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【まるっと解説】医療事務スペシャリストになる方法

今まで当ブログではたびたび今後の医療事務員が目指す道ということについて話してきました。

そしてそれは簡単にいえば二択ですという話です。

つまり

①医療事務特化型スペシャリスト

 

②病院経営関連型ゼネラリスト

のどちらかです。

僕としてはゼネラリストの方向へ振った方が医療事務員としては生き残れる確立が高いと見ています。

明らかに医療事務特化型スペシャリストの方がきついだろうという意見です。

ですがそうはいってもスペシャリストで生き残ることも十分可能です。

今回はその点を解説します。

【まるっと解説】医療事務スペシャリストになる方法

結論

医療事務特化型スペシャリストで食っていくという人は、

 

①施設基準 ②記載要領 ③DPC請求 ④診療内容の理解 ⑤査定分析

 

この5つのスキルを徹底的に上げてください。

スペシャリストとたやすく言うな!

医療事務のスペシャリストという呼び名は昔からよく聞く言葉なんですが、現場目線で言いますと、軽々しく「スペシャリスト」という言葉は出さないでほしいと思います。

なぜならそんな簡単にスペシャリストなんかにはなれないからです。

私見ですが、本当にスペシャリストと呼べる医療事務員は10人に1人いればいい方だと思います。

それぐらいスペシャリストのハードルは高いのです。

そもそも何をもってスペシャリストなのかという定義もあいまいですが。

この言葉は使っている人ごとで想定しているスキルの高低がまちまちです。

多くの人がレセプト業務の経験年数が数年あればもうスペシャリストと呼んでもいいと思っているように見えます。

ですがレセプトを見ている年数だけでは全然判断できません。

たとえばレセプト経験が5年ありますという人であっても、その5年間ずっと同じ診療科のレセを見ていたんじゃスペシャリストどころか、ちょっとできる素人さんってレベルです。

もはや経験年数は基準にはできません。

かといってたとえ有能な人でも2、3年でスペシャリストの域にまで達することもまたムリな話です。

つまり経験年数も必要なフィルターではありますが、それは数ある中の1つの条件にすぎないということです。

だったらその数ある条件て何なのかといえば、診療報酬請求理解度の広さであり深さなのです。

簡単にいえば「算定力」が高いか低いかということです。

算定力

ちょっと待ってくれ、「算定力」って何?ざっくり言いすぎです、と思う人もいることでしょう。

ここでいう算定力とは、診療報酬を請求するためのありとあらゆる能力を結集した総合力を意味します。

抽象的すぎて余計にわからんという人にはこう言い換えましょう。

・施設基準に詳しい

 

・算定ルール、カルテ記載に詳しい

 

・医師に根拠を示した上で指導できる

 

・入院請求に精通している

 

・査定対策がしっかりできる

こう書くと先ほど僕が10人に1人と言った意味がわかるはずです。

これらのすべてを兼ね備えた医療事務員などそうそういないのです。

もうここまでできていれば一担当者にとどまらず、主任や係長になっていてもおかしくないレベルです。

レセプト請求には請求誤り、請求漏れは当然許されません。

ですがレセプトだけを注視してしまうと、請求誤りまではわかっても請求漏れまではなかなかわかりません。

ましてカルテ記載が誤っていたり、漏れているというところまで気づける担当者というのはそうそういないのです。

つまり算定力が高い医療事務員というのはホントにわずかしかいないのです。

そもそも担当者の立場で施設基準がこうで、記載要領はこれが必要で、だから請求はこうなる、というところまで考える人はまあいません。

多くの人は施設基準、カルテ記載ぐらいまではもう前提ぐらいの見方をしています。

つまり、そこまではまず間違いないという前提です。

だから自分が点検するのはレセプト上の請求内容だという考えです。

そして、そもそもなぜこの点数は当院では取れないんだろう?とか、今回の改定で新設されたこの点数はあと何を満たしたら取れるようになるのだろう?という見方をする人はほぼいません。

ですが本当の意味での請求漏れとはそのような視点が必要なのです。

現時点での診療報酬請求のルールにのっとって、診療行為を余すことなくお金に換える、病院収入の最大化を目指すのが医事課の最大のミッションです。

多くの病院では、そのための必要な高い算定力がまだまだ不足しているのが実情なのです。

まとめ

この先レセプト業務は遅かれ早かれAIに代替されていきます。

そうなったとき今いるレセプト担当者の人数は間違いなく減らされていきます。

僕は10〜15年後にはレセプト点検をしている人間はもういないと見ています。

たとえいたとしても、最終チェックを行う人が1人いるぐらいなものでしょう。

であるならば、そこを勝ち抜いて最後の1人まで残るのはかなりの難易度です。

だから僕はゼネラリスト推しなのです。

本気で最後までレセプトで食っていくと腹をくくるのであれば、周りより完全に頭ひとつ、いやふたつぐらい抜けていなければいけません。

必要なスキルは請求の総合力、すなわち算定力です。

「知識×経験値×分析力×創造力=算定力」です。

それはひとつの能力だけあっても全然足らないのです。

だからこそ

①施設基準 ②記載要領 ③DPC請求 ④診療内容の理解 ⑤査定分析

この5つのスキルを今から徹底的に上げてください。

そして突き抜けてください。

でないと医療事務スペシャリストで生き残るなんて夢のまた夢です。

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