あなたは
「職場のレベルが低いな」
「周りのレベルが低すぎて張り合いがない」
「周りが仕事できなさすぎて、自分だけが割を食っている」
って悩んでいませんか?
僕はかつてそう感じていたことがあります。
「この職場ヤバいなあ」って。
でも本当にヤバいのは自分でした。
この記事では、周りのレベルが低いと感じたらヤバい理由を説明します。
もしあなたが今その状態にいるならば、一刻も早くそこから抜け出しましょう。
そのためのヒントがここからつかめるはずです。
目次
周りのレベルが低いと感じていたらヤバい【5人の法則】
結論
そのレベルの低い環境を選んでいるのは自分。
周りのレベルと自分のレベル
5人の法則
5人の法則とは次のとおりです。
あなたの周りの5人の平均があなたである
これはアメリカの起業家ジム・ローンの言葉です。
つまり人間は、いつも周りにいる5人の平均をとったような人になるということです。
こう言われて「そうだよね」と思う人と「いや違う」と思う人の両方がいるはずです。
僕は「いや違うでしょ」って思いました。
ですがこれは間違いなくそのとおりなのです。
僕のように感じる人は多いはずですが、それは自覚していないだけです。
人間って良くも悪くも環境しだいなのです。
どこに身を置くかで、その人の大きさが決まります。
これには2つの要素が関係します。
1つは組織の中にいる以上、どうしても周りの影響を受けてしまうということです。
つまりどんなに高いモチベーションを保っている人であっても、低いモチベーションの集団に入ればモチベは自然と下がっていくということです。
高いモチベの小集団が、低いモチベの大集団に影響を与えて引き上げるなんて話は聞いたことがありません。
人間はそんな風にはできていません。
どうやったって大集団に飲み込まれる。
これが普通です。
そして医療事務の世界は、それがぴったりと当てはまる環境になっています。
以前にも書きましたが医療事務員のモチベの低さです。

医事課というのはよくよく考えるとかなり変わった集団です。
ほぼ女性職員、わずかに男性職員。
女性職員のほとんどに出世欲なんてものはない。
出世欲のある男性職員は、女性をまとめられなければ上には行けない。
1人モチベの高い男性職員がいたところで、周りが同調してくれなければ浮いて終わり。
女性職員のモチベは総じて低い。
ならばそこに合わせなければ同調してもらえない。
結果、高いモチベを保っている職員はいなくなる。
これは文字で書いているのでまだわかりますが、実際は当人たちにはそんな自覚はありません。
しらずしらずとそうなってしまっているということです。
だから「あなたの周りの5人の平均があなた」と言われてもピンとこないのです。
無意識に周りに引っ張られている自分というものに気づかないからです。
もう1つはその逆の要素です。
つまり、無意識に自分が平均になるような環境を選択してしまっているということです。
先ほどとは逆の論理です。
結局人はきつい環境よりも、ぬるい環境に行ってしまうということです。
自分が居心地の良い環境を選び、居心地の良い人と仲良くなるということです。
だから、みずから好んで平均になりにいっているともいえます。
この2つはどちらが正しいというのではなくて、どちらも正しいです。
環境が自分をつくるとも言え、自分が環境をつくるとも言えます。
その2つの要素が作用しあって5人の法則はできています。
「周りがバカだ」は自分がバカ
そもそもなんですが、周りがバカだと思っている人は間違いなく仕事ができない人です。
バカだなんて決して思わないという人でも、周りができないなって思ったことはあるんじゃないでしょうか。
これは自称「私はできる人」なら結構感じることだと思います。
周りのレベルが低いなと。
これは二重に痛い人です。
1つは謙虚さを失っているということ。
もう1つはメタ認知が効いていないということ。
はっきり言えば、周りのレベルが低いということはあなたも所詮その程度のレベルだということです。
本当に周りのレベルが低いと思うのなら、もっとレベルの高い所を目指せばいいのです。
でもそれもせず現状に甘んじている。
なぜか?
それはあなたのレベルが低いから。
そんなところは到底目指せないのです。
結局ただのグチなのです。
現状を変える勇気も挫折する覚悟もないので、代わりに周りを下に見て刹那的な優越感にひたっているだけにすぎません。
そんなことは何の意味もないのに。
周りを下に見るそのマインドを捨てない限り、あなたが今の状況から抜け出すことは不可能です。
周りのレベルが低いと感じるということの意味
語弊を恐れずにいうと医療事務にはクリエィティブ性なんてものはありません。
ルーチン業務の連続。
すべては医師ありきで発生している業務ばかり。
その診療行為を一円でも多く請求できるように漏れのないレセプト請求にすべてをそそぐ、極端にいえばそんな仕事です。
ですのでどんなに成長しない人でも、一定期間同じ担当をしていればそれなりにできるようになります。
中にはできない人もいますが。
そして、それなりに成長する人だとその分野では周りより頭ひとつ抜ける格好となります。
そうなったときに人によっては思うのです、周りのレベルが低いなと。
しかしそれは実は勘違いであり思い上がりです。
ただその担当をあなたが長くやっているから、周りよりも少し知っているだけです。
ですが本人にはそんな自覚はありません。
自分はできると思っている。
仮に本当にできているとしても、それは医療事務という業務のほんの一部に過ぎないのに。
本気で周りのレベルが低いと言いたいのであれば、医事業務のすべてに秀でていなければなりません。
しかしそんなことは不可能です。
いや主任、係長、課長となっていけば秀でてくるんじゃないのか、そう思う人もいるかもしれません。
でもそれだと視野が狭すぎです。
周りというのが自分の所属する医事課という意味であるならば、あまりにも世間しらずなのです。
それはまさに井の中の蛙なのです。

自分の所属する医事課が全国で何位のレベルなのか、それすらわからないのに周りのレベルがといっている場合ではないのです。
100歩譲って全国トップ10に入る医事課に所属していて、その中でもトップレベルですという人が「周りのレベルが低い」というのであれば認めます。
それはあなたのレベルが高いんだと。
ですがそのような人は決してそんな風には思いません。
そんなことを思うくらいなら、周りを一生懸命育てるはずです。
できる人であればあるほど他人を下になんか見ない。
なぜならつねに前へ進もうとしているから。
人を下に見て優越感にひたるほどヒマじゃないのです。
もし今「周りのメンバーのレベルがなあ~」と感じている人は自覚すべきです。
自分はそんなことをいえるレベルではないということを。
まとめ
周りのレベルが低いなと感じているのであれば、間違いなくあなたのレベルが低いです。
そのレベルの低い環境を選んでいるのは自分なのです。
人のせいにしてんじゃねーよってことです。
そして素朴に思うのです。
そう思うのであれば教えてあげたらいいんじゃねーのって。
それもせず、自己研鑽もせず、他者批判だけしてんじゃねーよ、甘いよお前、ってことです。
だからかつての僕も甘々でした。
医療事務歴3年オーバーの方は気をつけてください。
自分できてるって思っていたら間違いなくできてない人ですので。
はじめまして。
私は43の男性です。
次の4月から違う部署に異動となります。
その部署は単純に激務であり、誰もが避けて通りたい場所です。
私はこの20年、プライドを持って自分の仕事をこなしてきました。
正直「何で俺が」という気持ちでいっぱいでした。
周囲の明らかに楽をしている人間から「4月から大変だね〜」と軽々しく言われると本当に腹が立ちました。
全くの未経験の場所で不安と不満、悲しさ。いろいろな感情に心がかき乱されました。
そこで、貴サイトにたどり着きました。
「苦境には突っ込め」「仕事は損得勘定で考えるな」という言葉に新鮮な気持ちを感じました。
医療事務とはまた業種が違いますが、どこの職場でも恐らく同じような悩みはあるのでしょうね。
4月に向けて少し勇気が湧いてきました。
お礼をお伝えしたくコメントいたしました。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
当ブログ記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。
仕事って日々問題だらけです。悩みだらけです。
でもそれでも真摯に自分と向き合うこと、これしかない思います。
4月からのご活躍を期待しています。
レベル低いなとか思ったらぐちぐち言ってないでその職場すぐやめればいいんですよと自分は思います。本当にレベル低い人はぐちぐち文句を色々な人に言って1年、2年と経過しても結局やめない人です。ぐちぐち文句言って1か月、2ヶ月ですぐやめていくなら芯があって良いと思います。
ぐちぐち文句を言って1か月、2ヶ月ですぐやめていく人ってまずいないですよね。
基本的に文句を言い続ける人はそこに残り続ける人ですね。