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新人が主体的に行動する!鉄板の新人教育術とは?【上手く教えるコツ】

私の今年の2大課題が、診療報酬改定対応、人材育成です。

その中で今回は人材育成について取り上げます。

タイトルは新人教育術としていますが、今回の内容は人に教えるということについてはあらゆる場合において共通する大事なことになります。

 

※新人教育については以前にいくつか記事にしていますので、よかったらこちらもどうぞ。

新人教育には何が必要?【新人教育のコツとは】その① 新人教育には何が必要?【新人教育のコツとは】その② 新人教育には何が必要?【新人教育のコツとは】その③ 新人教育には何が必要?【新人教育のコツとは】その④ 新人教育には何が必要?【新人教育のコツとは】その⑤

ではいきましょう。

ごまお

教育は試行錯誤の連続

新人が主体的に行動する!鉄板の新人教育術とは?【上手く教えるコツ】

結論

承認と否定のバランスが重要です。

全肯定の是非

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ

これは人を教えるという場合に知っておくべきとされている山本五十六の言葉です。

つまり

やってみせ → 自分でもできそうと感じる

 

言って聞かせて → やればできると思う

 

させてみせ → チャレンジしたりリラックスして「これならいける」と思う

 

褒めてやらねば → 成功体験が自信につながる

ということ。

この一連の作業を通じて「私は無力でない」ということを学習させ自己効力感(やる気)を持たせていくことが大切です。

【セルフエフィカシー】自己効力感を持とう!【やる気アップ】

結局教えたのち主体的に動いてもらうためには、この自己効力感が必要なのです。

いかに自己効力感を高めていってもらうか、その点を重要視していないといけません。

そしてそこで大事になってくるのが「ほめる」という行為です。

私の若い頃にはそのようなアプローチは主流ではありませんでした。

主流は叱って育てる方法。

それこそほめられることなど、ほぼありませんでした。

しかし今の時代にそれをしてしまうと、育つどころが辞めてしまいます。

そもそも精神論、根性論がまかり通る時代ではありません。

ほめて育てるのは正しい手法であり、教育係はそのことをしっかり認識しておく必要があります。

しかしここで一つ考えるべき問題があります。

それはすべてをほめて育てるという方針で貫くのか、ということです。

つまり全肯定を良しとするのかということです。

自己効力感を高めてもらうために、つねにほめるということは正しいのか、ということです。

ヤーキーズ・ドットソンの法則

ここで一つの法則が鍵となります。

それがヤーキーズ・ドットソンの法則です。

簡単に説明すると

最高のパフォーマンスをするためには、ある程度の緊張感が必要であるが、一定以上の緊張感は逆効果である

ということです。

学習活動に対する動機づけの強さは、ある程度までは成果と正比例する。

しかし動機づけが強すぎる場合、成果はむしろ低下するということです。

プレッシャーがない状態 → パフォーマンスは上がらない

 

ある程度のプレッシャー → プレッシャーに合わせてパフォーマンスは向上する

 

一定以上のプレッシャー → パフォーマンスは低下

これからわかることは、ほめるだけでもいけないし、叱るだけでもいけない、ということです。

要は承認することと否定することのバランスが重要ってことです。

新人育成のゴール

そもそもなんですが、新人育成のゴールって何なのでしょう?

どういう状態が育成成功と判断できるレベルなのでしょう?

それはシンプルに答えるなら

その人が法人の利益を最大化する行動をとることができる

状態をいうのだと思います。

つねづね言っていますが医事課の最大のミッションは病院収益の最大化です。

そのことに対して貢献できるのか、戦力となるのか、突き詰めるとその一点です。

であるならば、その戦力要因へ育て上げることが新人教育の目的なのです。

そしてそのためには個人の自立、主体的な行動がとれる、ということが一番大切です。

仕事においてここが最重要ですが、たとえベテランであってもできていない人がいるのも事実。

だったら新人時代にいかにこの点を身につけてもらえるようにするか、ということに最もアタマを使わないといけないのです。

ですが教育係の多くはあまりそこに頓着していないように見えます。

優しい教え方の人はずっと優しいまま、厳しい教え方の人はずっと厳しいまま。

これはどちらの場合も新人は教育係に依存しており、それによって自立を妨げられている状態です。

優しい教え方 → 「わからない答えはすぐ教えてくれる」という甘え

 

厳しい教え方 → 過度のプレッシャー、ストレスによる思考停止

どちらの場合も極度に相手に依存しています。

自分で考え抜こうという意思が弱いです。

優しい教え方の教育係についた新人は、いつしか受動的な行動しかとれなくなります。

待っていても指示してくれる、教えてくれるという甘い考えです。

厳しい教え方の教育係についた新人は、常に緊張状態にあります。

リラックスしてパフォーマンスを発揮することができなくなる。

そして、常に否定され続けたことによって、新たなことにチャレンジすることができなくなる。

そのことで失敗しまた叱られるという結果を恐れるからです。

結果的にこれら両方の行き着く先は思考停止です。

仕事を自分のためにやる、という意識が薄れていきます。

見ているのは常に相手ということになります。

自分はこうしたい、こうすべきだと思うという意見が持てなくなるのです。

なぜこうなってしまうのか?

それは承認と否定のバランスが偏りすぎているからなのです。

まとめ

人に上手く教えるコツというのを一言でいうと適切な緊張感を保つということです。

いいかえれば承認と否定のバランスを最重要視するということです。

適度に相手の承認欲求をくすぐってあげ、それでありながら適度な緊張感を保つ。

このバランスは教える相手の思考方法、性格によってまったく変わってきます。

つまり教えているようで学ぶ必要があるのは私たちの方ということです。

上手く教えるコツってすごく難しいです。

ですが教えるのが上手い人は間違いなく高いメタ認知力を持っています。

新人目線で考えられる人、承認と否定のバランスがとれている人、そんな人こそがベストな教育係だと思います。

ぜひ目指してもらいたいなと思います。

私も目指します。

ごまお

まずは教育係の教育が先決!

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