今週のイチオシ記事 → 完璧を目指すよりまず終わらせろ【医事課の仕事は完了主義】

あなたは自分の仕事のやり方を知らない!?

僕たちは普段自分がとっている行動をあまり意識していません。

今回は人は自分の仕事のやり方を実は知らないという話です。

あなたは自分の仕事のやり方を知らない!?

結論

自分の当たり前は周りにとっては当たり前ではないということを認識しましょう。

説明できない

わかっている人がわかっていない人に対して何かを教えるとき、きちんと説明できないという事態におちいる場合があります。

人は普段やっていることが長く続いていればいるほど、そのことを意識しているという状態がなくなります。

そして意識せずに自動で行っているという状態に入っていきます。

そうなるとそれを言葉にして人に伝えるということがすごく困難になります。

わかりやすい例でいうなら、自転車の乗り方です。

みなさん自転車は普通に乗れますよね。

でもまったく乗れない人がいたとして、その人にどう教えますか。

サドルにまたがって、右のペダルに足を乗せて、バランスをとりつつ左のペダルにも足をのせてこいでください。

でもそれだけじゃ初めて乗る人は間違いなく乗れません。

進むどころか倒れます。

そしてそれを見て乗れる僕たちは思うはずです。

「えっ、こいだら普通前に進むじゃん」って。

「普通わかるだろう」って。

また、ハミガキでも同じことです。

まったくハミガキという概念がない人に対して、ハミガキができるようにするのにあなたならどう教えますか。

ハミガキとは何なのか。

ハミガキとはどういう動作をいうのか。

何をすればハミガキをしたといえるのか。

これを一度もハミガキをしたことがない人に説明してって言われたら苦労すると思います。

なぜならそれは普段意識して行っていないからです。

当たり前と思って行っているからです。

人は普段普通にこなしていることは案外説明できないものなのです。

いら立ち

このことは仕事においてもまったく同じです。

そして「なぜ自転車ごときに乗れないの?」「なぜハミガキがわからないの?」という思いは若干のいら立ちを僕たちに与えます。

ですので仕事でも同様でわかっている人がわかっていない人に何か物を教える場合は必ずいら立ちというのを感じてしまうのです。

「ちょっとこれくらいはわかってよー」とか「まだ教えるところにもたどり着いてないんですけど」というのはすでに少しのいら立ちを含んでいるわけです。

つまり、人に物を教えるという行為は多かれ少なかれイラッとするものなのです。

これは誰もが感じてしまういら立ちなのです。

ベテランと新人の温度差

でもこのいら立ちは教えられる側からするとたまったものではないです。

だってそんなこといったって知らない、わからないのですから。

初めて見聞きすることを一発でわかる新人なんているわけがないのです。

でもベテランから見ればそれは普段意識していない当たり前のことにすぎない。

普通に自動操縦している範囲のことにすぎない。

このかたや初見、かたや自動操縦という温度差がもうどうしようもないズレを生んでいるのです。

でもこのことにベテランが気づくことはありません。

なぜなら当たり前のことだから。

できることが普通って思っているから。

ここで大事なのはベテランの自分への客観視です。

自分と新人との関係を客観的に見ることができればこの問題は解決します。

ですが実際そんなことができる人ってほぼいません。

そもそも人に教えている状態をメタな視点から捉えられる人がそんなにいません。

それができる人はイラッとはしないのです。

だから人に教えるときにちょっとでもイラッとする僕のような人はメタな位置まで上がりきれていないのでしょう。

ベテランこそが新人との温度差に敏感にならなければいけないのです。

自分の仕事

自分の普段やっている仕事を説明してもらえますか?

こう聞かれたら多くの人は困るんじゃないでしょうか。

「えっ僕の仕事ですか?」ってなると思います。

まずどのレベルから説明すればいいのかがわからない。

たとえば入院係ならDPCを知っている前提で説明を始めればいいのか、もっと手前から説明しなければいけないのか、とか。

公費なら自分の知識レベルを前提で進めてもいいのかとか。

また仕事の優先順位ってどう決めているの?

なぜその順番なの?とか考え出したらキリがないと思います。

結局自分の思考を言語化するのってすごくむずかしいのです。

それは日常ではほとんど意識せずに行っていること。

つまり、あなたは自分の仕事のやり方を実は知らないのです。

自分ではなんなくこなせることも、いざ人に伝えようとするとそれはとてもむずかしい作業になるのです。

自分の仕事の経験の棚卸しをしようとよく言われますがホントにそのとおりなのです。

自分が当たり前にしていることは周りにとっては全然当たり前ではないということに気づく必要があります。

今の自分を支えている経験値はいつ、どこで培われたものなのか。

どのタイミングでわからなかったことがわかるようになったのか。

そういう自己分析、振り返りがとても大事なのです。

まとめ

あなたは自分の仕事のやり方を知らない。

こう言われて「いやそんなことない」って思う人こそ注意しましょう。

自分の仕事のやり方なんてホント自分にしか理解できないものです。

それを言葉に落として他の人にきちんと表現できなければ、やはりあなたは自分の仕事のやり方を知らないのです。

まずは自分を客観視することから始めましょう。

仕事は見て盗めと言って人に丸投げしているようでは、きちんと伝えるという責務を放棄しているも同然です。

仕事は見させてはダメです。

きちんと伝えましょう。

しっかり教えましょう。

そこは絶対手を抜いてはいけないのです。

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