【スパッと解説】なぜ医療事務がつまらないのか?【3つの理由と解決策】

新人の頃は覚えることが多くて大変だった仕事も、慣れてくればそれなりにこなせるようになります。

そうした脱新人となった頃、人によってはふと感じることがあります。

それは「仕事つまんねえな」ってことです。

もしくは脱新人とは関係なく、もう中堅だろうがベテランだろうがふとした瞬間に「仕事つまんねえ」と思うことって誰でもあるはずです。

「仕事がつまんないなんて思ったことがない。毎日楽しくて楽しくてしようがない」って感じてる人は幸せですが、そんな人はほぼいないでしょう。

誰しも仕事には楽しさを感じる部分とつまらなさを感じる部分があります。

それが普通です。

でも医療事務においては、楽しさ0%、つまらなさ100%という人の割合が結構高いんじゃないかって思います。

なぜ医療事務をつまらないと思うのか?

そしてそれに対する解決策とは何か?

この点にフォーカスして話していきます。

今回の記事を読んでもらうことで、あなたの仕事観を今一度整理してもらえると思います。

【スパッと解説】なぜ医療事務がつまらないのか?【3つの理由と解決策】

 

 

結論

 

つまらない理由は ①ルーチンワークである ②裁量権がない ③給料が低い ということ。

 

解決策は、仕事のとらえ方を変えること。もしくはそれが無理なら転職です。

医療事務がつまらない理由

なぜあなたが医療事務をつまらないと思うのか?

その理由は以下の3つです。

①ルーチンワークである

 

②裁量権がない

 

③給料が低い

それではそれぞれを見ていきましょう。

ルーチンワークである

仕事にはルーチンワークが多い仕事と少ない仕事があります。

多い仕事には、事務業務、受付業務、配送業務、工場業などがあります。

少ない仕事には、営業、企画、クリエイターなどがあります。

医療事務はもちろん多い仕事に該当します。

医療事務の業務は分けていくととんでもなく細かくすることができますが、簡単に分けてしまえば ①受付業務 ②計算・会計業務 ③レセプト業務 の3つとなります。

そしてこれらの業務を一人前にこなそうとすれば、相応のスキルと経験が必要です。

医療事務は別に何の資格も持っていなくても、その仕事に就くことは可能です。

しかし、だからといってまったく知識のない未経験の人がやろうとしても、そんな簡単にできる仕事ではありません。

最初はかなり苦労することになります。

ですが、それなりに経験を積めばその業務の内容と流れがわかってきます。

そしてこれは完全にルーチンワークの仕事であるということも把握できます。

1日の流れ、1週間の流れ、1ヶ月の流れ、それらはきっちりと決まっています。

毎日毎日同じことの繰り返し。

細かい点を除けば、1年前の仕事の内容と今日の仕事の内容はなんら変わっていない。

だから係も異動せず、担当業務も同じままであるならば、やってることはホントに変わりません。

職種は全然違いますが、工場のライン作業と大差ないほどのルーチンワークであると感じる人がいても不思議ではありません。

毎日毎日同じ作業で楽しいでしょうか?

だから、医療事務がつまらない、ってなるのです。

裁量権がない

裁量権とは物事を自由に決定できる権利です。

自分で何ひとつ決定できない。

自分の考えが仕事に反映されない。

これでは仕事は面白くありませんし、やりがいも感じません。

ですが誤解を恐れずに言うと、ピラミッド組織の中で部下という立場なら基本的に裁量権なんてないのです。

上司が仕事の方向性、決まりごとを決め、それを部下が実行する。

それでこそ組織は機能します。

【あえて言おう!】あなたにはピラミッド組織の一員という自覚があるか?

しかしそれは軍隊とは違います。

何が軍隊と違うのかというと、建設的な意見はきちんと尊重されるということです。

医事課という部署の中で部下の建設的な意見はちゃんと上司の耳に届きます、考慮されます。

ですがここでひとつ厄介なことがあります。

それは他部署との関係性です。

つまり仕事の方向性、決まりごとを決めるのは何も自分の上司だけではない、ということです。

むしろ医師や看護師、その他部署からの依頼、指示に従うことの方がよっぽど多いです。

そこにはこちらの都合なんて関係ありません。

建設的な意見なんて何も通りません。

あるのはヒエラルキー下によるパワーバランスだけです。

だから医療事務員の辞書に裁量権なんて文字はないのです。

自分で何ひとつ決定できない。

まさにそのとおりです。

だから、医療事務がつまらない、ってなるのです。

給料が低い

医療事務の給料は低い。

それは事実です。

そしてそれは勤続年数と共に右肩上がりになっていくものでもない。

頑張っても頑張らなくても、給料も評価も大して何も変わらない。

だったら頑張るだけ無駄。

だから、医療事務がつまらない、ってなるのです。

医療事務がつまらないことへの解決策とは?

医療事務がつまらない、っていうことに対する解決策は次の2点です。

・仕事のとらえ方を変えること

 

・転職

仕事のとらえ方を変えること

ルーチンワークである、裁量権がない、給料が低い。

確かにこのとおりなら仕事はつまらないでしょう。

でも本当にこのとおりなのでしょうか?

何が言いたいのかというと、物の見方を変えてほしいってことです。

つまり、仕事のとらえ方を変えるということです。

たとえば、1つ目の理由であった「ルーチンワークである」ということ。

確かに医療事務はルーチンワーク主体の仕事です。

ですが仕事ってそもそもルーチンワーク化されるものです。

ルーチンワークのない仕事なんてありません。

ルーチンワーク化されていないものは、むしろ業務として煮詰められていないともいえます。

そして次が大事なのですが、ルーチンワークの仕事だから決められたとおりに動くという考えがおかしい、ということです。

工場のライン作業と大差ないほどのルーチンワークであると感じる人がいても不思議ではありません、と書きましたが、工場のライン作業とはまったく別物です。

工場のライン作業とは目指しているゴールが違うのです。

ライン作業はすべての製品の質を均一にする必要があります。

だからまったく同じ作業を繰り返すことが大事なのです。

ですが医療事務において、仕事の質を均一にするにはどうすべきですか?

すべて同じ作業の繰り返しで質は担保されますか?

そもそも医療事務の業務を作業と見ている時点で間違っています。

一人ひとりの患者がいて、それぞれの診療内容、それぞれの保険請求があります。

すべてがすべて個別の対応とならなければおかしい。

つまり、仕事の大枠の流れは1つでも、それぞれの事例に臨機応変さが求められるということです。

だからこそ自分なりの少しずつの工夫が必要なのです。

業務のマニュアルに沿うことは大前提です。

しかし、そこに自分なりの知恵と工夫をプラスしなければ、それこそ流れ作業と一緒です。

医療事務を流れ作業にしないでください。

医療事務が流れ作業に感じるのであれば、つまらないと思っているあなたの感覚は正常です。

つまらなくて当たり前。

そしてつまらなくしているのは、あなた自身ってことです。

要は物の見方、仕事のとらえ方の問題です。

裁量権がないというのも、給料が低いというのも同じこと。

裁量権がないような働き方、給料が低いままの働き方を選んでいるのはあなたです。

つまり、医療事務をつまらなくしている元凶はあなたってことです。

別に医療事務という職種が悪いわけではない。

周りが悪いわけでもない。

すべての源は自分なのです。

その意識が大切です。

【仕事・ミス・犯人探し】すべての源は私です【サルトルの教え】

転職

ここまで書いてきたことが1つも響かないという人、そんな人はさっさと転職した方がいいです。

そもそも医療事務に向かないタイプなのかもしれません。

残念ながら医療事務に向かないタイプの人というのは実在します。

これは能力うんぬんもそうですが、相性みたいなものです。

どんなに頑張ろうが、どんなに工夫しようが、やっぱり医療事務はつまらないって感じてしまう人は違う職種を選択した方が上手くいく可能性は高いです。

つまらない仕事をお金のためだけに続けることほど、つらいことはないですので。

まとめ

なぜ医療事務がつまらないのか?

結局それはあなたのマインドセットしだいなのです。

仕事なんてつまらないもの、ただ食いぶちとして医療事務を選んでいるだけ、と割り切って働くのも1つの考え。

せっかく医療事務を職として選んだのだから、つまらないものにはしたくない、って思って働くのも1つの考え。

どちらを選ぶのかはあなたしだいです。

医事課長としては、つまらないものにはしたくない、って思って働いてほしいなとは思いますが。

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