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あなたのレジリエンス度レベルはいくつ?逆境に強くなるための3つの方法

心理学の用語で「レジリエンス」ということばがあります。

ウィキペディアによると

社会的ディスアドバンテージや、己に不利な状況において、そういった状況に自身のライフタスクを対応させる個人の能力。「脆弱性(vulnerability)」の反対の概念であり自発的治癒力の意味である。「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される。

とあります。

私は「逆境回復力」と訳しています。

このレジリエンス=逆境回復力は人生のあらゆる場面で必要とされます。

この世は不確実性が増していて、もはやカオスの時代です。

今回のコロナはまさにその象徴であり、現時点では全世界が逆境に立たされているといっても過言ではありません。

それは医療機関においても同様で、この先の病院運営は非常に厳しいものといわざるをえません。

そしてそこで働いている私たちもその不確実性の増す、不安定な状況の中、日々過ごしており、いつ個人的な逆境が訪れてもおかしくない昨今です。

今回はそんな逆境においてもへこたれない、強くなるための3つの方法について述べていきます。

あなたのレジリエンス度レベルはいくつ?逆境に強くなるための3つの方法

結論

1.現実的楽観主義者になる

 

2.どんなことも「よかった」ことにする

 

3.一度どん底まで落ちる

逆境に強いか、弱いか?

皆さんご存じだとは思いますが「逆境」の意味を確認しておきます。

逆境とは「苦労が多く思うようにならない境遇」です。

たとえば、ある目標に向かって絶え間ない努力をしているのにも関わらず思わぬアクシデントにより苦労を強いられるような場合に逆境という表現を使います。

類語に「苦境」や「辛苦」といったことばがあります。

ここまでを前提として、「あなたは逆境に強いですか?弱いですか?」と質問されたらどう答えますか?

私はこう答えます。

「わからない」と。

これはどういう意味かといいますと、どのレベルが世間のいう逆境なのかがわからない、ということです。

つまり世間のいう逆境がたぶん私には普通なのです。

「そんなことを逆境と言うのですか?」という状態になると思うのです。

だから、「逆境に強いですか?弱いですか?」という質問にはわからないという答えになるのです。

極論すればどこまでいっても私には逆境が来ないのです。

「そんなハッタリかましてんじゃねえ」と怒られそうですが、ホントのことだからしようがありません。

なぜそうなのかはのちほど説明しますが、ここで言いたいことは逆境の定義は人それぞれだということです。

ですので逆境に強いか、弱いかという質問は実はあんまり意味がないのです。

あの人は逆境に強い、それに比べて私は・・・なんて思う必要はないのです。

レジリエンス度レベルはあくまで自己主観の絶対的評価です。

周りとの比較はできないのです。

ですので自分の中での逆境回復力の高め方ということだけに注意を向けておくべきなのです。

そしてその高め方を理解した上で行動に移していきましょう。

今回はその方法論として3つ紹介します。

現実的楽観主義者になる

現実的楽観主義者については以前に書きました。

現実的楽観主義者になろう!【ポジテイブVSネガティブVSキープ】

簡単にまとめると、現実的楽観主義者とは

成功をのぞみ、それにふさわしい努力をする人

をいいます。

これに対し

「ポジティブ・シンキングに励めば、自然と成功はやってくる」

 

「自分には都合の悪いこと、ネガティブなことは起こらない」

という思考の人は非現実的楽観主義者といいます。

「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」

このような人が現実的楽観主義者であり、高いレジリエンスを持った人だといえます。

なぜそうなるのか?

それは自分としっかり向き合える強さを持っているからです。

そのような人はどんな困難でも目を背けずにしっかり受け止めるマインドを持っています。

また、自分ではどうにもできないことは頑張っても仕方がないと思える割り切りも持っています。

このような人は現実を直視した上で自分ができる範囲のことにしっかり注力でき、悩んだってしようがないことをムダに考えません。

結果的に逆境を乗り越えられる力を持つことができているのです。

大事なことはすべてを楽観視してはいないということです。

楽観的に構想し、「楽観的」に計画し、楽観的に実行する。

これではただの楽天家です。

このような人は壁が来たときそこを乗り越えられない。

なぜなら楽観的に計画しているから。

要するに見通しが甘いからです。

ポイントは計画、見通しだけは悲観的に行うということです。

そうすることで周到な準備を行える。

そしてある程度のアクシデントはすべて想定内として対処できる。

つまり、あらかじめ逆境に対する心構えができているということです。

ですので目指すべきは現実的楽観主義者なのです。

どんなことも「よかった」ことにする

これも上記の楽観主義に通じるところです。

要するにどんなに最悪と思える状況でも、そこに意義を見出し「よかった」ことにしてしまうということです。

こうすることで逆境に対するとらえ方を変えることができます。

つまり自分の中の逆境ハードルを下げることができるのです。

ある意味このマインドセットは最強です。

だってこう考えると悪いことって存在しなくなりますから。

 

資格試験に落ちてしまった

中途半端な知識で合格してしまわなくてよかったね。

もう1年勉強できる時間が増えたんだから、今度こそしっかり身につけよう。

 

告白したらふられてしまった

付き合う前でよかったね。

今ショックでもあとに引きづらないから全然いい。

 

お金を盗まれた

お金で済んでよかったね。

 

上司にめっちゃ怒られた

気にしてもらえててよかったね。

怒られなくなったらヤバイよ。

 

病気になった

健康のありがたみがわかってよかったね。

 

ほら悪いことって何もないでしょ。

ものごとには良い面と悪い面があります。

わざわざ悪い面を気にして生きるより、全部良い面としてとらえた方がよっぽどトクです。

そういう考え方ができれば、逆境と思える場面はそれほど多くはないはずです。

一度どん底まで落ちる

これは厳密にいうと方法論ではないです。

結果論に近いです。

ですが私が思いつく限りの中でこの「一度どん底まで落ちる」という経験が最もレジリエンスが高まります。

最強の逆境回復力が身につきます。

前半部で「極論すればどこまでいっても私には逆境が来ない」と言いました。

その理由がこれなのです。

過去にこれ以上はないというどん底を経験してしまうと、もうそれ以降のできごとはそれと比較するとすべてイージーに見えるのです。

内容は省略しますが、私は大学時代に人生で一番の挫折を経験しました。

それはもう本当に人生で一番のです。

「もう人間やめたいな」というところまで行きました。

ですのですごく極端な言い方をすると、普通に生活できている、普通に働けているだけで私にとっては超ラッキーなのです。

もうそのときの苦しさを上回るできごとなんて出てこないのです。

そこを基準のラインとしているから、もうどこまでいっても私には逆境が来ないのです。

これは再現性がないので皆さんにはまったく参考にならないと思います。

でももし今人生のどん底にいるなと思っている人は、その見方を変えてほしいのです。

しょせんあと何十年かしたら私たちは死にます。

今この日本という国で野垂れ死ぬなんてことはまずありえない。

働いていなくても、働けなくても生きていける。

 

職場の人間関係で悩んでいる。

耐えられないぐらいつらいんだったら、辞めちゃえばって思います。

 

毎日愚痴りながらやりたくもない仕事を続けている。

ホントにイヤなら辞めちゃえばって思います。

 

「そんな無責任なことを。辞めたら食っていけないじゃん」っていう人。

食っていけます。

死にません。

 

明石家さんまさんの座右の銘と言える言葉に

生きてるだけで丸儲け

というのがあります。

ホントにそうだなって思います。

生きてるだけでラッキーって思えるかどうか。

そう思えれば逆境なんて来たところでもうなんともないのです。

まとめ

私は過去に医事課職員の連鎖的大量離職や終わらないモンスターペイシェントループ地獄など、一般的にみれば逆境と呼ばれそうな状況を何度も経験しています。

でも当時それを逆境と思ったことは一度もありません。

むしろ「キタコレ!」って思っていました。

よく「逆境に立たされる」といいますが立たされるのではなく「立ってやる」のです。

逆境はピンチなんかじゃない。

自分をもうワンステージ上のクラスへ引き上げるためのチャンスなんです。

私は過去の自分の個人的な経験により、普通の人よりもレジリエンスが少し高いのかもしれません。

でも大事なのはそこじゃなくて、マインドセットなのです。

つまり、目の前のできごとをどうどらえるかということです。

そしてそれは

できる前提か、できない前提か

もうそこだけです。

ちょっと頑張ればできることでも、できない前提の人からするとそれを逆境と呼ぶのでしょう。

私から見ればそんなしょうもない逆境が世間にはたくさんあります。

だから「それを逆境と呼ぶのですか?」と思ってしまうのです。

そもそもなんですが、逆境と思っている時点でもうダメなのです。

苦難を乗り越えていく人というのは、その現実に直面しているときには「ああ今自分は逆境に立たされている」なんて思わないです。

そんなこと思っているヒマなんかない。

目の前のやることに必死です。

あとから振り返ってみてそれが逆境だったのかなって思うことはあっても、リアルタイムで今逆境だなって思っているようではその状況を乗り越えていくことなんかできない。

そんなマインドセットでは状況打開は不可能です。

結局

「できると思えばできる」

そうでなければ始まらない。

そんなマインドセットを多くの医療事務員が持っている医事課ならば、もはや逆境なんて訪れないでしょう。

できると思えばできる【マインドセットの大切さ】

 

 

 

 

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