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「資格」と「資格ビジネス」は違います【医療事務資格のホンネ】

私は過去に何度も医療事務資格をdisってきたのですが、今回もまたそのあたりに関係する話です。

医療事務といえば資格というのが一種のイメージとして定着していますが、その前提が間違っているのではないか?

そもそも資格って何なんだろうってところを述べていきます。

ごまお

資格はホントに必要なのか?

「資格」と「資格ビジネス」は違います【医療事務資格のホンネ】

結論

資格取得の意味を自分に問いましょう。

医療事務と資格

以前にも書いていますが私のスタンスを示しておきます。

・医療事務〇〇やメディカル△△などのいわゆる医療事務資格はいらない

 

・診療報酬請求事務能力定試験もいらない

 

・診療情報管理士・医療情報技師・医療経営士・施設基準管理士などは取っておいた方がいい

 

・学士は取っておいた方がいい

詳しい理由はその記事をお読みください。

【現場の声です】医療事務の資格って必要なの?【医療事務資格は意味ない!?】医療事務員が持っていてホントにメリットがある資格とは?【実際は何が有用?】診療報酬請求事務能力認定試験の資格は必要か?【医事課長の答え】診療報酬請求事務能力認定試験は不要と言い切る大きな2つの理由

すごく端的に言うと、医療事務の仕事をするには資格は不要だからということです。

医師や看護師、薬剤師、診療放射線技師は業務独占資格です。

また理学療法士、作業療法士、管理栄養士などは名称独占資格です。

つまり無資格で業務を行ったり、無資格で名称を名乗ると処罰対象となります。

ですので資格取得が大前提です。

ですが医療事務にはそれがありません。

わざわざ取得する必要性がありません。

「いやさすがにまったくの素人では仕事できないし」

「資格取得を目標に知識を得て就職するんです」

という人もいるかもしれません。

ですがこれもまた違うのです。

以前にも書きましたが、私は資格は不要だが資格勉強は推奨としています。

そしてまた資格取得が目的で資格学習はその手段という図式は逆だと考えています。

つまり、資格取得のための学習、そのプロセスから得た知識や経験の取得が目的であるべきで、資格取得はそれを得るためのモチベの役割、そして結果的に手にいれた副次的なもの、というとらえ方をするべきではないかということです。

その点から見て医療事務資格はダメだと言っているのです。

はっきりいいますが、医療事務資格は何の役にも立ちません。

ですが資格取得のための学習には意味があるのです。

要は資格証、認定証という紙切れには一切の価値はなくてホントに大事なものは自分のマインドにあるということです。

これは間違ってほしくないのは精神論ではありません。

医療事務の現場で20年間やってきた経験から導き出した結論です。

必要なのは過去の学習結果なのではなく、今をアップデートしていくことなのです。

資格とは何ぞや

簡単にいえば資格を持っている人と資格を持っていない人を線引きしているのが資格です。

だったらその資格を持っている人には明確な価値が附随してしないといけないのです。

要は資格保持者とそうでない人との差です。

その差が明確にあればあるほどその資格には価値があるということになります。

たとえば、その資格がないとできない業務であるとか、資格自体がその人の能力証明になるとかです。

またあるいは、人数が制約されていてたやすくは取得できないとかもです。

それらの場合、資格取得者にはそれ相応の価値があり、他者との明確な線引きがされています。

本来資格とはそういうものなのです。

医療事務資格

上記と照らし合わせると医療事務資格が正反対なのがわかります。

・その資格がないと仕事ができない → ✖

 

・資格がその人の能力証明となる → ✖

 

・たやすく取得できない → ✖

医療事務で国家資格になるものはこの先もないはずです。

すべて民間資格のままです。

別に民間資格でもいいのです。

ちゃんとした資格ならば。

しかし、医療事務資格で明らかにダメだろうというところが2点あります。

・誰でも短期間で取得できる

 

・とったらそれっきり

つまりほとんどの人が働く前に頑張って取得するものの、働き出したらもう一切必要としない、それが医療事務資格なのです。

100歩譲って誰でも取得できるという点には目をつむりましょう。(さすがに全然勉強しない人では試験は合格できないので、誰でもは取得できないでしょうから。)

しかし継続学習を必要としない民間資格はダメでしょう。

その存在価値が薄まります。

たとえば医療情報技師は5年ごとに更新する必要があります。

そして更新手続きだけでなくその5年間に学会や研究会等に参加してポイントを貯める必要があります。

また医療経営士は3年ごとの更新が必要です。

このような更新制度は継続学習が求められ、とったっきりでは資格は剥奪されてしまいます。

こうすることで資格取得の本来の意味を問うているのでしょう。

その点では診療情報管理士も結構危ういです。

更新制度はありませんから。

自主的に学習する人とそうでない人との差はかなりある資格ではあります。

また診療報酬請求事務能力認定試験も同様です。

とったっきり資格というのは総じてなんちゃって資格になりやすいということは肝に銘じておかねばなりません。

医療事務は資格ビジネス

「医療事務資格を取って転職へ」

「一度資格を取得すればいつでもどこでも働けます」

「3ヶ月で資格取得」

など医療事務の広告はいまだによく目にします。

一時期はニチイ学館やユーキャンのCMも流れていました。

私たちから見ればすべて良いように見せかけたウソいつわりのイメージ戦略というのがわかりますが、一般の人からするとそう思わない人も多いです。

しかしこれは確実に企業の資格ビジネスにほかなりません。

前述したように、資格というものに本当に価値を見出そうとするのなら、線引きが必要です。

資格を取得することによる未取得者との差です。

だから価値を高めるには人数の制約や更新義務などが必要になるのです。

しかし医療事務資格にはそれがない。

むしろ大量に集客し大量に合格者を出します。

集客という言葉を使いましたがまさにお客さんなのです。

この手法は今も昔も変わりません。

そしてリテラシーの低い人たちがこのビジネスに絡め取られていくのです。

こういった企業の宣伝文句を鵜呑みにせず、しっかり自分で調べることが大切です。

まだ昔ならわかります。

ネットも何もなかったですから。

調べようにも調べられなかった。

でも今は違う。

何でもググればわかる時代です。

その時代においてまだ資格ビジネスに引っかかる人が後を絶たないというのはどうも解せないのです。

ですが当人たちにしてみれば、引っかかっているとも思っていないのでしょう。

しかしそれで働き出して泣きを見るのは自分です。

学校で聞いたことと全然違う、こんなこと先生は教えてくれなかった、そんなことはいくらでも出てきます。

その時に事前の想定内であるのと全くの新事実なのとでは、天地の差があります。

ダメージ具合が全然違うのです。

想定内の人ならいいんです。

そのまま頑張ればいいのです。

ですが想定外の人はダメです。

情報戦をしっかり戦っていれば情報ゼロなんてことは今のご時世ないのです。

かといってネットのどの情報を信じればいいの?っていう人もいるはずです。

私見ですが、基本的に企業が書いているポジティブ記事、個人が書いているネガティブ記事は信じない方がいいです。

企業がポジティブなことを書くのは集客のため、個人がネガティブなことを書くのは自分を正当化するためです。

つまり両者とも自分のための記事です。

そんな記事に信憑性はありません。

あとネットでは個人のネガティブ発言もよく目にします。

ブログとかツイッターとか。

しかしそれはホントに一部の人の発言です。

よく考えればわかることですが、医療事務の仕事は忙しいけど頑張っている人や充実して日々過ごしている人はわざわざネットに書き込みなんかしません。

そんなヒマありません。

書いているのは自分のことがかわいくて、ヒマな人たちです。

自分のことを正当化したくてたまらない人たちです。

その意見だけを読んで医療事務の世界があたかもそうであるかのように思ってしまう人もいるのですが、それは危険な見方です。

しかしどう思おうが個人の自由です。

ですので私の意見も一人の意見として聞き流してくださって結構です。

すべてをフラットに見た上でよく吟味して判断してください。

まとめ

前にも使ったフレーズを今回も使います。

「大事なのは学び続ける姿勢そのもの」

本来の学ぶ意味というのは仕事において、人生において役に立ってこそ真の意味あるものになります。

資格がある、ないなんて関係ない。

人生において学習し続けられるか?

その一点です。

だからこそ資格取得への姿勢には大きな意味があるのです。

【働きながら】資格勉強には大きな意味がある!

一日5分でも10分でもいい。

その学びがあなたを成長させてくれることは間違いありません。

ごまお

医療事務員にこそ継続した学びが必要

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