ストレス、メンタルヘルスについては過去何度か記事を書いてきました。
結局のところ、ものごとのとらえ方と人と自分の切り分けが上手くできるかどうかがポイントです。
そしてそのためには他人の批判はするべきではないし、反対に批判されたとしても気にすることはないのです。
今回はこの点について話していきます。
目次
【NG】他人を批判する人になるな!【人生の損】
結論
批判はせず、批判されても聞き流せばいい。ただ目の前のタスクに集中するのみ。
批判
批判する人
なぜ批判するのか?
それはそうしないと自分が保てないからです。
自分で自分の価値が感じられないから、誰かを下に見て自分の優位性を感じたいのです。
つまり批判とは自分を正当化するための行為なのです。
そしてまた批判は楽なのです。
なぜなら自分と向き合わなくて済むからです。
自分のことは棚に上げて他人の評価だけするのですから、ストレスの軽減にもなっているかのようにも思えてきます。
批判ブーメラン
ですがそうはならないのです。
他人を評価することに意識が向いている人というのは逆に他人からの評価にも恐ろしく敏感です。
いちいち誰かの評価に左右されてしまいます。
たとえば、AさんがBさんの仕事ぶりに対して要領が悪いと批判するとします。
するとその瞬間からAさんは、その後の自分の仕事ぶりに対して他者の評価を気にしなくてはいけなくなります。
必ず自分は要領のいい仕事のやり方をしていなくちゃならないってなる。
そして、これをしたら自分の評価が下がるかもしれないなどの思いがつねに心のどこかにある状態となります。
こんな状態がストレス軽減につながるはずがありません。
批判することで批判されることにおびえ行動できなくなってしまうという一例です。
つまり他人の行動を批判したとき、一番困るのは結局自分ってことです。
要は批判は必ず自分に返ってくるブーメランなのです。
肯定
すべて肯定する
他人を批判することにメリットは何もありません。
それどころがデメリットであるというのは上記のとおりです。
ですので批判する必要性はどこにもないのです。
たとえどう見てもおかしいという事実があったとしても、直接自分に影響がないことを批判することに意味はないのです。
それはその人の問題、課題なのです。
ですが、どうみても自分にも影響があることについては自分の課題にもなりますので、そこは関与せざるを得ません。
それでもこれから先のことであれば肯定でいいし、過去のことであれば批判なんていりません。
そもそも済んだことの批判をしても何も生まれません。
原則として何かを生みだそうとするならば、批判は提案とセットでないといけません。

ですがそんな人はなかなかいません。
多くの人はただ批判してマウントをとりたいだけです。
そんな人たちに提案なんて考えは一切ありません。
ですので過去への批判は無駄であり無意味なのです。
それならば未来への批判はどうかといいますとこれも無駄であり無意味です。
これをする人はこれから先のことについて相手のことを考えて言ってあげていると自分では思っています。
ですがそれはただの自己満足です。
たとえ人生の先輩が長年の経験則から「それは上手くいかない」とか「無理だ」とか言っても、実際起こっていないことは100%わかるはずもないですし、可能性が0%なんてこともありません。
だから、とりあえずやってみればいいのです。
自分の未来への提言をしてくれる人で意味があるのは、つきつめるとその人の家族だけです。
職場の上司や同僚はしょせん他人ですので、その人たちの言うことを気にする必要は一切ありません。
ですので言う方も言われる方も未来への批判なんてするだけ無駄、聞くだけ無駄なのです。
だったらまずはすべて肯定でいいのです。
「いいんじゃない、それとりあえずやってみよう」でいいのです。
ですが実際は否定する上司、同僚の方が多いです。
「それは無理だろう」「それで上手くいかなかったらどうするの」と否定的はことを言う人はたくさんいます。
ですがやってみないと何もわかりません。
上手くいかなかったら元に戻せばいいだけのこと。
だからこれらの批判する人たちってただの行動しない評論家なのです。

そんな無意味なことはせず、まずは
すべて肯定→やってみる→結果から考察
で十分です。
批判する時間がムダ
はっきり言って他人を批判する人は暇なんだと思います。
仕事でも人生でも自分のことに集中していたら外野の声は聞こえなくなります。
気にならなくなります。
自分に一生懸命な人は他人のことをとやかく言う時間なんてありません。
そんな時間があるくらいなら自分のことに使います。
また他人を肯定できる人は自分も肯定できるので自分と向き合った生き方ができます。
自分の人生を良くする時間を多くしようとするのならば、自分も他人もまずは肯定なのです。
批判は必ずある
つねに他人の評価が気になるという人は結構います。
ですがそれも考えるだけ無駄です。
「2:6:2の法則」というのがあります。
これはどういう状況下においても
・自分のことが好きな人→2割
・自分のことがどうでもいい人→6割
・自分のことが嫌いな人→2割
となるという法則です。
であるならば悩む必要はないのです。
必ず自分のことが嫌いな人は2割存在するのですから。
つまり八方美人が一番損ってことです。
そこを理解した上で、たとえ批判されてもそんなものは聞き流してしまえばいいのです。
まとめ
他人を批判するということは自分と向き合えていない証拠です。
そして無駄な時間があり余っている証拠です。
そんなことをするくらいなら圧倒的に自分のやるべきタスクに注力すべきです。
そうしないと自己成長はのぞめません。
そして自分のタスクに集中することで批判されようが気にもならなくなります。
そんなことを気にしていることがバカらしくなります。
何度も書いていますが、メンタルヘルスが原因で辞める医療事務員は非常に多いです。
これは職場環境が影響していることは間違いないですが、それでもつきつめると結局その本人の問題なのです。
そしてその問題は自助努力である程度まではなんとできるはずです。
結局すべてはマインでセットの問題に行き着きます。
本当にどうにもならなければ辞めればいいのです。
ですがそこまでの自分なりの努力は惜しむべきではありません。
事実は事実として受け止めるがとらえ方を変えてみる。
それだけでも見える風景はまったく違います。
医療事務ってとても奥が深くて面白くてやりがいのある仕事だと僕は思います。
ですがその1番おいしい部分を味わう手前で多くの人は辞めてしまうのです。
1人でも多くの人にそのおいしさを味わってほしいのです。
そのためにはその地点にたどり着くすべを自分で身につけてほしいなって思うのです。
他人を批判することも、批判されて気にすることも今日からやめてしまいましょう。