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【増えていく?】介護医療院の今後

前回の改定にて創設された介護医療院という介護保険施設。

今後の高齢化社会の住まいの切り札として創設されたのですが当初のもくろみほど増加してきていないようです。

はたしてこの先の介護医療院はどうなのか?というところを見ていきます。

ごまお

介護医療院の役割とは?

【増えていく?】介護医療院の今後

結論

増加していくことを期待します。

介護医療院

介護医療院とは

概要を以下に示します。

移行定着支援加算

 

介護療養病床などに早期転換のインセンティブ付与

 

介護医療院への転換を最初に届け出た日から1年間に限り93単位/日加算
→2021年3月末で廃止(2020年3月までに届け出ないと1年間もらえない)

 

療養環境減算

 

入居者1人当たり床面積が8.0㎡に満たない場合は基本報酬から25単位減算

 

算定要件

 

・介護療養病床・医療療養病床・老健のいずれかから転換した介護医療院であること

 

・介護医療院に転換した旨を入所者本人・家族に説明している

 

・介護医療院に転換した旨を地域住民に知らせている

 

・入所者本人・家族が地域住民と交流できるように地域行事などに積極的に参加している

メリット

・急性期一般病棟入院料1、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟の在宅復帰率の対象となっている

(院内転棟でも在宅復帰としてカウントできる)

 

・病院の病棟転換型は患者家族から見た場合病院に入院しているという安心感がある

 

・「介護医療院スペシャル」といわれるさまざまなインセンティブが付与される

課題

・処遇改善加算の対象なので介護職員の給与が高くなり医療の病棟との給与格差が生まれる

 

・ベットが回転しない(中間施設ではなく、終<つい>のすみか)

 

・介護では使えない公費だと患者負担が高くなる

増えない現状

はっきりいって増加の伸びは鈍いです。

2019年9月時点で全国の介護医療院の数は248施設、総ベット数は1万6061床です。

最も施設数が多いのは富山県と福岡県の17施設、最もベット数が多いのは福岡県の1447床です。

それに対していまだに施設数ゼロのところが岩手県、宮城県、新潟県、宮崎県の4県あります。

 

 

 

 

 

まとめ

介護医療院への転換が進まない理由として財政上の問題があげられています。

介護医療院への転換は自治体が介護施設の入所者数を決めた「総量規制」の枠外とされています。

しかし小規模な自治体(町村)では医療保険適用の医療療養から介護保険適用の介護医療院への転換が生じた場合介護費が急増し介護保険料の高騰につながってしまうため転換に極めて後ろ向きとの指摘があります。

ただし医療・介護全体で考えれば「費用の適正化」につながります。

厚労省は全国で自治体関係者等を対象としたブロック会議や勉強会を開催してこうした点への理解を求めており、これについては介護医療院創設の趣旨などへの理解が進むと期待されています。

 

介護医療院は介護保険上の介護保険施設であり、医療法上の医療提供施設です。

つまり介護療養病床や医療療養病床が担ってきた役割に新たに生活機能を付与することで成立する施設です。

病院、施設から地域、在宅へという流れは今後ますます進んでいくと予想されます。

このような脱施設化が今後の医療施策の基軸となる以上、介護医療院が担う役割はますます大きくなっていきます。

2040年には死亡者に対して病院のベットの供給が追いつかず、41万人分の病床が足りなくなると試算されています。

今後将来においてそのような看取り難民が増加していくことは十分予想されます。

そのためにも介護医療院の増加はマストなのですが、やはりネックは財政ということになるのでしょう。

それこそ小さな市町村では介護医療院が増えると介護保険施設の絶対量が増え、介護費が増加、その結果介護保険料が高騰するということになります。

その影響で医療療養から介護医療院への転換のスピードが遅くなっているのも事実。

難色を示すところがあるのは当然の話です。

そもそも介護医療院に転換されてしまえば、その介護保険財政が持ちませんよということなのですから。

ここは国がどう考えアプローチしていくかにかかっていると思います。

移行定着支援加算を延長させるのか、はたまた違うインセンティブを出してくるのか。

おそらく国が当初思い描いていた数ほど増えていないはずです。

増加の伸び具合もだんだんと鈍くなってきていることも事実。

介護医療院の理念や機能は十分良いものなので救世主となるポテンシャルはあるはずです。

それを活かすも殺すも国の本気度しだいなのかもしれません。

ごまお

どんどん増えてくれることを期待

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