目次
【2022診療報酬改定】早わかり1分解説 その⑩<感染対策向上加算>
結論
・外来感染対策向上加算が新設
・感染防止対策加算→感染対策向上加算へ名称を変更
外来感染対策向上加算(新設)6点
・診療所であること
・専任の院内感染管理者を配置すること
・感染防止対策部門を設置すること
・感染対策向上加算1の医療機関又は地域の医師会と連携すること
・院内感染管理者によって最新のエビデンスに基づき、自施設の実情に合わせた標準予防策、感染予防対策などを講じていること
・新興感染症の発生時などに行政の求めに応じて発熱外来を設置し、それをウェブサイトなどで公開していること
等
連携強化加算 3点
・連携する感染対策向上加算1の医療機関に過去1年間に4回以上、感染症の発生状況、抗菌薬の使用状況等について報告している 等
サーベイランス強化加算 1点
・院内感染対策サーベイランス(JANIS)、感染対策連携共通プラットフォーム(J-SIPHE)等、地域や全国のサーベイランスに参加 等
感染対策向上加算(名称変更)
・感染防止対策加算→感染対策向上加算へ名称を変更
感染防止対策加算1・感染防止対策加算2
↓
感染対策向上加算1・感染対策向上加算2・感染対策向上加算3
感染対策向上加算1 710点
現行の抗菌薬適正使用支援加算の施設基準と同様の施設基準
指導強化加算 +30点
加算2・3取得医療機関に対し「院内感染対策にかかる助言を行う」体制を敷いている(年4回以上の助言実績が必要)
感染対策向上加算2 175点
新興感染症の発生時等に、都道府県等の要請を受けて感染症患者又は疑い患者を受け入れる体制を有し、そのことについてホームページ等に公開する
感染対策向上加算3 75点
入院初日及び入院期間が90日を超えるごとに1回加算
<加算2・3取得医療機関共通>
連携強化加算 +30点
加算1取得医療機関との連携体制(年4回以上の感染症発生・抗菌剤使用状況を報告)
サーベイランス強化加算 +5点
地域における感染防止対策に資する情報提供体制(院内感染対策サーベイランス (JANIS)、感染対策連携共通プラットフォーム(J-SIPHE)など地域・全国のサーベイランスに参加)
(改正後/改正前 の順)