以前「今医療事務員におすすめするきっと仕事に役立つ本3選」という記事を書きました。

それが2019年版だったので今回は2020年版として書いていきます。
今回の3冊は私が何回も読み返している本でもあり、仕事への向き合い方、考え方にとても役立っていると感じている本です。
どれも有名な本ですので知っている人も多いとは思いますが、ハズレは1冊もないと断言しておきます。
まだ読んだことないよって人はこれを機会にぜひ読んでみてください。
ではいきます。
【2020年版】今医療事務員におすすめするきっと仕事に役立つ本3選【超厳選】
結論
すべて役立つ必要はない。
1ヵ所でも明日からの行動に影響を与えられるエッセンスをくみ取れる部分があったのであれば、読む価値は十分あったということ。
今仕事に悩む医療事務員の全員にぜひ読んでほしい3冊です。
【厳選その1】最後はあなたが勇気を出して自分の人生を変えるしかない!働き人必読の書
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
北野 唯我 著
転職のあらゆる不安と焦りに「答え」を出す!・「
これは転職の方法やテクニックを書いている本ではありません。
また転職はするべきだと煽っている本でもありません。
この本はそんな狭い範囲の内容を語っているわけではありません。
転職の思考法というところから、仕事への考え方を教えてくれる本です。
医療事務員はもとより、世の多くの会社員たちはみんな一度は転職ということを考えたことがあると思います。
それは本気で考えた人もチラッと思ったことがある人もすべて足せば、ほとんどの人が該当するのではないでしょうか。
そしてみんなすごく悩んだんじゃないでしょうか。
でも結局決められないみたいな人も多いんじゃないかと思います。
結局みんなわからないんです。
なぜなら転職に対する明確な評価軸がないからです。
多くの人がどんな考え方でキャリア選択すればいいのかがよくわからない。
つまりそこの基準がないから決められない。
そういうことなのです。
本書はその部分を詳細にわかりやすく説明してくれています。
詳しい内容は一部以前記事に書きましたのでご覧ください。

大事なことは自分の明確な判断軸を持つことです。
そして次の2点を自身に問うてください。
・今の場所に居続けて自分の市場価値は向上し続けるのか?
・仕事の難易度と自分の実力はちょうどいいバランスになっているか?
そもそも市場価値とは何なのか?
仕事において市場価値がすべてとは言いませんが、その理解は必須です。
市場価値はどうやったら高められるのか、何が大事なのかということはきちんと理解しておくべきです。
また、今自分が挑んでいる仕事はちょっと難しいちょうどいい難易度か、ということもつねに確認しておくべきことです。
上記の2点で1つでもNoがあるのであれば、今の環境からは抜けるべきかもしれません。
結局、自分の人生に100%腹落ちしていればそれ以上に幸せなんてことはないのです。
ですが少なくとも上記2点の両方にYesと言えなければ、100%の腹落ちなんてムリです。
だってそうでない環境って間違いなくつまらないから。
仕事において楽しいの反対語は「つらい」ではなくて「つまらない」です。
つまらない仕事をしていて幸せなんて感じれないでしょ。
仕事は楽しくなくては仕事ではない。
これは私の持論です。
そして楽しいとつらいは共存しうるのです。
私が言う楽しい仕事とは「つらくて楽しい仕事」です。
それなら人は乗り越えられる。
でもつまらない仕事はモチベがもたないから乗り越えてなんかいけない。
あなたは「今の私の仕事は最高だ」って胸をはって言えますか?
もしまだ言えないのであれば、仕事に向かうマインドセットを整えておく必要があります。
本書はその手助けになること間違いなしです。
【厳選その2】リーダーシップは全員必要!自分の人生をリードするためのリーダシップ論
採用基準
伊賀 泰代 著
マッキンゼーの採用マネージャーを12年務めた著者が初めて語る。
地頭より論理的思考力より大切なもの
採用基準というタイトルですが本書は「リーダシップ」の本です。
リーダシップってなんぞやというところにフォーカスして書かれています。
端的にまとめると、リーダシップとは、「目的志向で達成に主体的に関わって自らチャレンジし、人を動かしていくスキル」だということです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

記事にない部分で大事なポイントを上げておくと、
リーダシップが機能するには成果主義という前提が不可欠
ということです。
またリーダシップを持っている人の4つの行動特徴としては
1.目標を掲げる
2.先頭を走る
3.決定する
4.伝える
ということがあげられます。
詳しくは本書で確認してください。
重要ポイントは
・リーダシップは全員に必要
・リーダシップは後天的に学べるスキル
ということです。
ぜひそういう意識を持ってつねにリーダシップを発揮できるようになりましょう。
【厳選その3】あなたには周りを巻き込む力があるか?人を言葉で動かす力を手に入れるために覚えるべき必殺技集
1分で話せ
伊藤 羊一 著
世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
本書はプレゼンの極意ともいえる本です。
ですが医療事務員の人たちはそもそもプレゼンなんて関係ないし、と思うかもしれません。
ですがそうではありません。
要はいかに相手に動いてもらうかということを噛み砕いて解説している本なのです。
どうやったら伝わるのか、いやそれよりも大事なことは、どうやったら動いてくれるのかが大事なのです。
つまりプレゼンとは相手を行動させるために存在しているのです。
であるならば、それは別にプレゼンに限らないのです。
私たち医療事務員はいかに他部署の人たちも巻き込んで業務改善していくか、病院運営を動かしていくかということを求められています。
ですのでどうやって話すか、どうやって伝えるか、どうやって動かすかが重要なのです。
本書にはその極意が散りばめられています。
その一部は過去記事にも書いています。

本書はとてもわかりやすく書かれており非常にサクサク読み進めていけます。
それでいてとても勉強になることばかりです。
私が大事だなって思ったのは次の3点です。
・いらない言葉はとことん削る
・3段ピラミッドを作る
・リトルホンダを作る
詳しい内容はぜひ本文で確認してください。
まとめ
私はこのブログではつねづねマインドセットが大事と述べています。
結局つきつめると仕事のできる人、できない人の差ってそこなんです。
単純にいわゆる医療事務のスキルといわれているものを見てみると、そこまではっきり能力差が出るということはありません。
誰しもそれなりに経験年数を積めばそれなりに仕事はできるようになります。
もはや5年目と10年目には5年分の差なんかありません。
なんなら5年目の人の方が優秀な場合って普通にあります。
だったらそこの差は何なのかっていえば、それはマインドセットの差なのです。
仕事に向き合う姿勢の差なのです。
今回紹介した本も「それはあくまで理論上の話」と思って読む人と「1つでも今の自分の仕事に使えないか」と思って読む人ではそのあとのアウトプットにははっきりと差が出るのです。
本を読むってその習慣がない人には非常に億劫に思える行為です。
でも別に1冊まるまる読む必要なんてありません。
その中のワンエッセンスでもくみ取れて自分の行動に反映できるのであれば、それは非常に有益なことなのです。
今回の3冊は読んで損することは絶対ないと断言できます。
まだ読んでいない人はぜひ目を通してみてください。
ごまお