女性の職場で男性医療事務員がサバイブするためにもっておくべき1つのもの

医療事務は女性比率が非常に高い職種です。

当院も圧倒的に女性が多いです。

比率でいえば、男性2で女性8です。

病院によっては男性1で女性9という職場もあるでしょう。

さらにいえば、男性はたった1人で残りはすべて女性という職場もあるでしょう。

そんな女性多数の職場で男性事務員が生き抜いていくにはどうしたらいいのでしょうか?

僕も若い頃はいろいろ悩みました。

昔の一時期は、本当に男は自分1人ということもありました。

そんな過去の経験も踏まえ書いていきます。

今回は少数精鋭で頑張っている、世の男性医療事務員の人に向けての内容です。

職場で肩身が狭いと感じていたり、周りと上手くやれていないと悩んでいる人は、自分の現状と重ね合わせて読んでみてください。

何か自分なりのヒントがきっと見つかるはずです。

女性の職場で男性医療事務員がサバイブするためにもっておくべき1つのもの

 

結論

それは共感力です。

女性社会の医事課

共感力

まず最初に男性と女性の性質の違いを見ておきましょう。

男性と女性では、脳の働き方(考え方)がまったく違います。

よく男性脳、女性脳という言われ方をします。

ざっくり言うと男性脳は競争意識が強く、論理的であるということ。

女性脳は共感力が強く、感情的であるということです。

男性は周りに自分の存在を示したく、相手より優れていると見せたがります。

対して女性は競争意識よりも、共感してほしいということに重きをおきます。

たとえば女性が「聞いてください、こんなことがあったんです」というときに、男性がやりがちな間違いがあります。

それは「こうした方がいいんじゃないの」とか「こうすべき」みたいに意見することです。

この場合女性は、あなたにそんなことは求めていません。

ほしいのは共感です。

この共感というのが、男からすると軽視しがちなんですが最重要ポイントです。

たとえこちらの話が論理的に筋が通っていたとしても、共感なしに進めようとすると「わかってくれていない」と思われます。

特に何かを説明したい、説得したいというときは論理的は話だけではダメです。

必ず「共感→説明→共感」のように、共感でサンドウィッチする話し方でないといけません。

たとえば「それは腹が立ちますよね、わかります。でも、ちょっと見方を変えれば○○みたいな考え方もできませんか?でも今回の件は大変でしたね」といった感じのようにです。

そして正論だけで話を押し通すことは、不可能であるということを認識しておきましょう。

特にそういう場合は団結して反発されますので、ますますこちらの思い通りには進みません。

さらにもう一点注意しておくことが、説得してはダメということです。

そこでは説得ではなくて、相手に納得してもらわないといけないのです。

そして同意してもらうことが最低限必要ですが、そこから自発的な行動までうながそうとするのなら「共感」が必要なのです。

とにかくこの共感力が強くないと、女性社会の医事課で立ち回ることなどほぼ不可能です。

愚痴には要注意

想像はついていると思いますが、女性が多いとそこには派閥が生まれます。

よって表面上は仲がいいような人たちでも、めちゃめちゃ仲が悪いなんてことは普通の出来ごとです。

こちらは女性って大変ですね、みたいな感じで傍観していますが、たまに嫌いな人の愚痴をこちらにも言ってくる場合があります。

そのときうかつに「そうですよね、○○さんはそういう所がちょっとね」みたいに乗っかってしまうとこれは一大事です。

この場合は、一緒に悪口を言っていた人たちというくくりにされてしまいます。

そしてそれはすぐに広まります。

ですので愚痴を振られても、同意するのはご法度です。

しかし、どうしても女性が多数の職場ではそういう話題は必ず出ます。

その場合、一切話を聞かないということもできません。

それはもうコミュニケーションがとれない奴という決めつけをされてしまいますので。

だからそういうときは「そうなんですか、そういう風に思ったんですね」「そう考えたんですね」というそのまま返しに留めておくのが一番無難です。

素直さ

共感力と共に大切なものがあります。

それは素直さです。

素直さってある意味最強スキルです。

医療事務で素直さは最強スキルの1つです【高速で成長します】

先ほど話したとおりたとえ正論であっても、そこに共感してもらえなければ話は通りません。

ですので、すべて正論でバッサバッサ斬っていくスタイルだと間違いなく嫌われます。

昔の僕がまさにそうでした。

若き日の僕は、女性は感情優位だということを特に気にしていなかったのです。

そしてそのあとに思い知ります。

正論はただの正論に過ぎないということを。

自分の意見はだたの独りよがりであることを。

ただでさえ男性が少ない中、女性側から嫌われたときの孤立感はハンパないです。

若い男性医療事務員の人は、僕の二の舞にはならないでください。

大事なのは状況判断です。

正論が通る場面、通らない場面の見極めが肝要です。

どちらにせよ素直さってやっぱり超重要です。

まとめ

 

僕はこれまで他の職種を経験したことがありません。

だから男性が多い職場がいいのか、女性が多い職場がいいのかの比較ができません。

ただ言えることは、要は自分のとらえ方次第だということです。

物事って事実は1つでも、見方を変えればまったく違って見えてきます。

男性には男性の、女性には女性の長所、強みがあるわけで、そこをいかに上手く引き出すかということが大事です。

客観的に見ると、受付、計算、会計などの手を動かす仕事に関しては、やはり女性の方が能力は高いです。

マルチタスクも上手にこなすし、早くて正確です。

そういう点は女性の強みです。

対して男性は論理的に考えるのに長けています。

これは個人差があるのでみんなに当てはまることではないですが、全体の傾向としてはそうです。

どちらにせよ、男性は女性から、女性は男性から学ぶことって必ずあります。

ですので、そこを相手から吸収していこうという謙虚さがやはり大事です。

特に男性はどうやったって職場では少数派です。

その状況下では、共感力と臨機応変さと謙虚さを兼ね備えていなければ、活躍するのはなかなか難しいです。

しかしこれらの能力は今からでも習得は可能です。

学ぶ姿勢さえあればすべて習得できます。

学び続ける姿勢と経験値の積み上げによって、医事課で見事にサバイブしてください。

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