今回の話は「自分は仕事ができる」と思っている人に特に聞いてほしい内容です。
先に結論を言っておくと、自分は仕事ができる奴と思っている人は大体はできない人ですということです。
この話は完全に私見です。
そして医療事務という職場、さらに今まで私が見てきた人たちというすごく母数の少ない中から導き出されている結論です。
よってバイアスまみれの意見です。
異論は大いに認めます。
ですのであまり真剣に読まず、話半分で軽く聞き流してください。
目次
【マジ】仕事をこなす人ではいけない!【ヤバイ】
結論
仕事に慣れることは必要ですが、慣れすぎてはダメです。
慢心と思考停止
私はこの1年間当ブログを育てることに全力を注いできました。
まだページビューもそんなに多くないですし、やっとスタートラインといったところですが、開始時に比べるとライティングの技術もスピードも徐々に上がってきているとは感じています。
また基本的に毎日更新しています。
正直日中働いた上で毎日更新するのはかなり大変です。
もう睡眠時間をも削っていかなければならなくなる場合も出てきます。
そこまでして毎日更新にこだわる必要はあるのかと言われれば、そんなものはありません。
ですがやめる理由もないので今後も更新は続けていきます。
しかしヒトってすごいもので、最初は大変だと思っていた状況でもそれが続くといつしか慣れてしまうのです。
そしてもう習慣化していきます。
そうなると大変さは感じなくなり、完全に生活の一部と化していきます。
そしていつしかそのギリギリの状況の中にも余裕が生まれてくるのです。
基本私は翌日の記事を前日に書いています。
ホントは大量のストック記事を作っておきたいのですが、どうもそれはできないようです。
前々日に書きためておこうとしてもまったく集中できません。
ギリギリまで追い込まれないとまったくやる気が出ないのです。
ですので毎日が締め切り日のようなものです。
何かすごく精神的に悪そうですが、それがそうでもないのです。
完全にルーチン化してしまうので、毎日「こなす」という作業になるのです。
そしてこなせばできてしまうので大変さは感じないのです。
それはとてもいいことのようにも思えるのですが、私はいつしか違和感を持つようになりました。
これは慣れを通り越しているなと。
このままでは良くないなと。
それはブログを書くことを作業にしてしまったために、完全に質の低下を招いていました。
「とりあえず書けてるからいいや」
「ひとまず書ききってしまえばいい」
これは完全な流れ作業的思考です。
そこには慣れることができることとイコールだと思っている自分がいました。
つまり、慣れたことによってできるようになったと錯覚してしまったということです。
それは明らかに慢心でしょう。
そして更新し続けることだけを目標とした完全なる思考停止状態です。
初めは慣れることが大事、そしてそれはあくまで前提だったはずが、いつしかそこが最終地点にすりかわっている。
もう慣れてしまえばあがりだと。
そんな勘違いをしていることに気づかされたのです。
「慣れる」と「できる」は全然違う
そしてこれは仕事でもまったく同じことがいえるのです。
仕事に慣れた状態を仕事ができる状態と錯覚している人って割と多いです。
それは全然違うことなのに。
そしてただ仕事に慣れているだけなのに「できている」と感じている人は私のブログと同じことで慢心と思考停止なのです。
そこには一切考えるという行為がない。
ルーチンをこなす、指示されたことをする、それは仕事であって仕事でない。
全体最適を考えれば仕事ですが、自身の成長という視点で見れば仕事ではない。
そこには何も付加価値がつかない。
というかそんな視点がない。
なのに自分はできる奴って思っている。
これは悲劇でもあり喜劇でもあります。
また全然別次元でベテラン勢の勘違いというのも横行しています。
ベテランにとっては慣れたことなど遠い昔の話で今やっている業務に関しては知らないことはないと思えるほど慣れきって、いや、だれきっています。
ある意味怖いものなしです。
特に院内で一番請求に詳しいとか、保険に詳しいと見られている人は勘違いしても仕方ない部分も確かにあります。
ですがそれではあまりにも視野が狭すぎます。
一度外に出るべきです。
そうすれば自分が全然大したことない人だったというのがわかるはずです。

どんな時でも自分を客観視することを忘れてはいけません。
常にメタ認知を効かせる、それが大切です。
すべてをこなしてはダメ
仕事って生産性を上げるためにどんどん効率化していくのはいいのですが、すべてをこなすというレベルで完了させてはダメです。
なぜなら、こなすことで成長できることなんかないからです。
すべては予定調和、想定の範囲内。
つまりは余裕ってことです。
そして何の挑戦もしていない状態です。
ここではそもそも医療事務員はみんながみんな成長志向ではないよ問題があるのですが、それはいったん置いておきます。
向上心があって成長志向な人が普通だよねという前提で話します。
それならば半分はこなす仕事でも、もう半分は挑戦を含む仕事でないとダメです。
医療事務員は総じて仕事のモチベーションは高くない、これは悲しいかな事実です。

ですがそんなにモチベーションに依存しなくてもレベルの高い仕事はできるはずです。
ただ、これには条件があって常に今の自分のレベルよりも少し上の仕事に取り組み続けることが必要です。
要は適度な困難さ、適度な緊張感がないといけないのです。
そこがないくせに自分はできるって思っている人がどれだけ多いことか。
語弊を生む言い方をあえてしますが、成長するには自分を追い込む必要があるのです。
めちゃめちゃ成長したければめちゃめちゃ追い込む必要があります。
その困難さを克服する瞬間でしか人は成長できません。
もがいてはい上がる人でないとそこから上へは行けないのです。
これはくだらない精神論だと思いますか。
でもそれが現実です。
社会はそんなに甘っちょろくはできていない。
だからといってストイックに追い込めというつもりもありません。
いいたいことはもっとシンプルです。
毎日少しずつでいいから自分を伸ばす努力をしましょうってことです。
自分の学びに投資しましょうってことです。
資格を目指すも良し、新たなスキル習得を目指すも良し。
それは未来の自分を必ず助けてくれます。
特に医療事務には明るい未来は待っていません。


これから先の扉は自分でこじ開けるしかない。
この先も医療事務でやっていこうとするのならば、自己開発をする時間は絶対必要なのです。
まとめ
仕事って慣れるものですが慣れすぎてはダメです。
その状態はヤバイと自分で認識できることが大切です。
そして慣れきったその状態を仕事ができる状態だと勘違いすることが一番やってはいけないことです。
そこにあるのは慢心のみです。
何の学習意欲も向上心もない。
ですがそういう人は一定数必ずいます。
その人たちに共通しているのは、目の前しか見ていないということ。
1年後どうなっていたいか、3年後どうなっていたいかというビジョンがない。
逆にいえばだからこそ今の自分はできる人と思い込むことができるのでしょう。
将来に危機感を抱けば現状に満足する瞬間なんて来ないですから。
一度自分を見つめ直してみてください。
そして今自分が行っている業務の大部分がルーチン化されていたり、またかなりの時間的な余裕が生まれているのであれば仕事の仕方を疑った方がいい。
100%仕事をこなす人であるならばマジでヤバイです。
それならその仕事に付加価値などあるはずもない。
そしてそれを行うのがあなたである必要もない。
少なくともそんな思考停止で行える仕事はこの先なくなる仕事です。
自分がそこにいる意味をしっかり問うてみることです。
仕事には慣れるべきですが慣れきってはいけないのです。