仕事に才能は必要なのか?という問いには皆さんならどう答えるでしょうか。
僕の答えはYESです。
仕事で成果を出すための強みを生むには必ず才能が必要です。
今回は才能と強みについて話していきます。
ごまお
目次
自分の強みを知って仕事に活かす【さあ才能に目覚めよう】
結論
自分の才能を自覚しましょう。
才能と強み
才能とは?
そもそも才能とはいったい何なのでしょうか?
いろんな定義づけができるでしょうが簡単に言えば「自分が自然とできること」です。
他人とすぐ仲良くなれる、人が思いつかないようなアイデアを出すのが得意、ゲームを延々と続けられるなど自分が自然とできることはすべて才能といえます。
ですので自分の才能に気づいていない人って案外多いものです。
才能という言葉はもっと高い次元のものを指すと思っている人は多いです。
特にプロスポーツやアーティストなどは努力だけではたどりつけない、それこそ才能ありきの世界だとの認識が強いです。
確かにその世界では才能がなかったら厳しいかもしれません。
ですが仕事における才能は少し意味あいが違います。
それは、その世界の頂点を目指すとかトップクラスになるみたいな話ではありません。
ただ当たり前と思ってしている作業がまわりから見ると超絶効率的だったとか、みんなは苦痛だと思う作業が自分ではそうは思わないというようなレベルのことです。
医療事務では業務の種類によっては、単純作業が中心となるものがあります。
そのときに単純作業がつらいと感じる人とまったく苦じゃないという人がいます。
まったく苦じゃないという人は、同じことを続けられるという才能があるのです。
ですが本人にとってはそれが普通なので才能とは気づかないというわけです。
だから誰にでも才能はあります。
ただそのことに気づいているか、いないかだけの差なのです。
強みとは?
仕事では「自分の強みを活かせ」などという言い方がよくされますが、そもそも「強み」とは何なのでしょう?
結論からいうと、強みの方程式というのは以下のとおりに定義されます。
才能(頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン)
×
投資(練習やスキル開発、知識を身につけるためにかける時間)
↓
強み(常に完璧に近い成果を生み出す能力)
(ストレングス・ファインダー引用)
まず「強み」を定義しておきます。
ストレングス・ファインダーによると強みとはつねに完璧に近い成果を生み出す能力としています。
要は「仕事で成果を生み出す力」のことです。
そして才能とは前述したとおり「自分が自然とできること」です。
ここでは「頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン」と定義されています。
そして投資とは「スキルや知識などを身につけるためにかける時間」のことです。
知識やスキル、練習は強みをはぐくむためには不可欠です。
基本的な思考力やスキルがなければ、才能は開発されないままとなります。
そして知識やスキルを身につけることは、それに投下する時間を増やせばそれなりに可能です。
人は知識のトレーニングを積めば、大小の差はあれスキルアップは可能です。
ですがこれに対し才能自体を新たに身につけることはそれとはまったく違う話です。
多くのトレーニングを積めばほとんど持っていなかった能力を身につけることはできるかもしれませんが、それは最善の時間の使い方ではないということがわかっています。
最も成功している人は、その人が持つ高い才能を起点にしてスキルや知識を身につけ練習を積んでいます。
そうすることによって才能は何倍にも増幅して開花します。
ここで話を医療事務に戻します。
たとえばMAXが10の設定としましょう。
ここにコミュニケーションの能力が高く、当たり前のように高い接遇ができるAさんがいると仮定します。
Aさんの接遇の才能値を9、投資(時間)を5だとすると強みを築ける可能性は45となります。
かたやコミュ障のBさんがいたとしてBさんの才能値が2、投資を10だとするとその値は20にしかなりません。
ここに才能の重要さがあります。
いくら時間を投下して練習を積んでも、才能自体が低ければ決して仕事での強みにはならないのです。
そして上記の場合Bさんは人と話すことは得意ではないが、本を読んだり文章を考えたりするのが得意だとします。
そうすると提案書、報告書などの書類作成の才能値が9、投資が10だとその値は90にまで到達します。
ごまお
自分の強み
Bさんの場合、あまりにコミュニケーション能力が低いということで時間をかけて訓練するという方針で、受付担当や電話担当、外部折衝を経験させてきたとしましょう。
ですが低い才能値の分野を猛特訓したところでBさんの強み、部署の強みにはならないのです。
だったらある程度のレベルに達した時点でその分野での経験値を貯めることは諦めるべきです。
対して文書作成などの分野はどんどん経験させていくべきであり、そうしていくことで圧倒的な強みを発揮することが可能になります。
しかしここで問題なのは、そもそも本人が自分の才能に気づきにくいということと、上司やまわりは余計にわからないということです。
そしてまた自分なりに自分の才能というものを自覚していても、担当する仕事がそれとマッチするかどうかは上司の判断しだいだということです。
医療事務における業務というのは細分化するとかなりの枝葉にわかれます。
ですので外交的な人、内向的な人、コミュニケーションが得意な人、作業が得意な人、考えるのが得意な人などそれぞれに合った業務、またはそれに近い業務というのがどこかにあるはずです。
まずは自分にはどの業務が適任なのかということを自分で考えてみることが大事です。
「いやいやそんなの考えても配置するのは上司でしょ。自分の考えなんて意味ないじゃん」みたいに思うかもしれませんがそんなことはありません。
まずは自分の才能が何で、強みをどう活かすかという考えを整理し持っておくことが重要です。
それがないと意味のない時間を延々と消費するだけになってしまうかもしれません。
そしてそんなことよりもっと手前の「自分は医療事務に向いているのか?」というそもそも論で立ち止まるかもしれません。
医療事務という仕事の中で悩んでいるのか、仕事という大枠の中の選択で悩んでいるのか、そこをはっきりさせておく必要があります。
まとめ
仕事には自分の強みを活かすべき。
そのためには自分の才能を自覚すべきです。
その方法の1つとしてストレングス・ファインダーはとても役立ちます。
1度は診断を受けておくことをおすすめします。
ぜひ己の才能に目覚めてください。
ごまお