今回は 認知症ケア加算・せん妄ハイリスク患者ケア加算 です。
ごまお
せん妄ハイリスク患者ケア加算は新設
目次
【2020診療報酬改定】早わかり1分解説 その⑩<認知症ケア加算・せん妄ハイリスク患者ケア加算>
結論
身体拘束率に注目することも大切です。
認知症ケア加算・せん妄ハイリスク患者ケア加算
(改正後・改正前の順)
<ポイント>
看護必要度の基準②廃止のバーターが認知症ケアやせん妄予防の評価になります。
今回の基準②廃止の議論は急性期入院医療の評価指標としていかがなものか、というところから始まっているわけですが、そうは言っても認知機能に問題のある高齢者は今後もますます増えていくわけです。
ですので基準②廃止によって看護必要度では評価からは外すが、その代わりに当加算の方で評価するという形です。
また認知症ケア加算の主旨とは何かというと身体拘束をしない看護への取り組みということです。
ここにいかに病院として注力できるかが今後ますます問われてくることになります。
NDBデータによると身体拘束率の全国平均は28.7%です。
自院の割合がそれよりも高いのか低いのか。
そして今後病院としてどのような取り組みを行っていくのか。
医療安全、経営面どちらの面からも認知症ケア加算・せん妄ハイリスク患者ケア加算算定への取り組みは非常に重要です。