【2020診療報酬改定】早わかり1分解説 その⑨<透析>

今回は透析関係を見ていきます。

【2020診療報酬改定】早わかり1分解説 その⑨<透析>

 

結論

評価の適正化、点数の適正化がはかられます。

透析

(改正後・改正前の順)

<ポイント>

■人工腎臓

現在人工腎臓には腎性貧血の内服薬(ロキサデュスタット錠)がエリスロポエチン製剤と同様に包括され、院内処方で算定することとなっています。

今後院外処方にも対応するため、同内服薬を使用する場合の新たな評価体系として「ニ」「ホ」「ヘ」が新設となります。

 

■PTA

経皮的シャント拡張術・血栓除去術(PTA)は今までは3ヶ月に1回のみの算定と限られていました。

ですので、たびたびシャントが詰まるという場合においてはそのしばりに引っかかり算定できないという状況がありました。

今回改定により初回の除去術実施後3ヶ月以内に実施する場合1回に限り算定可能となります。

ただしその要件として、透析シャント閉塞の場合かシャント血流量が400ml以下又は血管抵抗指数(RI)が0.6以上の場合とする基準が設けられています。

そしてその要件を満たす画像所見等の医学的根拠を診療報酬明細書の摘要欄に記載することとされています。

 

■腹膜透析と血液透析の併用要件の見直し

腹膜透析患者が他の医療機関で血液透析ができるように要件が見直されます。

腹膜透析患者が他の医療機関で血液透析を受けたとき腹膜透析を管理して いる医療機関は「在宅自己腹膜灌流指導管理料」が算定できるようになり、他の医療機関で は「人工腎臓」が算定できるようになります。

ごまお

ほかにも細かく変更されているところがあるので、すみずみまで要チェックやで。

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