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医療事務員には「生産性」と「付加価値」という概念などない【医療事務の仕事】

今回のタイトルを見て不快に思った医療事務員の方がいましたらすいません。

先にあやまっておきます。

「失礼なことを言わないでください、私はきちんと生産性も付加価値も意識してつね日ごろ仕事にのぞんでいます」という人もきっといることでしょう。

でもこれは勝手な憶測ですが、そんな人は1割もいたらいい方だと思います。

大部分の人たちはそんなことみじんも意識していないと思います。

というか僕にはそう見えます。

今回は完全な主観的考察ですが、医療事務員には「生産性」と「付加価値」という概念はない、ということについて話していきます。

医療事務員には「生産性」と「付加価値」という概念などない【医療事務の仕事】

 

結論

医療事務員には「生産性」と「付加価値」という概念はありません。

生産性

そもそも生産性とは何かというと、投入資源と産出の比率を意味します。

式で表すと 生産性 = 産出(アウトプット)/投入(インプット)となります。

これに当てはめると、労働生産性とは「労働の成果(アウトプット)」を「労働量(インプット)」で割ったものとなり、言い換えれば「労働者1人あたりが生み出す成果」あるいは「労働者が1時間で生み出す成果」の指標です。

もう簡単に言ってしまえば医事課の生産性をいかに向上させるかが上司に課せられた使命であり、それが病院の収益にも直結してくるわけです。

つまり生産性の向上は医療事務員の一人ひとりが真摯に取り組まなければならない課題であり、つねにアタマの片隅には置いておかなければならないことがらなのです。

しかし実際にそのことを意識しつつ仕事に向かっている人はほぼいないと思います。

少なくとも僕にはそう映ります。

「いやそんなことはない、きちんと考えているよ」と反論してくる人がいるのであれば逆に教えてほしいことがあります。

だったらレセプト残業とは一体何なのかということを。

レセプト残業とは生産性の概念がないからこそ生まれてくる産物だと僕は思っています。

仕上げるまでいくらでも時間を投入してそして終わらせるというこのやり方のどこに生産性の概念が働いているのでしょうか。

これは生産性向上のまったく逆を行っています。

気にしているのは精度、正確性です。

もちろんそれはとても大事なことですが、ただそれだけなのです。

精度の高いレセプトを作成するためならいくらでも時間を使う、残業する、休日出勤する。

100歩譲ってそうすることで本当に精度が上がっているならまだ納得する部分もあります。

ですが投下した時間に比例して精度が上がるという検証は誰かがしたんでしょうか?

そういう検証結果をもとに計画的に行われているものなのでしょうか?

そうではないはずです。

ほとんどの人はレセプト業務とはそういうものなんだと教わってきたからそうしているだけです。

昔からの慣習に従って今もなおそうし続けているにすぎません。

つまりそれはバイアスなのです。

確固たる根拠にもとづいて行われている仕事のやり方ではないのです。

ですのでそこには当然生産性なんて言葉は出てこないのです。

悪しき慣習を引き継いで行っているだけなのですから、生産性を意識する機会なんて来ないわけです。

結局医療事務員が生産性を意識しながらレセプト業務を行うなんて時代はいつまでたっても来ないということです。

付加価値

仕事とは付加価値を生み出してこそ評価されるものです。

言葉の意味として付加価値とは、生産によって新たに加えられた価値のことです。

一般的には、特定の人・場所・施設や何かの商品・サービスなどに付け加えられた独自の価値という意味で使われます。

つまり付加価値とはプラスアルファのことです。

日ごろ行っている仕事にあなたにしかできないオリジナリティを加えることです。

ちょっとした細かい配慮をしておくことです。

自分なりの思考をちょっとつけ加えておくことです。

今より効率化できるような仕掛けをほどこすことです。

そんなプラスアルファこそが自分が行っている仕事に付加価値を加えるということになります。

そう考えたとき自分が行っている医療事務の仕事においてあなたは付加価値を生み出していますか?という話なのです。

ひとことで医療事務といってもその仕事内容は多岐に渡ります。

ですが一般的に医療事務という仕事を指す場合、大抵が受付、計算、会計、レセプトのことをいいます。

そしてこれらの業務は基本ルーチン業務です。

毎日やること、毎月やることは決まっています。

しかしそうはいってもこれはとても大事でとても大変な仕事です。

ここをおろそかにすることは病院収入の減収を味します。

だから非常に仕事の重要度という点においては高いのです。

ですがそんなのは当たり前の話です。

医療事務員ならばできてて普通なんです。

できてない方がどうかしている。

でも実際は担当者と上司の温度差はかなりあります。

現場の担当者たちは言います。

「私たちは頑張っています」と。

「なのにちっとも評価してくれてない」と。

ですが先ほども言ったとおり、それはできてて当たり前のルーチン業務なのです。

ルーチン業務からは何の付加価値も生まれてないのです。

だから評価されないのは当然です。

ですので評価されたいと思うなら付加価値を生み出すことです、って思うのですがここで「はっ」と気づくのです。

その人たちに付加価値という概念がないということに。

どうやら医療事務員の辞書に「付加価値」という言葉は載ってないようなのです。

まとめ

医療事務員には「生産性」と「付加価値」という概念はありません。

全員ではありませんがその割合は高いです。

でもこれは個人の問題というよりも、医事課という部署が独自に作り上げてきた慣習、マインドがその根本原因です。

もう今この時点からその悪しき連鎖は断ち切っていかなければなりません。

僕は現在のこの期間が医事課にとって過渡期だと捉えています。

今後のAI・ICT時代の到来に向けても、コロナ禍の影響によっても、この先は今までとはまったく違った働き方が医療事務員には求められてくるはずです。

その時代の変化に対応できる人材、そして「生産性」や「付加価値」を追求できる人材、そんな人づくりが必要不可欠です。

最後はやっぱり人。

その人材育成の部分にしっかり注力していきたいと思います。

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