【医療事務】仕事で認められてないと感じるならぜひ読んで【入社1年目の教科書】

医療事務はルーチンワーク主体の仕事です。

その中で「仕事つまらないなあ」って感じている人っているはずです。

また「全然上司や周りから認められてない」って悩んでいる人もいるはずです。

今回はそんな人にぜひオススメしたい本があるので紹介します。

その本とは「入社1年目の教科書」です。

この本の内容を知ってもらうことによって、仕事への向き合い方がきっと変わるはずです。

【医療事務】仕事で認められてないと感じるならぜひ読んで【入社1年目の教科書】

結論

 

「頼まれたことは、必ずやりきる」

 

「50点で構わないから早く出せ」

 

「つまらない仕事はない」

 

これが仕事の原則です。

入社1年目の教科書

本書は2011年に出版されてから累計50万部を超え、今もなお売れ続けているベストセラー本です。

有名な本ですので、読んだことがある方もいるのではないでしょうか。

この本は新入職者が社会人としての心得を学ぶために手に取るだけではなく、中堅職員やベテランにとっても定期的に見返して襟を正したくなるバイブルのような一冊です。

特に仕事で認められてないと感じているあなたには、ぜひ目を通してほしい内容です。

入社1年目となっていますが、むしろ5年目、10年目の人にこそ読んでほしい内容です。

なぜなら長く勤めれば勤めるほど、僕たちは忘れてしまっているからです。

何をか?それは仕事の基本、仕事の芯です。

そしてまた仕事で認められてないと悩んでいるあなたは、なぜそう感じてしまうのか?

それは自分自身の評価と周りからの評価がズレていることが原因です。

自分ではもっと評価されるべきと思っている自分の能力が、周りからは全然評価されていないように感じる。

だから仕事にやりがいを感じない。

仕事がつまらないって感じる。

でも仕事がつまらないって感じるのは、結局自分のとらえ方の問題です。

【スパッと解説】なぜ医療事務がつまらないのか?【3つの理由と解決策】

そしてここでの一番の問題は、自分自身の評価と周りからの評価のズレの根本原因をあなたがきちんと理解していない、ということにあります。

つまり仕事の大原則をあなたが忘れてしまっているってことです。

誰もがビギナーの頃は仕事への謙虚さと挑戦心を持っていたはずです。

でも仕事に慣れてくればくるほど、その思いは薄まっていく。

特に病院組織というムラ社会で長くいると、もうルーチンワークとなれ合いが普通だと感じてしまいます。

あなたは一生そこにいるつもり?【組織という名のムラ社会】

そして現状維持と保身に躍起になる。

その状態で自身の評価を正当に下すことなど、ほぼ不可能です。

なぜなら自分を客観的に見るということが、もうできないからです。

だから「自分は頑張っているのに、上司は認めてくれない」という思いしか抱けなくなります。

しかし本来は「自分は本当に頑張っているのか?評価に足る努力ができているのか?」と自問自答しないといけないのです。

その自問自答する際に本書を参考にしてほしいのです。

3つの原則

本書には仕事における「3つの原則」というのが書かれています。

それは次のとおりです。

仕事における「3つの原則」

 

1.頼まれたことは必ずやりきる

 

2.50点でいいから早く出せ

 

3.つまらない仕事はない

ではそれぞれを見ていきましょう。

頼まれたことは必ずやりきる

・最後まで仕事をやりきれない人に、次のチャンスはやってこない

 

・「やりきる」ことで、周囲からの信頼を勝ち得よう!

ここでのポイントは「やりきる」ということ。

つまりそうすることで、信頼される人間になる、ということです。

「仕事の報酬は仕事」という言葉があります。

まさにそのとおりで、仕事をやりきった人にはまた新たな仕事が舞い込みます。

すると

新たな仕事 → 経験を積む → 付加価値がつく → 替えのきかない人材、信頼できる人材になる →新たな仕事 →・・・

という成長のループができあがります。

このループに早く入るべきなのです。

そのためにはなんとしても「やりきる」というマインドと高いモチベーションが必要なのです。

50点でいいから早く出せ

・提出はゴールではなく、最初のフィードバックの機会ととらえる

「50点でいいから早く出せ」は医療事務員にはなかなか響きづらいフレーズです。

保険請求業務が主の仕事であるからには、最重要視するのは精度です。

つまり間違いは許されないということ。

それはたしかにそうなのですが、だからといって最初から80点、90点を目指していれば余計に仕事は遅くなります。

それはなぜか?

仕事って何に一番時間をとられるのかといえば、それはやり直しです。

だから初めから完璧を目指すのは意味がないのです。

なぜならそれは、自分の視点しかそこに反映されていないからです。

仕事とは総合力。

人の力を上手に借りてするものです。

多くの力を借りながら成果を出すことには何の問題もありません。

むしろ周りから応援される人になることが大事です。

そしてどんな仕事であっても、早い段階でフィードバックをもらうことが必要です。

レセプトだろうが書類作成だろうが、早い段階で第3者に点検してもらうことが大事です。

先輩や上司にいろんなフィードバックをもらい、最終的に100点を目指す。

そのためには「50点でいいから早く出せ」が非常に重要なのです。

つまらない仕事はない

・どんなに単純な仕事であっても、付加価値をつけるチャンスがある

 

・「どうしたら自分なりの価値を出すことができるのか?」という問いをつねに持とう!

仕事をしていて「つまらないなあ」「雑用が多いなあ」「理不尽だなあ」って思う瞬間ってたしかにあります。

でもそれをそのまま自分の感情としてしまうと

仕事がつまらない → モチベーションが上がらない → 作業効率が上がらない → 仕事が上手くいかない →仕事がつまらない →・・・

の負のループに入るだけです。

ここで大事になるのは自分のマインドセットです。

要は仕事のとらえ方です。

「つまらない仕事はない」という前提を持てるかどうかがポイントです。

結局仕事を楽しくするのも、つまらなくするのも、すべてあなた次第だということ。

そして仕事は信頼がすべて。

大切なことは基礎の徹底である、ということを認識しているかどうかってことです。

この基礎の徹底とは

・元気である、挨拶ができる

 

・遅刻をしない

 

・報連相を欠かさない

といった働く上での当たり前のことです。

特に最近思うのが、挨拶を軽視している人が多いなということです。

挨拶もまともにできないくせに、仕事がつまらないと思っている人がいればそりゃそうだろうって思います。

自分で自分の評価を下げているのですから。

コスパ抜群の挨拶をしないことはソンしかありませんので。

繰り返しますが「つまらない仕事はない」のです。

つまらないのはあなた自身なのです。

まとめ

本書にはここで説明した仕事における3つの原則の他に、具体的な50の行動指針も書かれています。

全体を通じていえることは、社会人として知っておくべき当たり前のことしか書いていない、ということです。

ですがこれが最も重要であり、難しいのです。

つまり僕たちは当たり前のことを、当たり前のようにはできていないってことです。

本書の結論はこうです。

仕事において、能力が優秀か否かは最優先事項ではない。

 

社会人として当たり前のことを、ちゃんとできる人であるかどうかが問題である。

 

信頼を得るために、当たり前のことを積み重ねていくことこそが大事なのである。

これが「入社1年目の教科書」というタイトルの本が伝えていることです。

ですがこのメッセージは勤続何年目であろうが、すべての人が真摯に受け止めるべきものです。

頼まれた仕事を理由をつけて断る。

受けたところで誰かに振る。

自分のこだわりだけで、期日まぎわまで提出を伸ばす。

雑用なんて馬鹿らしくて後輩にやらせる。

効率的な仕事のやり方を一切模索しない。

どうやったら自分の仕事に付加価値がつくのかを考えない。

あなたはこれらのどれかに当てはまっていませんか?

今あなたが「仕事で認められてない」と不満に感じているのであれば、まずやるべきはここのチェックです。

認められていないのには、必ずその理由があります。

そして社会人なら当たり前にできるはずのことを、もしできていないのであれば評価されないのは当然の話です。

主観じゃなく客観で自分を見てください。

周りの信頼を得ているのかどうかを確かめてください。

まずはそこからです。

不満に感じるのはもっとあとの話です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。