医事関連のテーマを中心に感じたこと、考えたことを綴っていきます

自分を責めてもいいことなんて何もない!~医療事務的セルフコンパッション~

もっと自信を持とう、ポジティブになろう、ということはよく聞く言葉です。

前向きに生きていく為にはそのようなことを意識、実践していくことが必要なんだと私達は思っています。

ですが現在の心理学の考え方ではそれは目指すべきことではない、という論調なんだそうです。

それよりももっとセルフコンパッションを重視すべきとしているそうです。

果たしてセルフコンパッションって何なのか、仕事にどう活かすべきか、人生にどう活かすべきかということについて見ていきます。

セルフコンパッションって何?

簡単に言えば自分への思いやり、自分に優しくすることです。

ここで勘違いしてしまいがちなのは自分に甘くすることではないということです。

このセルフコンパッションの概念を理解しようとする場合ここが一番ポイントです。

私のようなおっさんですと昔から自分を甘やかしてはダメだ、自分の為には自分に厳しくしなくてはいけない、という社会的な意見、風潮の中で育ってきました。

ですのでテストの成績が悪かった場合や何かで失敗するごとになんて自分はなんてダメなんだって思ってしまい更に厳しい義務を課すなんてこともありました。

逆に自分に甘くするということで言うと、今回はダメだったけどたまたまでしょ、なんとかなるっしょ、って超甘く捉える場合やそのような見立てをする人もいます。

これはどちらも陥ってはいけない思考でセルフコンパッションはその間をとりましょうということになります。

なんて自分はダメなんだって思うのではなくて人間なんだから失敗だってするし上手くいかないことだってある。

でもこれは今は上手くいかないだけであって工夫をすれば、試みを変えてみればきっと上手くいく、道は必ず開ける筈だと思えることが大事なのです。

このように自分を責めないで現実を受け入れ前向きな思考を持つ為にはこのセルフコンパッションが超重要となるのです。

セルフコンパッションを持つ為のマインドセット

そう言われても自分を甘やかすのではないけれど自分に優しくするって難しいって思う人も多いでしょう。

ここで必要になるのが物事に対する考え方、捉え方です。

それをマインドセットと呼びます。

このマインドセットをどう保つかによってセルフコンパッションが機能するかどうかを左右します。

要は日常どういう風に物事に対峙しているか、向き合っているかが大切だということです。

そのポイントを見ていきます。

失敗をどう捉えるか?

誰だって失敗するのは嫌です。

出来たら失敗なんて一切したくないです。

しかしそれは不可能です。どんな人だって必ず失敗はします。

それこそ人間だもの失敗だってするさってことです。

でも大事なのはそこではなく、失敗した時にどう考えるかということです。

ここで持つべきマインドセットは失敗=(イコール)学習と捉えることです。

失敗することは決して損なことではないです。むしろ得なことなんです。

なぜかというと成功は学びにはならないからです。

成功するることはいいことですが成功しているうちはなぜ上手くいっているか分かりません。

成功している要因なんて特定出来ないものです。

ですが逆に失敗すればその原因は分かります。そしてそこから学び成長することが出来ます。

大事なのは学習することです。それがないと先へ進みません。

そう考えると人は学習する為には失敗をしなくちゃいけないのです。

それはわざと失敗するという意味ではありません。

新たなチャレンジをどんどんしていきそこで失敗し学び取るということです。

そしてその為には失敗した時にそれを受け入れるメンタルが必要でそれがないと成長もない訳です。

失敗をプラスに捉えられるマインドセットそれが持てるかどうかが全てです。

そして心にとめておくべきことは、人間は何かを失う時にしか学ばない、ということです。

あなたはあなた

要は自分と他人を比べるなということです。

それには意味がないのです。なぜならあなたはその人ではないからです。

それは比較するものではなく違うものです。

仕事と私どっちが大事?っていうナンセンスな質問と同様でそれらは比べる対象ではなく全く違うものです。

違うものを比べても意味なんてないですよね。

だから違うものは比べないことです。

えてして他人は良く見えます。

ですが比べても意味がないもので無駄に自分を責めても何も生まれません。

他人と比べて自分を卑下することなど何もありません。

もしそんなことをしているのなら今すぐやめましょう。

また周りが支持するから支持するとか世間が言っているから同調するとかという行動もやめましょう。

これも他人と比べているのと一緒です。

たとえ人気があろうとなかろうと自分が信じているものを支持する、そうすることで無駄に自分を責めることを回避出来ます。

自分の才能を見くびらない、自分の可能性に期待する

自分には何の才能があるのか、何に向いているのか。それを分かっている人って少ないと思います。

多くの人は自分の才能を見くびっていると思います。皆さん諦めるのが早すぎます。

人は自分には隠された才能があるって思いがちなんだそうです。

なぜそうなるかというとそう思うことで現状に満足出来ないのはその才能がまだ見つかっていないからだ、と自分に言い訳出来るからです。

ですが隠された才能なんてありません。

ただチャレンジしていないだけなのです。

失敗することに恐れ、行動せず隠された才能という幻想がもたらす安心感に甘えているのです。

それは自分をごまかしているだけにすぎません。

もっと自分に期待すべきです。もっと自分の才能を見つけ出すチャレンジを行うべきです。

自分にはそんなものはない、もう何も変わらないって思うのならば本当に何も変わりません。

ですがそれではセルフコンパッション以前の問題となってしまいます。

自分は駄目なんだって思う前にそう思えるぐらいチャレンジすべきです。

1つ例をあげますと、医療事務経験も長くてレセプト経験も豊富なある事務員がいました。

私から見てもいわゆるよく出来る人です。

しかしここしばらく担当業務が全く変わらずキャリアとしては経験年数が増えているだけで成長していないように見えました。

そこで新たに診療情報管理部門を学んでいってほしい、資格取得も目指してほしいと伝えました。

ですが本人の返事はそのつもりはないというものでした。

そして今の年齢から新たに資格の勉強をするのは無理だと言うのです。

これはその人個人の考え方もあると思いますが、最近の風潮としてこのように考える人は増えてきているように思います。

つまり、早々に諦めているのです。

現状でマックスだと自分で線を引いているのです。

かといって現状に満足しているのかと言えばそうではなかったりします。

そもそも資格取得を目指すのに年齢なんて何の意味もありません。

たとえ60歳、70歳だろうが取る気があれば目指せばいいのです。

所詮自分はここまでだ、これ以上は無理というのは結局「失敗をどう捉えるか」の話に戻りますが失敗するのが嫌、失敗は損というマインドセットなのです。

この失敗は損という考えが諸悪の根源だと思います。

失敗はお得なんだよ、学べるんだよ、成長出来るんだよということに気付いてほしいと思います。

とにかく自分の才能を見くびらず、くじけず何度もチャレンジするというマインドを持つべきだと思います。

まとめ

セルフコンパッションとは自分への思いやりだと言いました。

要は自分を責めないで現実を受け入れようということです。

その為には自分ときちんと向き合うことが最重要です。

えてして人は自分に言い訳をします。理由づけをします。

ですがその行為は自分と向き合えていない時に出るものです。

まずは現実をありのままに受け入れ、そして無駄に自分を責めない、ここが第一歩です。

以前にも書きましたが医療事務ではメンタルが原因での退職が非常に多いです。

私が思うにはまずストレスへの対応方法が分からない、出来ないというのと自分を過度に追い詰めてしまう、というのが大きな要因になっていると思います。

ストレス対策というのも実際個人個人での対応もなかなか難しい部分もありますし、今後を見据えれば法人や企業単位での対策案も立てていくべきだとは思います。

実際何が有効かなどははっきり言えませんが。

例えばですが始業前3分間瞑想というのでも効果は期待出来ると思います。

瞑想は科学的エビデンスがかなり確立されていますのでストレス対策には有効です。

そして今回お話したセルフコンパッションも自分自身へのプレッシャーを軽減してくれますのでストレス対策にも有効だと思います。

セルフコンパッションは仕事にもそして人生にもとても大事なので常に心にとめておいてほしいと思います。

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