今週のイチオシ記事 → 周りのレベルが低いと感じていたらヤバい【5人の法則】

【2020診療報酬改定】議論の整理を整理する<その1>【中医協ウォッチ】

次期改定議論も最終盤です。

厚生労働省は1月10日「これまでの議論の整理(案)」を提示、中医協はこれについて議論、了承しました。

今後はパブリックコメントから公聴会を経て2月上旬から中旬での答申を目指す流れとなります。

今回はこの議論の整理の中身をピックアップして見ていきます。

ごまお

いよいよ大詰め

【2020診療報酬改定】議論の整理を整理する その1【中医協ウォッチ】

 

結論

自院にとっての重要ポイントを押さえシュミレーションを進めましょう。

診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)

資料→令和2年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)

 

まず本題に入る前にひとつ述べておきます。

この議論の整理はこれまでの中医協の議論を追ってきた人からすると特段目新しいというものではありません。

まさに議論の整理なわけです。

ですが今までそんな議論は追っていない、でも年が明けてそろそろ診療報酬改定の情報を集めなきゃという人はしっかり目を通すべきです。

そして診療報酬改定は政策誘導の側面もありますので、国が今どういう方向に向かわせようとしているのか、何を重視しているのかということはしっかり理解しておく必要があります。

とはいってもこの28ページの資料を読んだところで、何が書いてあるのかがよくわからないという人もいるはずです。

そんな人は診療報酬改定情報の解説サイトを見て理解してください。

昔はそのような情報サイトも限られていましたが、今ではさまざまなサイトが日々情報を発信してくれています。

その記事を読むだけでも十分理解していけます。

私のイチオシはGemMedです。

イチオシにしなくてもおそらく多くの医療関係者が利用しているとは思いますが。

厚労省の資料を読み、GemMedにて詳細を確認する、これだけで十分な情報が手に入ります。

あとは補足的に自分で検索しながら情報を集めていく。

それで十分なんじゃないかと思います。

それこそ情報はその気になればいくらでも集められますが、大切なのは情報を集めすぎないことです。

それが主目的になれば本末転倒ですので。

何のために集めているかということです。

それは自院のこの先のビジョンを決めていくためのはずです。

情報をもとにシュミレートし経営方針を決定していくことが主目的です。

そのためには軸とする情報元を決めた上で分析、検討していくことが大事です。

「いや私は一介の医療事務員に過ぎませんが」という人も同じです。

自院に関係するだろうところの先読み、深堀り、そのためには情報元は固定化しておくべきです。

でないと情報に右往左往するだけで何かわかったつもりだが何もわかっていないというような状態になりかねませんので。

情報コレクターは避けましょう。

あと、予測はあくまで予測にとどめておきましょう。

私たちは予想家ではないのです。

決まっていないことを、ああだこうだ言っていても意味がありません。

全然予想しないのもダメですが、あまりそこにリソースは割かないことです。

今できることを進めましょう。

前置きが長くなりましたが、では本題に入っていきます。

4つの大項目

2020年改定の基本視点は以下の4つです。

1.医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進

 

2.患者・国民にとって身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現

 

3.医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進

 

4.効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上

この中でも「医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進」が重点課題とされています。

つまり「医師の働き方改革」の実行が重要なテーマなのです。

Microsoft Word - 第424回 総会 議事次第 .docx

 

今回はこの点にフォーカスして見ていきます。

Ⅰ 医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進

 

Ⅰ 医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進

 

Ⅰ-1 地域医療の確保を図る観点から早急に対応が必要な救急医療体制等の 評価

 

Ⅰ-2 医師等の長時間労働などの厳しい勤務環境を改善する取組の評価

 

Ⅰ-3 タスク・シェアリング/タスク・シフティングのためのチーム医療等 の推進

 

Ⅰ-4 業務の効率化に資するICTの利活用の推進

■救急医療体制

・救急医療管理加算の一部については重症度スコアを記載へ

・重症度の要件化については2022年以降へ持ち越し

・一部については次期改定でも要件厳格化へ

・救急搬送件数が多い病院を新たな体制加算で評価へ(救急搬送患者受け入れ件数2000件以上/1000件以上)

・救急搬送看護体制加算 → 専任看護師を複数名配置へ

■重症度、医療・看護必要度につ いてB項目の評価方法を見直し「患者の状態」と「介助の実施」に分けた評価とするとともに根拠となる記録を不要とする

■看護職員夜間配置加算、夜間看護体制加算、夜間急性期看護補助体制加算 → 「夜間看護職員の負担軽減策(複数項目)」の要件見直し(「早出・遅出」や「夜勤後の休日確保」などの項目追加等)

■総合入院体制加算における医療従事者の負担軽減等項目について「特定行為研修を修了した看護師の配置」などを追加

■医師事務作業補助体制加算 → 20対1~40対1の要件「緊急入院患者(200件)」「全身麻酔下手術件数の基準(800件)」の緩和

■栄養サポートチーム加算の要件見直し

■入院時支援加算、入退院支援加算 → 「専従、専任看護師等の配置」要件の緩和

■労務管理について入院基本料等での新しい評価の導入(マネジメント体制加算)

■事務書類、事務作業の簡素化・レセプト摘要欄の選択式化の推進

ごまお

しっかり読み解いていこう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です