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【ここがポイント!】医療事務を辞めたいと思っている人が持てていない2つの感覚

医療事務の退職問題については過去にいくつか記事にしてきました。

医療事務がつらいのなら辞めてもいい【でも心理対比はするべきです】【続ける?辞める?】医療事務がつらいのはどうする?【シンプルアンサー】

医療事務はブラック、離職率が高い、ストレスでやられるなど一般的にいろんなイメージを持たれています。

といってもこれは本当にイメージ先行です。

ホワイトだと思っている人だっているし、もっと離職率の高い職業だってあるし、ストレスでやられない人もいます。

だからそんな経験談を聞いたり、書き込みを読んだところでそれはあくまでその人個人の感想でしかありません。

ですので「ホントにつらいんなら辞めればいい」とか「頑張れるところまではやってみれば」というアドバイスもそれはあくまで助言者の主観でしかないのです。

よって発信者が真剣に書いてみても、またそれを相談者が真剣に読んでみてもお互いは自分の経験にもとづいた理解しかできないわけで、実はかみ合っていないのです。

ですので一度も辞めたいと思ったことのない私が、今辞めたいと思っている人の気持ちを察してアドバイスをすることは実はできないのです。

もっともらしいことを言うことはできます。

でもそれだと完全なる偽善です。

そんな言葉はかえって害悪です。

ですので今後医療事務を辞めたいと思っている人に私からかける言葉はありません。

ただ客観的に見て辞めたいと思っている人はこんな傾向であるというところだけ述べておきます。

その傾向とは2つの感覚が欠けている、というか持てていないよねということです。

だから逆に言えばそこが埋まりさえすれば辞めたいとはならないはずだということです。

そのあたりのことを深掘っていきます。

医療事務を辞めたいと思っている人が持てていない2つの感覚

 

結論

2つとは「貢献感」と「自己効力感」です。

貢献感と自己効力感が得られない3つの理由

仕事の究極の目的は他者貢献と自己成長です。

お金のため、生活のためというのはあくまで副次的要素です。

おそらくなんですが、ある程度お金があって十分生活ができるという状態であっても人は働くんじゃないかと思います。

人はやはり誰かの役に立っている実感が得られてこそ幸せを感じる生き物だからです。

ですので仕事に貢献感は絶対必要なのです。

そして働くモチベーションは自己を承認できていなければ生まれてはきません。

その意味では自己効力感も必須なのです。

【セルフエフィカシー】自己効力感を持とう!【やる気アップ】

この「貢献感」と「自己効力感」は辞めたいと思っている人には間違いなくありません。

ないというか持てていないといった方が正しいです。

ではなぜ持てていないのか?

そこには3つの理由が存在します。

それは

1.人間関係

 

2.減点主義

 

3.労働と対価のバランス

です。

順に説明していきます。

1.人間関係

人は人である以上人間関係で悩むことは当たり前の話です。

自分と違う価値観、考え方をする人たちと一緒にいれば、人間関係で何かしらの問題が出てくるのはある意味必然です。

だから仕事のストレスの第1位が人間関係なんてことは至極当然の話です。

別にそこは注目する点ではない。

ただ医療事務の場合他業種とは少し状況が違います。

まず職場が病院だということ。

そして普通だとお客に当たるところが患者だということ。

そこにはポジティブさなどは生まれない。

むしろネガティブ。

これは良い悪いということではなくて、そういう職場だということ。

だからデフォルト設定がすでにネガ寄りなのです。

もうその時点で無意識下にストレスはかかっています。

その状況下での患者対応。

そこでかけられる言葉はねぎらいや感謝をはるかに上回る問い合わせ、クレーム、ときには暴言。

診察の待ち時間が長いのも、書類が書き上がっていないのもまったく自分には関係のない話。

でもそのクレームを受けるのは受付担当である自分。

他の病院スタッフの対応の悪さのクレームを聞くのは会計担当である自分。

それも込みで仕事なんだよって言ったところでほとんどの人は心の奥では納得していません。

これがまず対患者の人間関係です。

あとさらに対上司、対他部署の人間関係もあります。

そうです、抱える人間関係が多いのです。

特に対他部署においては明確な院内ヒエラルキーが存在します。

病院内ヒエラルキーと医療事務【医事課の役割とポジション】

そんなのは気にしなければいいとは思いますが実際はそんな簡単に処理できる問題ではないのです。

このように自分対患者、自分対上司、自分対他部署という中で平気な人は平気ですが、そうでない人にとってはこれ以上の過負荷なストレスはないのです。

このような関係性は医療事務特有のものです。

これを耐えて乗り越えられる人と耐えられない人とは完全に分かれます。

2.減点主義

誤解を恐れずに言うと、医療事務という仕事には一切のクリエイティブさは必要ありません。

そんなものは求められていない。

求められているのは精度と正確性。

実施された診療行為を過不足なく請求しきる知識とスキル。

そこに何かを生み出す創造性は必要ないのです。

粛々と間違いなくこなすこと、医療事務にとってはそれが正義なのです。

ですので普通に請求できてて当たり前なのです。

だから100点で普通なのです。

これは現場からするととんでもなく高いハードルなのですが、周りは当たり前のようにそう見ます。

ですので査定されたらマイナス、クレームを受けたらマイナス、他部署から指摘を受けたらマイナスなのです。

そうです、完全なる減点主義なのです。

基本加点はされず、減点のみ。

だからそうなれば自然と「ミスはダメ」というマインドしか持てなくなります。

何かにチャレンジしようなんて風には決して思わない。

保身に走っても仕方がない状況がそこにはあります。

3.労働と対価のバランス

医療事務の給料はたしかに安いです。

それももちろん問題ですが、もっと本質的な問題はその給料が働いた分と全然見合っていないと本人が思っているということです。

つまり前述の人間関係や減点主義の影響でかかってくるストレスの大きさに対してあまりにも給料が少なすぎやしないかって思っているということなのです。

「こんなにみんなの不満を聞いて、こんなに頑張ってこの給料?」ってことなのです。

給料の額自体はわかって入職してきているはずですが、そこから思っていた仕事のストレス加減が想定を上回っているってことなのです。

そしてまた、医療事務の仕事は想像以上に煩雑で忙しい。

のんびりやってて間に合う仕事なんてない。

つねにマルチタスク、つねに仕事に追われる、それが医療事務です。

だから本人としては必死で頑張っているつもり。

でもその労働対価としてはあまりに安いんじゃないか、そう感じてしまうってことです。

自己承認

結局上記3つの根本は同じことです。

つまりそれらはすべて自己承認できていない状態なのです。

現状を受け入れられない、自分と向き合えていない状態ともいえます。

そして自己承認できていないからこそ貢献感も自己効力感もないのです。

だったらどうすればそれらを得ることができるのか?

これはもう何回も言っていることですが、挑戦して失敗することと成功体験を得ることです。

挫折なしで成長なんかできない【倒れても起き上がればいい】挑戦と学びが大切です【医療事務成長論】なぜ失敗は許されないって思ってるの?成功体験が動ける医事課員を作る【医療事務で大切なこと】

もうそれ以外に自己承認できるようになる方法はありません。

でもこれはさらっと言っていますが、そんなたやすくできることではないのです。

まず挑戦した上で失敗してもいいというマインドを持つことがかなり難しい。

そもそも減点主義の職場なわけです。

「絶対失敗したくない」って思うことはあっても「挑戦して失敗しよう」なんてマインドにはまずならないのです。

だからこうなるには大規模なマインドセット改革が必要なのです。

そしてそもそもそんなマインドセット改革ができるような人ならば医療事務を辞めたいとは思わないのです。

ですのでこのアクションプランにはかなりムリがあるのです。

でも自己承認したいなら、挑戦して失敗して、成功体験を得ないことには自分を認めることなんかできやしないのです。

まとめ

医療事務を辞めたいと思っている人は辞めればいい、私にはそうしか言えません。

辞めたいと思っている時点で医療事務という仕事が好きではないのでしょう。

だったら辞めた方がいい。

好きでもない仕事で成功できるほど人生甘くないです。

好きでもない仕事で成功できるほど人生甘くない!【医療事務的マインドセット論】

でもこれだけは覚えておいてください。

どんな仕事に就こうが貢献感と自己効力感は絶対必要です。

でないと仕事に楽しさを感じることなんて絶対ムリです。

仕事に楽しさは必要ですかという質問は愚問すぎるので却下します。

楽しさは必ず必要です。

だって大事な自分の人生の時間の半分くらいはそこにつぎ込むわけです。

それが楽しくないってそんなのただの拷問です。

そしてそういう状況にしているのは、ほかならぬあなた自身なのです。

だったらその状況を変えることができるのもあなた自身なのです。

貢献感と自己効力感をどうしたら手に入れられるのか、自分なりにしっかり考えてください。

辞めたいと嘆く前にあなたができることはきっとまだある。

ごまお

マインドセットは変えられる

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