【2020診療報酬改定】議論の整理を整理する<その3>【中医協ウォッチ】

昨日に引き続き議論の整理を見ていきます。

今回は

「Ⅲ 医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進」

「Ⅳ 効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上」

です。

ごまお

さあいってみよう!

【2020診療報酬改定】議論の整理を整理する その3【中医協ウォッチ】

 

結論

自院にとっての重要ポイントを押さえシュミレーションを進めましょう。

診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)

資料→令和2年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)

Ⅲ 医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進

Ⅳ 効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上

 

Ⅲ 医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進

 

Ⅲ-1 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価(地域医療の確保を 図る観点から早急に対応が必要な救急医療体制等の評価(再掲)を含 む)

 

Ⅲ-2 外来医療の機能分化

 

Ⅲ-3 質の高い在宅医療・訪問看護の確保

 

Ⅲ-4 地域包括ケアシステムの推進のための取組の評価

 

Ⅲ-5 医療従事者間・医療機関間の情報共有・連携の推進

 

 

Ⅳ 効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上

 

Ⅳ-1 後発医薬品やバイオ後続品の使用促進

 

Ⅳ-2 費用対効果評価制度の活用

 

Ⅳ-3 市場実勢価格を踏まえた適正な評価等

 

Ⅳ-4 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価(再掲)

 

Ⅳ-5 外来医療の機能分化、重症化予防の取組の推進(再掲)

 

Ⅳ-6 医師・院内薬剤師と薬局薬剤師の協働の取組による医薬品の適正使用 の推進

 

Ⅳ-7 医薬品、医療機器、検査等の適正な評価

■重症度、医療・看護必要度

A項目 内服の免疫抑制剤管理は評価対象除外へ

・C項目 対象項目の入れ替えと対象期間の見直しへ

基準②(A1・B3)は廃止へ

・重症度、医療・看護必要度のB項目の評価方法を「患者の状態」と「介助の実施」に分けて評価する

・看護必要度Ⅱへの推進

■総合入院体制加算 → 精神医療・産科・小児科医療などの要件緩和、負担軽減計画項目に「医師・看護職員の業務分担」、「特定行為研修終了看護師配置」などが追加

■ICU

・評価指標→必要度とSOFAスコアを組み合わせたものへ

・管理栄養士による早期の栄養管理を評価

■地域包括ケア病棟

・DPC病棟からの転棟患者ではDPC点数を期間Ⅱまで算定する

・自院の一般病棟からの転棟割合に制限を設ける

・入院料及び管理料1・3において評価されている地域包括ケアに係る実績評価指標を見直す

・400床以上の病院が届け出る際には「地域医療構想調整会議の意見を求める」という要件を追加する

■高度医療機器の共同利用

・PET → 他医での実施時の入院料減額緩和措置の対象へ

・超音波検査 → 胸腹部はまるめ等の算定ルールの見直し

・超音波検査 → パルスドプラ法加算の廃止

・CT/MRI → 共同利用時点数の対象機器拡大

■外来機能の分化

・紹介状なし外来受診患者からの特別負担徴収義務対象を200床以上の地域医療支援病院まで拡大する

・小児かかりつけ診療料、小児科外来診療料 → 対象年齢の引き上げ(原則3歳未満→6歳未満へ)

・機能強化加算 → 対象疾患の限定など算定要件を厳格化へ

■在宅医療

・在宅療養支援病院 → 「往診担当医の24時間配置」など要件の緩和

・複数医療機関での訪問診療 → 医療機関同士の定期的な情報共有を要件化、実施可能期間(6か月)の緩和

■薬剤

・後発医薬品使用体制加算等について要件及び評価の見直し

・一般名処方加算の評価の見直し

・ポリファーマシー対策 → 病棟薬剤師の減薬に向けた総合評価等プロセスを評価する加算の新設

ごまお

改定をきっかけに診療報酬に詳しくなろう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。