仕事から「逃げていいとき」と「だめなとき」の見極め方【即解決!】

働いていれば誰しも1度は「仕事辞めたいな」とか「この状況から逃げたいな」って思うことがあります。

僕も今までそんなことが何度もありました。

あなたにはそんな経験はありませんか?

中にはもしかしたら、今まさにそんな感情ですっていう人がいるかもしれませんね。

今回は仕事から「逃げていいとき」と「だめなとき」とはどういう場合なのかということについて話していきます。

今回の話を踏まえた上で、ぜひ柔軟な思考、正しい判断ができる社会人を目指しましょう。

「逃げていいとき」と「だめなとき」の境目がわかるようになりましょう。

仕事から「逃げていいとき」と「だめなとき」の見極め方【即解決!】

 

 

結論

 

・逃げていいとき → 自分の性質が仕事とズレていてつらいとき

 

・逃げてはいけないとき → 知識やスキル不足によってつらいとき

逃げるとは?

まずこの「逃げる」という言葉のニュアンスが、非常にネガティブな印象をみんなに与えているという事実があります。

それこそ僕たち世代は、仕事から逃げることは人生に負けること、決してやってはいけないという教え、刷り込みによって育ちました。

最初に入った職場でどんなことがあっても頑張り通せ、そんなマインドがまかり通っていた世代です。

しかし今や終身雇用神話はすでに崩壊しており、転職することは普通となりつつあります。

ですがそれはまだ一般企業での話であり医療事務業界には当てはまりません。

そして医療事務業界では、転職を繰り返している人は高く評価されません。

まだ1回や2回ぐらいならいいのですが、3回、4回となってくると能力を疑われます。

「この人はきつくなったら逃げる人」そんな判断をされかねません。

これは転職する人の方がまだまだマイノリティであるということと、逃げることは悪という先入観が強く影響しています。

その結果医療事務においてありがちなのが、つらいまま辞めることもできずに続けメンタルがもたなくなってしまう、という状況です。

そこまでつらいのであれば、辞めればいいのです。

あなたの人生は仕事がすべてじゃない。

耐えて耐えてメンタルが削れていってしまうぐらいなら、さっさと辞めちゃえばいいのです。

この場合それは自分を守る行為であり、決して逃げる行為ではない、ということはわかっておきましょう。

ここまでを前提として、次に具体的に逃げていいときと、逃げてはだめなときを解説します。

逃げていいとき

これは「自分の性質が仕事とズレていてつらいとき」です。

つまり、どんなに頑張っても自分の性質がその仕事とマッチしなくてつらいのなら、一旦逃げようってことです。

簡単にいえば、左利きの人が右利きの人しか働けない職場にいるようなものです。

そこで必死に右利きにしようとしても、それはすごく難しいことだしつらいことです。

それは自分の性質が、仕事とズレている状態なのです。

それでもなんとか右利きに変えられる人ならそれでいいのですが、中には絶対ムリっていう人もいます。

それはもう努力うんぬんの話ではないということです。

それならそこからは逃げて、左利きの人が働ける職場へ行くべきなのです。

たとえば、極度のコミュ障の人が医療事務の仕事をしようとすれば、それは地獄なわけです。

人と接するのが苦手なのに、仕事は人と接する業務の連続。

そこを「頑張って慣れろ」とか「できるようになれ」というのはごもっともなんですが、ちょっと視点がズレているのも確かなのです。

以前に書きましたHSPの場合なんかはまさにそうです。

【ガチ判定】HSPに医療事務の仕事は向いているのか?

自分の性質が仕事とズレている場合って確実にあります。

そもそも戦うステージを間違えて上がってきているのであれば、そのステージからは降りればいいのです。

自分を活かせるステージで戦うために、そこからは逃げていいのです。

いや逃げるべきなのです。

逃げてはだめなとき

対して逃げてはいけないときとは「知識やスキル不足によってつらいとき」です。

さきほどの自分の性質が仕事とズレている場合は、努力のコスパが著しく悪いです。

ですが知識やスキル不足の場合は、努力のコスパがとても良いです。

だから逃げてはいけないというか、逃げる必要がありません。

なぜなら、それは知識やスキルが高くなれば解決できる問題だからです。

ですが辞めていく人の多くが、この逃げる必要のない状況で逃げます。

それは先ほどの逃げていいときの場合であると完全に勘違いしている状態です。

頑張っても変えられないと。

努力するだけムダだと。

いやいや、知識やスキルは努力すれば身につけられるでしょ、やる気の問題でしょ、って思うのですが残念ながらそう考える人は少ないです。

結局挑戦すらしていないのに諦める人というのがすごく多いのです。

知識やスキル不足って別に恥ずかしいことではありません。

本当に恥ずかしいのは、その状態の自分でも別に構わないと思っていることです。

医療事務はどこまでいっても自分の知識やスキル不足って感じるものです。

僕もいまだに自分の知識不足にあせる毎日です。

でもだからこそ新しい情報を仕入れようとするし、学習しようとも思えるのです。

医療事務は覚え初めがとてもしんどいが、慣れればそれなりにやっていてもできる仕事と評されることがあります。

しかし医療事務の真骨頂とはその慣れたあとから始まります。

そこから継続して自己研鑽し学習できる人とできない人。

残念ながら継続して学習できる人は多くはありません。

大部分の人は仕事に慣れた自分を「できる人」と勘違いしています。

しかし自分の知識やスキルの不足に危機感を覚えない人は、できる人とは言いません。

知識やスキルの不足に直面したとき、それを乗り越えようと頑張れる人こそができる人です。

たとえ知識やスキル不足によってつらくても、それは逃げていい場面ではないのです。

まとめ

 

僕も昔は何事も逃げることは負けって思っていました。

ですが本当の負けとは戦略がないことです。

自分の性質が仕事とズレているのに、がむしゃらに頑張ることは戦略がない状態です。

それが本当の負けです。

大事なのは逃げる、逃げないということではなくて、自分のアタマでつねに考えるということ。

自分の特性を活かした仕事って何なのか、自分の強みが活きる場面ってどういうときなのか。

そこを考えずして「逃げていいとき」「逃げてはだめなとき」の判別なんてできません。

今のつらさの根本は何なのか、そこを突き詰めないと何も始まらないということです。

そのためには、自分のつらさを客観的にとらえられる眼が絶対必要です。

目の前の難局はもうどうやっても乗り越えようのない山なのか、それとも頑張ったら乗り越えられるのにただ自分にやる気がないだけなのか。

そこを冷静に客観視できる眼を僕たちは持つ必要があります。

仕事から「逃げていいとき」と「だめなとき」を見極められる自分をぜひ目指しましょう。

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