今回は10月3日に開催された入院医療分科会より 地域包括ケア病棟・DPC制度見直し についてです。
ごまお
今日も見ていくで
目次
【2020診療報酬改定】第2ラウンドを見る【中医協ウォッチ⑪】
結論
DPC退出ルールは次期改定では設けられない見込みです。
地域包括ケア病棟・DPC制度見直し について
チェックポイント
・自院のポストアキュート患者を受け入れる病棟より急性増悪した在宅療養中等の患者・他院のポストアキュート患者を受け入れる病棟を評価する方向性がより強くなる
・DPCからの退出ルールは2020年度改定では設けられない見込み
◆自院の急性期病棟からのポストアキュート患者に偏り過ぎている病院が依然としてある。特に急性期の大病院に設置された地域包括ケア病棟にはその傾向が強い。
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◆DPCからの退出ルールは2022年度以降の診療報酬改定に向けた課題へ
ごまお
DPC退出ルールはなぜ必要?
対象病院
「診療密度が極めて低く」かつ「平均在院日数が著しく長い」ような病院
理由
DPC点数は該当症例に対する医療資源投入量の平均として計算されますが著しく診療密度が低い病院が参加すれば平均値が下がり、DPC点数も低く設定されることになります。
この場合適切な医療資源を投入している病院の評価が低くなることを意味します。
またその一方、医療資源投入量が少ない病院では点数と実際の資源投入量との差が純益になる為、他病院との間で不公平も生じかねません。
こうなるとDPC制度の信頼性を揺るがすことにもつながりかねないからです。
ごまお
退出ルールにまで結びつけるにはより精緻が必要とのこと
・それぞれの病院が自院と他病院とをベンチマークし改善をうながすために情報提供を行う
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