私は仕事でグチを言う人はキライです。
人に話すことである程度発散できてストレスが軽減されたり、気持ちが楽になる効用があるのは認めます。
何にもしゃべらずに言われたことだけしていればいいんだ、という気はありません。
職場でも適度な発散はあってもいいとは思います。
ですが多くの人は適度では終わりません。
つねに文句を言う人、毎日グチばかり言う人というのも残念ながら存在します。
今回は文句やグチを言っている人は絶対辞めないという話をします。
【やめよう!辞める辞める詐欺】文句やグチを言っている人は絶対辞めない
結論
文句やグチを言う人は辞めるべきです。それ以外の改善策はありません。
辞める辞める詐欺
世には辞める辞める詐欺というものがあります。
「もう耐えられない、もう辞めるから」
「いずれ辞めようと思っている」
そう言い放つ人はいます。
ですが総じてその人たちは辞めません。
というか絶対辞めません。
あなた辞めるって言ってたやんていうできごとが過去に何度かありました。
これはよく考えれば当たり前のことで、ホントに辞めようとする人は事前にそんなことを口に出しません。
自分で結論まで進めた上で辞めますと言うのです。
ですので、「もう辞めるから」という人は「まず辞めないから」と言っているのと変わらないのです。
その人たちの心理としては、自分の主張を聞いてほしい、みんなに振り向いてほしいというだけです。
ですが普段から文句やグチを言っている人であれば、「また文句言ってるよ」と思われるのがオチです。
だからここ一番では「もう辞めるから」という最後の切り札を出してくるのです。
ですが先ほども言ったように、それを口に出す時点で辞める気はさらさらないのです。
ただ自分に注目してほしい、自分の言うことに耳を傾けてほしい、という思いしかないのです。
辞める辞める詐欺はまさしくサギで、本当に起こることはほぼないのです。
労力のムダ
文句やグチを言う人は自覚しておかないといけないことがあります。
それは自分はピラミッド組織に属しているということです。
この件については以前に記事に書きましたので詳しくはそちらをお読みください。

要はピラミッド組織に属していながら、組織に対しての不平不満を言うという行為はすごく矛盾しているってことです。
上司の指示に従いたくなければそれでいいのです。
ただしその場合は組織を抜けないといけません。
組織は抜けないが指示には従わない、従いたくないでは筋が通らないのです。
ですが実際そのように行動する人って割といます。
そして組織側もそのような人を何の理由もなしにクビにはできないわけですから、当然その人たちはのうのうと組織に居座るのです。
そして思うがままにグチを言う、そのループです。
いつまで経っても職場が良くなることはありません。
当人たちは死ぬまで気づきませんが自分の発言がどれだけ周りに受動ストレスを与えているかをよく考えるべきなのです。

そしてそもそも文句やグチはただの労力のムダづかいだということに早く気づくべきなのです。
文句やグチは決して意見ではありません。
それには代案なんてものはない。
職場を良くしたいという思いなんかもない。
その発言によって何かが変わるという可能性もない。
だったらホントに言うだけムダなのです。
何のために言っているのか。
それは端的に言えば自己承認欲求を満たすためだけです。
聞き入れられなくても、もはやそんなことはどうでもいいのです。
私の思いを知ってほしい、ただそれだけです。
だからこそホントにムダなのです。
自分がそこで働くことに窮屈であるならば、不平不満があるならばとるべき選択肢は辞める一択なのです。
辞めてしまえば文句も不満もなくなるのだからよっぽど幸せだと思うのですが、そういう思考にはならないようです。
そして続々と院内評論家ばかりが量産されていくのです。

まとめ
今回の話は決して文句やグチを言ってはいけない、ということを言っているのではありません。
誰しも時には不平不満を言いたくなったり、また言ってしまったりということはあります。
ただその頻度があまりにも多い人はいかがなものかと思うのです。
そして辞める辞める詐欺の人は知っておいてください。
それは最初の1回しか使えない技だということを。
そして辞める辞める詐欺をするくらいなら、いっそ辞めた方が自分のためです。
辞めたら路頭に迷うと言う人、その程度のスキルしかないのであれば文句やグチは言うべきではないです。
身のほどを知ってください。
あなたの病院の医事課でしか通用しないスキルしかないというのであれば、他者批判している場合ではないです。
もっと自分の所属する組織を良くしていくような発言や行動をしていかないといけません。
自分はそこにぶら下がりたいと思っているのに、その本体を攻撃するような行為は自分で自分を刺しているのと同じです。
もっと俯瞰しないといけません。
自分自身が見えていないのって一番しんどいことなのです。