【セルフコンパッション】自分を責めてもいいことなんて何もない

もっと自信を持とう、ポジティブになろう、ということはよく聞く言葉です。

前向きに生きていくためにはそのようなことを意識、実践していくことが必要なんだと僕たちは思っています。

ですが現在の心理学の考え方ではそれは目指すべきことではない、という論調になっています。

それよりももっとセルフコンパッションを重視すべきとしています。

果たしてセルフコンパッションって何なのか?

仕事にどう活かすべきか?

人生にどう活かすべきか?

今回はこのセルフコンパッションにフォーカスします。

【セルフコンパッション】自分を責めてもいいことなんて何もない

結論

セルフコンパッションを機能させるためのマインドセットを整えましょう。

セルフコンパッションって何?

簡単に言えば

自分への思いやり、自分に優しくする

ということです。

ここで勘違いしてしまいがちなのは、自分に甘くすることではないということです。

このセルフコンパッションの概念を理解しようとする場合ここが一番ポイントです。

僕のようなおっさんですと昔から自分を甘やかしてはダメだ、自分のためには自分に厳しくしなくてはいけない、という社会的な意見、風潮の中で育ってきました。

ですので何かで失敗するごとに、なんて自分はダメなんだって思ってしまい更に厳しい義務を課すなんてこともよくありました。

それとは逆に自分に甘くするということで「今回はダメだったけどたまたまでしょ、なんとかなるっしょ」って甘くとらえる場合やそのような見立てをする人もいます。

これはどちらも陥ってはいけない思考であって、セルフコンパッションはその間をとりましょうということになります。

なんて自分はダメなんだって思うのではなくて、人間なんだから失敗だってするし上手くいかないことだってある。

でもこれは今は上手くいかないだけであって工夫をすれば、試みを変えてみればきっと上手くいく、道は必ず開けるはずだと思えることが大事なのです。

このように自分を責めないで現実を受け入れ、前向きな思考を持つためにはこのセルフコンパッションがすごく大事なのです。

マインドセット

そう言われても自分を甘やかすのではないけれど自分に優しくするって難しいって思う人も多いでしょう。

ここで必要になるのが物事に対する考え方、とらえ方です。

それをマインドセットと呼びます。

このマインドセットをどう保つかによってセルフコンパッションが機能するかどうかを左右します。

つまり日頃どういう風に物事に対峙しているか、向き合っているかが大事だということです。

その人の土台となっている物の考え方が非常に重要なキーになるということです。

次にそのマインドセットのポイントとして3点挙げます。

1.失敗のとらえ方

誰だって失敗するのはイヤです。

できたら失敗なんて一切したくないです。

しかしそれは不可能です。

どんな人だって必ず失敗はします。

それこそ人間だもの失敗だってするさってことです。

でも大事なのはそこではなく、失敗したときにどう考えるかということです。

ここで持つべきマインドセットは失敗イコール学習ととらえることです。

失敗することは決して損なことではないということです。

いや、むしろ得なことです。

なぜかというと成功は学びにはならないからです。

成功するることはいいことですが、成功しているうちはなぜ上手くいっているかわかりません。

成功している要因なんて特定できないものです。

ですが逆に失敗すればその原因はわかります。

そしてそこから学び成長することができます。

大事なのは学習することです。

それがないと先へ進みません。

そう考えると人は学習するためには失敗をしなくちゃいけないのです。

それはわざと失敗するという意味ではありません。

新たなチャレンジをどんどんしていきそこで失敗し学び取るということです。

そしてそのためには失敗したときにそれを受け入れるメンタルが必要でそれがないと成長もないのです。

失敗をプラスにとらえられるマインドセット、それが持てるかどうかがすべてです。

そして心にとめておくべきことは「人間は何かを失うときにしか学ばない」ということです。

2.あなたはあなた

要は自分と他人を比べるなということです。

それには意味がありません。

なぜならあなたはその人ではないからです。

それは比較するものではなく違うものです。

仕事と私どっちが大事?っていうナンセンスな質問と同様でそれらは比べる対象ではなくまったく違うものです。

違うものを比べても意味なんてないですよね。

だから違うものは比べないことです。

えてして他人は良く見えます。

ですが比べても意味がないものでムダに自分を責めても何も生まれません。

他人と比べて自分を卑下することなど何もありません。

もしそんなことをしているのなら今すぐやめましょう。

また周りが支持するから支持する、とか、世間が言っているから同調する 、などの行動もやめましょう。

これも他人と比べているのと一緒です。

たとえ人気があろうとなかろうと自分が信じているものを支持する、そうすることでムダに自分を責めることを回避できます。

3.自分の可能性に期待する

自分には何の才能があるのか、何に向いているのか?

それをわかっている人ってあまりいません。

多くの人は自分の才能を見くびっています。

つまり諦めるのが早いのです。

人って自分には隠された才能があるって思いがちなんだそうです。

なぜそうなるかというとそう思うことで「現状に満足できないのはその才能がまだ見つかっていないからだ」と自分にいいわけできるからです。

ですが隠された才能なんてありません。

それはただチャレンジしていないだけなのです。

つまり失敗することに恐れ、行動もしていないくせに、隠された才能という幻想がもたらす安心感に甘えているのです。

しかし、それは自分をごまかしているだけにすぎません。

そうではなくてもっと自分に期待すべきです。

もっと自分の才能を見つけ出すチャレンジを行うべきなのです。

自分にはそんなものはない、もう何も変わらないって思うのならば本当に何も変わりません。

ですがそれではセルフコンパッション以前の問題になります。

自分はダメなんだって思うくらいなら、そう思う前に一度はチャレンジすべきなんです。

たとえば過去にこんなことがありました。

ある医療事務員のAさんがいます。

Aさんは医療事務経験も長くレセプト経験も豊富ないわゆるできる医療事務員です。

しかしここしばらく担当業務がまったく変わらず、キャリアとしては経験年数が増えているだけで成長していないように僕には映りました。

そこで新たに診療情報管理部門を学んでいってほしい、資格取得も目指してほしいと伝えました。

ですがそれに対するAさんの返事は「そのつもりはない」というものでした。

そして今の年齢から新たに資格の勉強をするのはムリだと言うのです。

これはその人個人の考え方もあると思いますが、最近の風潮としてこのように考える人って結構多いです。

つまり、早々に諦めているのです。

現状がマックスだと自分で線を引いているのです。

かといって今のこの状況に満足しているのかと言えばそうではなかったりします。

そもそもなんですが、資格取得を目指すのに年齢なんて何の意味もありません。

たとえ40歳、50歳だろうが取る気があれば目指せばいいし、実際取れます。

結局、所詮自分はここまでだ、これ以上はムリという考えは、失敗するのがイヤ、失敗は損というマインドセットなのです。

この失敗は損という考えが諸悪の根源なのです。

失敗はお得なんだよ、学べるんだよ、成長できるんだよということに気づかないといけないのです。

まずは自分の才能を見くびらず、くじけず何度もチャレンジするというマインドを持つべきです。

自分の可能性に期待する、その思いは絶対捨ててはいけないのです。

まとめ

セルフコンパッションとは自分への思いやりということ。

そして自分を責めないで現実を受け入れるマインドセットが大事。

そのためには自分ときちんと向き合うことが必要です。

えてして人は自分にいいわけをします。

理由づけをします。

ですがその行為は自分と向き合えていないときに出るものです。

まずは現実をありのままに受け入れ、そしてムダに自分を責めない。

ここが第一歩です。

今まで何度も書いてきましたが医療事務ではメンタルが原因での退職が非常に多いです。

というか原因の根本を突き詰めれば、ほぼメンタルが原因となるのでしょう。

そして、まずストレスへの対応方法がわからない、できない自分を過度に追い詰めてしまう、というのが大きな要因になっていると思います。

ストレス対策というのも実際個人での対応だけではなかなか難しい部分もあります。

今後を見すえれば法人や企業単位での対策にもっと本腰を入れていく必要があります。

実際何が有効かはやってみないとわかりませんが。

たとえばですが始業前1分間瞑想というのでも効果はあると思います。

僕は始業前5分間瞑想を毎日続けていますが、その効果は十分実感できています。

瞑想は科学的エビデンスがかなり確立されていますのでストレス対策には有効です。

そして今回お話したセルフコンパッションも自分自身へのプレッシャーを軽減してくれますのでストレス対策には有効です。

セルフコンパッションは仕事にも人生にもとても大事なものです。

つねに心にとめておきましょう。

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