仕事のモチベーション、やる気ってどうやって維持するのか。これは皆さん考えることだと思います。
毎日のルーチンワーク、ひと月の流れ、月一の請求業務など特に意識せずにこなしているとふと気付いた時何やってんんだろ、とかこの先もずっとこのまま続くのかななんて思ってしまってモチベーションも上がってこないなんてことも起こります。
そもそもなんで働いているのか、とかこのままでいいんだろうか、とかまで考え出してしまうともはや負の無限ループにもはまっていきかねません。
そう考えるとやっぱりモチベーションってすごく大事なんですよね。
さて、このモチベーションについては科学的な研究結果が出ていますので参考にしたいと思います。
目次
モチベーション=前に進んでいる感
要は「前に進んでいる感」が一番大事だということです。
仕事が常に前に進んでいる、日々自分は成長出来ているという感覚が持てるかどうかということです。
そういう意味では仕事に対して常に考えてアイデアを出して工夫していく、ということはとても大切です。
工夫は必ずモチベーションになります。工夫したことによって成果が上がれば成長を実感出来ますし、もし失敗してもそこから学ぶことが出来ればそれもまた成長なのです。
ポイントは前に進んでいる感覚を自分で感じられるかどうかという点です。
あくまで感覚なので極端な話実際は進んでいなくてもいいのです。
嘘でもいいので自分にとって意味のある仕事が前に進んでいると感じられさえすれば人のモチベーションは高まるのです。
逆に見れば最もモチベーションが下がる時というのは前進していない、停滞していると感じられる時となります。
スモールウィン(小さな勝利)
上記のように一番モチベーションに影響しているのが前進感なのです。
仕事に関していえばお金や褒められ、おだて、よりもこの前進感が最優位なのです。
前進感を得る為に必要なのがスモールウィン(小さな勝利)です。
漠然とした大きなゴールに向かってとにかく突き進むんじゃなくて1日単位ぐらいで頑張ればなんとか達成できそうな目標をコツコツとこなしていくこと。
具体的には出来ること80%、出来ないこと20%の新しい挑戦、少しの背伸びを繰り返していくことが大事です。
小さな目標、小さな勝利
つまり小さな勝利の積み重ねをしていこうということです。
流れとしては、日数単位や週単位で細かな達成感を積み上げていく→結果として大きな目標に繋がっていくということになります。
目標設定
具体的にはある程度柔軟性のある大きな目標を作って、そこから逆算して日々の小さな目標ややるべきことを明確にしてこなしていくことです。
注意点としては大きな目標はかっちりとは決めてしまわないことです。
私も過去に何度もこれで失敗していますが、目標を明確に決め過ぎた為そこに縛られてしまい少しでも想定と違うだけでもういいや、となってしまいます。
少しばかり理想と違っていてもいいのです。大事なのはそこじゃない。そこに向かっていく為の日々のスモールウィンが大事なのです。
ですので大きな目標というのはプラスマイナス25%ぐらいのバッファをもたせた設定にしておくのがベストです。
まとめ
やる気は小さな勝利を積み重ねていけば上がります。
その為には日々の小さな勝利を記録していくのが一番です。
自分のモチベーションを自分に刻み込んでいくのです。
それはほんとにささいなことでもいいそうです。例えば実験では体重が100g減ったという記録でもダイエットでのモチベーションは高まるとのことです。
たった100gなんてほとんど誤差の範囲だと思いますがそんな小さな勝利の記録でも効果はあるのです。
だとすれば例えば新しく病名を一つ覚えたでも薬剤効能を一つ覚えたでも立派な小さな勝利な訳です。
レセプトチェックの設定を一つ追加したでも業務フローの二行を一行にまとめた、でもいい訳です。
その小さな勝利を実感する為にメモでもなんでもいいので書き込んでいけばいいのです。
そうすることによって前進感、成長感が実感出来、モチベーションは高まります。
仕事は本来楽しくはありません。ストレスがかかります。しかしそれは当然なのです。
楽しくてストレスがないものは仕事ではありません。だったら仕事ってしんどくてつらいものなのかといえばそれもまた違います。
何の為に働いているのか?お金の為というのはある意味正解ですが、それが最上位にくる理由ならばそれでのモチベーション維持はなかなか難しい。
仕事へのやりがいを感じる為にはそこには自分が成長していることへの実感が必要です。
それがないままお金の為だけに続ける仕事なんて苦しいだけです。
ですので大切なのは自分が成長している感覚、そしてその為の小さな勝利です。
小さな勝利の積み重ねでモチベーションが上がっていくのならば、ちょっとやってみようかなって思いませんか?