今週のイチオシ記事 → 完璧を目指すよりまず終わらせろ【医事課の仕事は完了主義】

【退職代行】使う派VS使わない派【あなたはどっち?】

もうかなりおっさんの私からすれば理解不能なのですが、今の世の中には退職代行業なるものがあります。

その存在自体は知っていましたが、最近身近にすることがありましたので今回はこのことについて述べていきます。

【退職代行】使う派VS使わない派【あなたはどっち?】

結論

肯定も否定もありません。本人の考え方によります。

退職代行

身近と言っても医事課であったできごとではありません。

ある他部署でのできごとです。

詳しいことは一切知りませんが、要約するとその職員は退職の際に代行業者を使ったということなのです。

つまり退職の際の手続きをすべて第三者に任せたということです。

いきさつも経緯もまったく知りませんから憶測で述べることは控えますが、結果として自分では退職の手続きを取らなかったというのは紛れもない事実なわけです。

これを受けての人々の感想というのは真っ二つにわかれます。

「退職手続きを自分でできないってどうなの?」って思う人と、「仕方ないな」って思う人とです。

私はどちらの感想も持ちます。

社会人としてダメでしょうって思う部分と、そこまで切羽詰まっているのなら、利用できるサービスは使えばいいんじゃんって思う部分の両方があります。

残念ながらこの議論の決着はつかないです。

どっちが正しいとも言えません。

もうこれはメンタルの強弱とメタ認知力の高低での差でしかないのです。

「退職代行なんてありえない」という人はメンタルはそれなりに強いはずです。

対して退職代行を使おうと思う人のメンタルは弱いです。

もしくは弱っています。

そしてそのような人は総じてメタ認知力は低いです。

これは当然といえば当然なのです。

追い込まれてメンタルが弱っている人に俯瞰する力なんて残っていませんので。

自分のことで一杯いっぱいだからこそメンタルも弱っていくものですので。

逆にいえば俯瞰できる人であればメンタルも安定しているし、代行なんて使わないということです。

というかそんな人であればそもそも退職しませんが。

この退職代行というサービスですが、私たちの世代やもっと上の世代からしてみれば、まあありえないサービスです。

これが商売として成り立っていること自体に驚きます。

でも逆に20代、30代の人から見ればあってしかるべしのサービスなのかもしれません。

上司のパワハラで働きたいのに働けなくなったとか、上司に退職の意向を伝えるだけでもお腹が痛くなってできないとか、現在の職場って人によってはかなり苦しい空間です。

そこを一概にメンタルが弱い、根性が足りないという気はさらさらありません。

これはあるべくしてある現代の職場の問題です。

全部上司が悪いわけではないし、全部部下が悪いわけでもない。

ならば一方の視点に立ってもう一方を批判することには何の意味もないのです。

退職代行を使う人もいれば使わない人もいる。

それはそれでいいのです。

去り際

退職代行について少し調べてみたら次のことがわかりました。

・費用は4、5万円程度

 

・流れ

 

①代行業者と打ち合わせ

②お金を振り込む

③指定日に代行業者から勤務先に電話

④退職にあたっての必要書類はすべて郵送でやり取り

 

・引き継ぎはしない

ここで違う側面として法律面から見てみます。

まず労働基準法には労働者からの退職についての規定がありません。

ですのでここでは民法が適用されます。

そしてそもそも民法では、退職の意思を退職の2週間前までに勤務先に伝えれば2週間後に退職できます。

勤務先に拒否権はありません。

そして引き継ぎの義務もありませんし、本人が退職する旨を直接口頭で伝える義務もありません。

ですので代行業者を介して退職を伝えたその日から有給を2週間分使ってしまえば一切出勤する必要もないのです。

ちなみに勤務先の就業規則ではそのような行為はNGだとされていても、就業規則と労働基準法とでは優先されるのは労働基準法です。

そして先ほども言ったように労働者の退職については労働基準法には定めがないため、この場合は民法が適用されるということです。

よって退職代行によって進められる手続きは法律上は間違っていません。

簡単にいえば、代行業者を通じて2週間前までに退職の意向を伝えればもう出勤しなくても、引き継ぎしなくても辞めることができるということです。

ここまで聞いてあなたはどう思いましたか?

「勝手すぎるだろ」「社会をなめんじゃねえ」と思う人もきっといることでしょう。

私も正直そう思います。

でも前述したようにそれは普通に働いている側の意見に過ぎないのです。

働きたくても働けなくなった人やそんな気力がなくなってしまった人の気持ちは一切くみしていないのです。

ですので「それどうなん?」と強く言う気はありません。

ただひとつ苦言を申しておきます。

今後の人生を考えたら恩を仇で返すようなマネはあまりしない方がいいのではと思うのです。

仕事をしていてこれは真理だなと思うことが1つあります。

それは去り際にこそ、その人の人間性のすべてが出るということです。

以前に「立つ鳥跡を濁す」という記事を書きました。

立つ鳥跡を濁す~医療事務の辞め方~

そことも通ずることですが、やはり去り際が1番大事なのです。

たとえ法律上は間違っていなくても、引き継ぎもしないで突然辞めていくというのは組織に所属して働く人のすることではないです。

もうこれはメタ認知力の低い人に言ったところでしようがないことなのですが、残っている側のことを少しは考えろということです。

自分だけ良ければそれでいいのか。

そのマインドのままならあなたはこの先も同じことを繰り返す。

間違いなく繰り返す。

そしてそのたびに周りに迷惑をかけることになるのです。

でもたぶん辞めていく本人はそんなことはみじんも感じないのでしょう。

そんなところまで考える余裕もないのでしょう。

それもまた仕方ないことかもしれません。

まとめ

でも思うのです。

辞めたあと二度とその職場に行けないような状況を残して去っていくことを何とも思わないのかと。

ほんのわずかだったとしてもあなたを育ててくれた環境に対して、感謝もできないような人に成り下がっていいものなのかと。

最後はイヤで辞めていくことになったとしても、選んで入ってきたのはあなたです。

そしてその環境であなたは間違いなく成長したはずです。

そこでの経験も人間関係もすべて自分の力によるものだと思っているのであればあまりにも傲慢です。

退職代行は断固反対、というつもりはありません。

ただ、それを使おうとしている時点でまったく自分と向き合えていないことは自覚してください。

自分の弱さは認識してください。

そこに理由をつけて自分にいいわけしているようじゃそれを学びにすることはできないということです。

別に学ぶ必要はないと思っているのであればそれでもいいですが。

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