仕事スキルを向上させたいなら今すぐ独学しよう!【医療事務独学論】

これは前にも書いたことなのですが、医療事務の勉強って相当偏っています。

何のことかといいますと、医療事務って就職や転職する前にはそれなりに勉強するのに、いざ仕事に就いてしまえばそれ以降勉強を続ける人ってほんとごくわずかです。

「そんなことはないよ、毎日点数表開いているもん」って言っているそこのあなた、それは勉強ではありません、仕事です。

そんなのはやってて当たり前、それすらできてなかったら相当ヤバいです。

このブログでは今まで何度も「つねに学び続ける姿勢というのが大事」ということを言ってきました。

どんな仕事においても共通していることですが学ぶことをやめてしまった時点で成長というのはなくなってしまいます。

ですが多くの社会人において働きながら学び続けている人なんてホントにマイノリティです。

僕の周りでもそんな人はあまりいません。

今、診療情報管理士を目指してます、医療情報技師を目指してます、医療経営士を目指してますって人って本当に少数派なのです。

また「レセプトスキルを伸ばしたいから書籍で勉強したい、どんな本がおすすめですか?」なんて質問はここ最近受けたこともありません。

社会人の1日の平均勉強時間は6分とされていますがこれはあくまで平均であって、少数のやってる人がガッツリやっていて、残りの大多数の人は何もやっていない。

これが現状です。

しかし、それでは将来に向けてジリ貧になっていくのは目に見えています。

この先の変化の激しい時代に対応していくには、現状の自分のスキルにおんぶにだっこでは当然苦しくなっていきます。

特に医療事務においてはそれは顕著で診療報酬改定しかり、AI・ICT化しかり、刻々と移り行く変化に対応していくためにはつねに新しい情報、思考を追い求めていかなくてはなりません。

そして、その時に味方となってくれるのが独学という手法です。

また、これから医療事務で働こうという人にとっても大いに使える手法が独学です。

今回はこの独学という手法をいかに使うか、どう成果に結びつけるかという点を深堀りしていきます。

仕事スキルを向上させたいなら今すぐ独学しよう!【医療事務独学論】

結論

これから医療事務を仕事として働こうとしている人も、すでに現在働いている人も、仕事スキルを向上させたいなら今すぐ独学しましょう!

スクールVS独学

世の中には何かを学ぶ=学校に行くと考えている人が非常に多いです。

正直学校やスクールに課金するよりも今から独学を始めるという思考の方が効率的にスキルを伸ばせます。

今の時代ググれば大半の情報は出てきます。

また参考書などを買えばすぐに学びを始められます。

さらにyoutubeには無料で学べるコンテンツがいくらでもあります。

今やお金をかけずとも勉強できる環境がいくらでも手に入る時代です。

ほんといい時代になりました。

この環境を使わない手はないです。

現在の独学は昔の独学とは明らかに違います。

そもそも独学とは1人でやることですが、現在は自宅で1人で独学するにしてもSNSで同じ勉強仲間と繋がることができますし、外部メンターを持つことだってできる。

挫折する確率は昔よりだいぶ下がっています。

ですから学習を習慣化することだってそんなに難しいことではない。

そして独学を習慣化できればどんどんとスキルアップすることが可能となります。

学習のポイント

学習のポイントとしては自分から学ぶ能動的学習が大切です。

その逆でダメなパターンは受け身の学習である受動的学習です。

その違いは「学ぶ」か「教えられる」かということです。

おちいってしまいがちな思考としてはスクールにお金を払えばスキルが身につくと勘違いすることです。

あくまでスクールは補助的な役割にしか過ぎません。

結局人から教えてもらうだけではその瞬間はわかった気でいてもすぐに忘れてしまい身につくことはありません。

どこかで能動的な学習に切り替えないとスキルとして習得することは永遠にありません。

となればつまるところ学校も独学もアプローチが違っているだけでやるべきことは同じなのです。

スキル

スキルとは何か?

スキルとは簡単に言うと「知識×経験」です。

つまり学習するだけではまだ足りないのです。

学習はあくまで結果を出すための手段、プロセスだということを忘れてはいけません。

大事なのはアウトプットすることです。

学習しただけでは何の役にも立たないのです。

だってそれはインプットしてるだけの行為だから。

やるべきことはアウトプット。

吸収した知識をどう経験に落とし込んでいくか?

そこがあってこそのスキルなのです。

逆転の発想

スキルアップには知識と経験が必要とは上で言ったとおりです。

そこで医療事務の一般的なパターンを考えてほしいのですが、通常通学や通信、オンラインなどの講座を終了したのち資格を取得し就職、転職というコースが大半です。

誰もがそれが王道、スタンダードな道と疑わないのですがここで発想を逆転してほしいのです。

つまり、最も効率的にスキルアップする道は

就職・転職 → 学習・資格

だと思うのです。

もう少し詳しく言うと「少し独学→興味がわく→就職、並行して独学又はスクール」という道です。

これの一番の利点は知識と経験が同時に得られるところです。

そして学びながらもお金が貰えるという点です。

この場合は職場をある種の学校と考えます。

仕事で生産性をあげつつも自らも勉強できる環境がいきなり手に入るのですからスキルアップするには最も効率的です。

ただしそれに順応できるだけの自分の努力が必要不可欠です。

しかしここで注意してほしいのが努力のとらえ方です。

努力とは?

成功するためには圧倒的な努力か、効率的な努力のどちらかしかありません。

しかし圧倒的な努力はそもそもできる人が少ないのと実際効率的ではありません。

努力とはがむしゃらにするのではなく、いかに成果に結びつく努力をするかを突き詰めるべきです。

努力とは頭を使ってするものなのです。

努力は必ず報われる?いや、報われない?【努力の仕方、考え方】

そして思うに最も効率的な方法が先に述べた「独学→仕事に就く→並行して学び続ける」なのです。

これまでも何度も言っていますが医療事務資格というものは働くためには特に必要ありません。

なくても普通に仕事はできます。

それならばなぜ世間の多くが資格取得を目指しているのかと言うと要するにイメージなんです。

企業が生み出した就職に有利ですよというイメージです。

そこには何の根拠もありません。

ただ単に企業のお金儲けのお客さんになっているだけなのです。

「資格」と「資格ビジネス」は違います【医療事務資格のホンネ】

私は医療事務の教育講座は価値あるものだと思っています。

独学ではしんどいという人にはやはりそのような講座は必要です。

ですが教育講座終了後の資格試験というのはとるだけムダだと思います。

そもそも医療事務の資格って20以上あるのですがすべてが民間資格ですし、そもそも医療機関側が評価していません。

一体どの資格が難易度が高くてどういう能力を評価していてなんて熟知している人事担当者なんてまずいませんし、ぶっちゃけどの医療事務資格を持っていても見分けなんてつきません。

だったらその資格試験の勉強する時間をなくしてとっとと就職した方がいいのです。

 

スキルとは知識と経験と言いました。

医療事務でも求人募集には経験者優遇が常識です。

それだけストックされた経験はスキルとして評価されているのです。

だとすれば評価されていない資格を目指す時間があるならばその時間を実際働くという経験を積んだ方が将来にとっても得策なのです。

そして働きながらわからないところをその都度調べ考え習得していく、ということが一番身につきやすく最も効率的なのです。

さらにそこの現場で「こういう資格をとればうちでは資格手当がつくよ」だとか「将来のキャリアアップにつながるよ」と言われる資格があればそれを目指せば良いのです。

それが本当に必要な資格です。

必要な資格とは働いている現場の上司や周りの人がすすめてくれるものをいいます。

決して企業がすすめる資格なのではありません。

独学は無限大

独学の手法はさまざまです。

自分にあったスタイルを探しましょう。

今回言いたいことはただ1つです。

独学を続ければ確実に周りに差をつけられますよ、ということ。

それがひいては自分の存在価値を高めることができます。

特に医療事務の分野は幅が広いので非常に学びがいがあり、また知っている人と知らない人との知識の差がはっきりと出ます。

これはすなわち仕事のやりやすさにもつながります。

知らなければその分調べたり人に聞いたりで余計に時間がかかりますが、そこを知っていればその時間は別のことに使えます。

時間の余裕、心の余裕にもつながります。

分野はそれこそ無限です。

ですがあまりに広範囲に手を出すと広く浅い誰でも知っているような知識で終わってしまいます。

ですのでまずは自分のテーマを決めてその分野を深堀りしていった方が活用できる知識になります。

たとえば、診療報酬、医学、薬学、診療情報、医療経営、情報システム、IT、コミュニケーションなどいろいろありますが、まずは興味あるところから始めればいいでしょう。

まとめ

 

 

今回の話をまとめます。

医療事務を仕事にするのならばつねに学ぶ姿勢が必要です。

そしてスキルアップしていくには独学が最も手っ取り早く、最も効率的です。

 

ですがあまり思い込まず最初はちょこっと独学でいいと思います。

大事なのは継続していくことなので

「ちょこっと独学 → ちょっと楽しい」

「仕事に役に立ったと実感 → 独学続ける」

みたいな感じが理想かなって思います。

仕事をしながらの学習って結構ハードルが高いと思ってしまいますが、だからこそやることで周りと比べて飛躍的に伸びます。

自分の自信にもなるし、周りの自分への認識も確実に変わっていきます。

だから独学おすすめです。

僕は毎日朝の出勤前にしています。

朝は出勤時間というデッドラインがあるのですごくはかどります。

ですので朝活の独学がすごくおすすめです。

それでは朝活で会いましょう!

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