22万円免除はホントにトクか?【診療情報管理士資格をタダで取る】

以前に社会人は大部分の人が勉強していない、だから少しずつでも学ぶことを継続できれば周りに比べて抜きん出る可能性は高まるよという主旨のことを書きました。

【働きながら】資格勉強には大きな意味がある!

私は今の時代、社会人こそ学びが大切と思っています。

もうすでに一つの分野のスキルと経験だけでやっていける時代ではないと感じています。

特に医療事務についてはこのブログで何度も繰り返し述べていることですが、変化しようとしない人が未来永劫続けられる仕事なんてありません。

今やっている仕事を5年後も10年後も続けていると本気で思っているの?って思うのです。

だったら今何が必要なの?何をしろと言うの?という問いには答えません。

それは人それぞれで決まった正解なんてないからです。

ですがすべてに共通して言えることは、攻めるマインドを持たない限り自分の思い描く未来なんて絶対に来ないということです。

今回は攻めなきゃいけないということを述べていきます。

ごまお

診療情報管理士資格は取得に結構な費用がかかるねん

22万円免除はホントにトクか?【診療情報管理士資格をタダで取る】

結論

トクにもソンにもなる。すべてはあなたしだい。

22万円

今回の記事を書くに至っているのはあることがきっかけとなっています。

そのあることとは資格取得の支援制度の創設です。

このほど当法人では診療情報管理士の資格取得に関する受講料支援制度が創設されました。

つまり診療情報管理士資格の受講料を法人が肩代わりするということです。

もうすでにそのような制度や運用を取り入れているところもあるかと思います。

診療情報管理士の人は知っていますが当資格を社会人が通信教育で取得しようとする場合、受講料は2年間で22万円かかります。

これは純粋に受講料のみです。

受験費用、認定費用は別途となっています。

となると資格取得のためには結構な額のお金がかかるということです。

ですがここでは2つの見方に分かれます。

「高すぎだろ、マジか」と思う人と「ああそれぐらいはかかるんですね」と思う人の2つです。

そして「高すぎだろ、マジか」と思う人にとって今回の支援制度は願ってもないことでしょ、というのが上層部の見立てです。

資金面で二の足を踏んでいた人をこれで取り込めるのではないか、新たな取得希望者が出てくるのではないかということです。

今回支援制度創設の流れとなった背景には、当法人における診療情報管理士の数が一向に増えてこないという問題があります。

数年前まではそれなりにいた有資格者が退職、転職によって徐々に減っていき、そしてまったく増えなくなりました。

診療情報管理士資格を持った人が入職してくれることが一番望ましいのですがそれもかなわず、かといって在職者で新たに資格取得を目指す人も出て来ずという状況が長らく続いていました。

将来的にみてこの状況が続くと間違いなくきつくなる、今手を打っておかなければいけない、という現場側と上層部の思いが混ざり合い今回の支援制度へとたどり着きました。

そもそもなんでこんなに高いねん、という素朴な疑問は今回置いておきます。

そしてここがポイントなのですが、この22万円を高いと見なしていること自体問題なのではなかろうかということです。

私の結論を先に述べておくと金額で躊躇するぐらいならやめておいたら?ということなのです。

確かに客観的に見れば、1つの資格の受験資格を得るための通信教育の受講料が22万円というのははっきりいって高いです。

ですがだからといって受講しないという選択肢がはたしてあるのか、ということです。

もし仮にそこで二の足を踏む人がいるというのならば、その人がほしいのはその資格の称号であって、中身じゃないということです。

診療情報管理士という肩書きだけがほしいのです。

つまりそもそも何のために資格取得を目指しているのかという目的がブレてしまっているのです。

ですので金額を考慮に入れている時点でおかしいのです。

もし22万円が30万円だろうが40万円だろうがその分野の勉強が必要だと判断する人はそのまま資格取得を目指します。

なぜならほしいのはその分野の知識、スキルであって肩書きではないからです。

資格取得の意味を自分で消化しきれていない限り22万円を有効利用することは不可能なのです。

支援制度の是非

しっかり学校で学びたい、でも経済的理由でそれが難しい。

そのような人のために奨学金制度があります。

見方によればそのような奨学金制度と今回の資格取得の支援制度は同じものとうつるかもしれません。

しかしその本質はまったく違います。

奨学金制度を利用して学校に通うという人は是が非でもそこで知識とスキルを身につけたいと真剣に思っています。

要は本気度の問題です。

「まあ身についたらラッキー、ダメだったら仕方ないな」とは思ってないわけです。

結局のところ、お金がなかったから学べなかったという逃げ道を事前にふさいでいるので、いいわけができないのです。

できなかったのは自分の努力が足りなかったから。

失敗の理由はそれしかないのです。

だから必死で頑張る。

そして返済義務がある奨学金ならばいずれ返さないといけない。

だからそのために今頑張る。

ですのでこのような場合の奨学金制度は自分を動かすモチベーションにもなりえるし、良い意味での強制力として働きます。

ですが当法人が今回創設した支援制度がそのように働くかどうかにはかなりの疑問符がつきます。

当法人の支援制度ではのちの返済を求めていません。

つまり、資格取得後に4年間勤務をすることで返済免除としています。

ですので結局タダで受講できるということです。

これでモチベーションが上がるでしょうか。

むしろモチベーションの維持は難しいのではないでしょうか。

だってしょせん人の金ですから。

資格取得後に4年間勤務していればいいだけなのです。

2年で取得しろとはどこにも書いていません。

だったら3年かかっても何の問題もないのです。

そして当人にとっては受講料を一銭も払っていないわけなので、ソンをしている感覚はないのです。

本当は資格取得に余計な時間を費やすことが一番のソンなのですがそんな自覚はないわけです。

つまり何が言いたいのかというと、ホントにソントク勘定で生きていこうとするならば、重視すべきはお金よりも時間ってことです。

そしてその時間をソンしないためのインセンティブにこの支援制度は働かないだろうってことです。

むしろ逆に働くのではないか?そう思うのです。

支援制度を否定する気はありません。

ですが、これは使い方しだいです。

もっというなら当人のマインドセットしだいなのです。

身銭をきれ

結局人の金は人の金です。

そこに重みを感じることなんてありません。

会社が費用を出してくれる、法人がお金の面倒を見てくれる、それは確かにラッキーなことかもしれませんが、ホントの意味ではラッキーではないということです。

ホントに学習したいなら、スキルを習得しないなら身銭を切る以外に方法はありません。

そうじゃないと絶対本気にはなれない。

ホントに未来を変えたいのであれば、自分への投資に躊躇している場合ではない。

攻める姿勢でないと突破口は生まれないということです。

22万円でラッキーと思っているようじゃ未来は何も変わらないよっていうことです。

 

まとめ

ここまでの話を受けての私の結論は次のとおりです。

支援制度をあえて使わず自腹で受講すべき。

なぜそうするかの理由は本文で述べたとおりです。

支援制度を利用してもきちんと学び成長する人はもちろんいるとは思います。

ですがそんな人はマイノリティです。

ほとんどの人は必ずトクしたって思ってしまう。

そして仮に自腹で受講した場合とタダで受講した場合を比べたとすれば、おそらく前者の方が習得スピードは早いはずです。

それは本気度が圧倒的に違うからです。

攻めにいっている人と突っ立っている人との違いです。

冒頭で22万円免除はホントにトクか?という問いの結論にトクにもソンにもなる、と書きました。

結局のところマインドセットに左右されます。

だからトクにできる人もいるだろうし、ソンにしかならない人もいるだろうってことです。

ですがトクにできる人はその中のほんの一握り。

自分はその一握りに入れる自信があるという人はいいのですが、たぶんあなたはそうではないはずです。

ホントに学びたいなら、ホントに人生を味わいたいなら他人のお金に乗っかってはダメです。

それでは本気度が足りない。

そして最も大事なことは、資格取得はゴールではないということです。

診療情報管理士資格があるからといって、その人が仕事ができるかどうかは別問題です。

世には診療情報管理士資格を持ってはいるがまったく別の医事業務を担当しているとか、そもそも診療情報管理業務をしたことがないっていう人もごまんといます。

ですので診療情報管理士資格を取ったからといって、別段特に何も変わりません。

何が言いたいのかというと、資格取得は通過点の一つに過ぎないということです。

そして資格勉強で得た学びよりもはるかに深く多くのことを学べるのが実務なのです。

ですのでインプットすることはもちろん大事なのですが、アウトプットすることはその100倍大事なのです。

だからインプットすればそのあとにはその何倍ものアウトプットが必要なのです。

インプットし続けることは効率が悪いのです。

だったらそのインプット期間を最速で駆け抜けることが膨大なアウトプットにもつながるのです。

つまり診療情報管理士として身を立てたいのなら、早くアウトプット中心の体制に持っていくべきなのです。

であるならば資格取得に3年も使っていてはダメということです。

2年で取れるものは2年で取りきる。

それが生産性を最大化させ、自身を最速で成長させる方法です。

そこを目指すのであれば、自分のお金で受講した方がよくね?ってことなのです。

たった22万円トクするためにそれ以上のものを失っているんじゃないですか?ってことなのです。

これはあまりにもストイックな考え方なんでしょうか?

ごまお

必要だと思えば今すぐ取ればいい。自己投資以上のリターンを生み出せる自分になりさえすればいいってこと。

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