)が分かりました。医事課職員として「法人全体を俯瞰して見る、それが出来るのが医事課職員の強み」という事を若手職員にも伝え教えてきたつもりですが、やはりこれは自分で気づく努力(センスもいるのかもしれません)が必要なのかもしれません。

長々と、テーマからも少しずれたコメント大変申し訳ありません。
同じ考えを持たれている方もいるのだな、と思うとホッとしました。

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ijikano

コメントありがとうございます。
管理職にはいろいろジレンマが多いですよね。
そしてひたむきに頑張ってきたけど本当にこれでいいのだろうか?と
一端立ち止まることが多いのも管理職だったりします。
やりがいを持とう!モチベーションを上げよう!とよく言われますが、
その言葉は現場の温度感とはかなり乖離しているように思います。
私は現場のリアルを伝えたくて、そして本気で少しの気づき、意識改革
でも大きな変化へと繋げられるはずとの想いで記事を書いています。
そしてそのフィードバックはとてもありがたいですし、勉強になります。
今回のコメントもとても勉強になりますし、またきちんと記事を読んで
頂いていることがうれしいです。
どうもありがとうございます。
今後も質の高いコンテンツを目指して日々努力していきますので、
またよかったら読んでやって下さい。

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